厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS アメリカ株が好調なわけ

<<   作成日時 : 2006/10/20 09:02   >>

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日経新聞などメディアにおいては、アメリカ株が史上最高値(ダウ30種)を更新している理由として主にマクロ要因を挙げることが多い。しかし今年前半まで株のポートフォリオを現地で担当していたものとしてはそれはあくまで2次要因であると思う。最大の要因はミクロである。さらに言えばミクロは短期的にはマクロとは切り離すことが可能である。つまりE(収益)の部分は多少作ることができるからである。株価がEの関数である以上、Eが十分に出せればよい。コストカットや海外アウトソースによってもEは上げられる。
さらには自社株買戻し、M&Aなどを使って企業の一株潜在価値をあげることができる。現金配当を増やして株主にこびることもできる。これらはマクロが悪いときほど起こりやすい(ほかに投資先がないなどの理由です)。
その結果所得や雇用が伸びず、個人消費などマクロ要因に抑制的な影響がでても、とりあえずは企業としてはアナリストなどからの評価が高くなる。そういった「数字が出せる」会社をどの会社も目指しているのであり、マクロが悪いときには悪いなりの結果を出す。投資家(株主)にとって一株収益が期待通りに得られきちんとした株主還元ができている会社は、長期的に安心して持てる会社となり、株価にいい影響が与えられるのである。

日米の新興市場のパフォーマンスの差もこうしたミクロ要因だろうと思う。一言で言えばナスダック構成企業と最近の日本の新規上場企業とにおける収益予測に対する責任の取り方がまったく異なっている。ミクシィは大幅上方修正で誰も文句言わないが、米国であれほど収益予測がぶれたらそれだけで責任問題だろう。

さらににこうしたマーケットにノイズとなって登場するのがインデックスベースの投資家、あるいはETFなどの投資家(つまり味噌もくそも一緒に投資するタイプ)ではないかと思う。これらの人々はマクロ要因で資産間のアロケーションを決めることが多いと思う。アロケーションがリターンのほとんどを決定するということ自体は正しいが、それをマクロ要因だけ見て行ってしかもベンチマークに自動的に投資していいかどうかというのは別次元の問題だろうと思う。

メディアがマクロ要因中心に取り上げて株式市場の好調さを説明しようとするのをみるにつけ、違和感を感じざるを得ない。景気減速懸念が根強いアメリカで株価が好調なのはやはり「経営者」の違いの集積というべきだろうと思う。

それにしても肥溜めの中でダイヤを拾うに等しいような作業をされているようなそんな気もする昨今の日本の新興市場の惨状・・・
画像
東証マザーズ。

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