厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 銀行のサービスについて

<<   作成日時 : 2006/10/23 12:28   >>

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私は毎朝8時ごろにオフィスに出て7時ごろ退社しているが、日本の多くの銀行のATMでは入金受付は8時45分スタート午後6時までみたいなところが多い。私はATMはそもそも無人店舗や完全な時間外でこそ威力を発揮すると思うので、店舗内に通常の営業時間に多少上乗せした程度の時間帯だけのATMをおくのはなんだか馬鹿にされているような気になる。お昼休みに行けばいいのだけれど、行列ができてたりしてこれも非効率。
もうひとつは制度の根幹にかかわるのだけれど、印鑑がなければ何も進まない制度もどうかと思う。たとえばクレジットカード代金の銀行引き落とし口座の変更その他手続き関係も、アメリカではインターネットで簡単にできるが、日本だとわざわざ用紙を印刷して記入しそれをカード会社経由で銀行に提出して手続きすることになる。

大体において決済という点では相当不便なのです。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
どうもこんにちは

ATMでは現金とかジャーナルといった「現物」を「販売」しているわけですから、稼働時間やサービス提供時間が制限されるのは仕方がありません。ATMそのものも、現金やジャーナルの補充だけでなく、現金・通帳ジャム(詰まり)対応には有人対応が必要です。人員をアラートさせておくのはコストがかかります

そういうわけで、特別出張所(店舗外ATM)では現金引出のみの時間帯が多く、続いて店舗内ATM、そしてコンビニATMがほぼ24時間入出金対応という形になります。コンビニATMは共同ATMな上に、通帳の取扱はしませんし、現金補充など有人対応は警備会社にアウトソースなので24時間対応が可能なワケです
von_yosukeyan
2006/10/23 16:05
あと、理由としてもうひとつ勘定系の稼働時間の関係があります。通常勘定系はコア時間(午前9時〜午後3時)までの時間帯に為替の取扱を行っており、少なくとも当座や全銀はこの時間しか使えません。普通預金はもっと長いですが、銀行のシステムはオンラインではない時間帯にはバッチ処理(租税計算、会計処理、振替元データ処理)を行っているのでどうしても、停止時間が発生します。都銀も昔は、昼間はオンライン、夜間はバッチ処理を行っていた(地銀の大半は今も)のですが、今は正副二系統のシステムを用意して、二つのシステムを交替させてオンラインとバッチを相互に処理する体制になっています。システム面では非常に負担が大きいので、夜間に提供するサービスを削っているというのが現状です

海外の銀行では、24時間ATMといっても、入金処理はリアルタイムではできない(封筒に現金や小切手を入れて後日処理)し、出金処理そのものも夜間の引出はリアルタイム反映ではなく、翌日朝反映とかなり割り切ったサービスになっているので、大分違いますね
von_yosukeyan
2006/10/23 16:05
von_yosukeyanさん、どうもコメントありがとうございました。銀行関係の方とお見受けしますが事情について勉強になりました。
ただ、やはり利用者としてはATMの時間外手数料とか入金の制約とかあることが釈然としません。現金であっても夜間金庫のようなものは機能しているわけで、同じようなことをATMでもやってくれるだけで私のような人間が結構救われると思います。

厭債害債
2006/10/23 23:30
アメリカの経験では地銀など(たとえばコマースバンコープやノースフォークなど)では基本的に口座維持手数料のかからない口座であっても24時間手数料なしでお金を下ろせるし翌日以降処理でもお金も入金できる。
おそらくこの違いは金利水準というところにありそうです。つまり金利の絶対水準が高ければフィーのちょっとした部分は簡単に捻出できそうな気がする。ただ、その金利水準が日本でなぜまだ低いかというところでは銀行間の過当競争、さらに言えば銀行の数が多すぎるというところではないかと思っています。あとは日本の場合消費者が銀行側のミスに対して厳しすぎるのかも。多少のミスを許容することでコストも抑えられ利便性はもっと高まるのだと思うのですがね
厭債害債
2006/10/23 23:31
夜間金庫というのは、米国の銀行におけるATMの入金処理の業務フローに似たようなところがありますが、かなりの契約料と利用毎の手数料を徴収されます。現物が絡む分野なので、最近では銀行も手数料の値上げや業務自体の縮小の傾向にある不採算部門です

コマースは、わが国では(シンクタンクや学術系では)しばしば絶賛されるNJ起源のリージョナルバンクで、小売チェーンの店舗展開を模範として(そもそもオーナー自体がファーストフードのチェーンを保有)、いわゆる不採算顧客や不採算地域でも積極的に出店構成をかけている銀行ですが、反面預金金利を押さえ、日曜営業や、テラーに顧客全員の名前と顔を覚えさせるという徹底的な顧客指向を取り、運用面では非常に保守的なリテール営業に特化した銀行です。一方で、ノースフォークは今年、消費者金融大手のキャピタルワンに買収されましたが、ビジネスモデルの中核はスモールビジネスローンです
von_yosukeyan
2006/10/24 03:36
東海岸で似たようなビジネスモデルを取っている銀行としては、ロングアイランド地盤のシチズンなどがあります。共に、既存の大手銀行やスーパーリージョナル・バンクとは異なり、既存銀行では不採算顧客として切り捨てられてきたセグメントを、積極的に収益源に変えているところです。一般的な米銀では、チェースやシティのように、ミニアム・バランス・フィーを徴収して儲かるセグメントだけを相手にしています。どちらの収益モデルを取るにしても、明確にターゲットとする顧客を絞っている点が挙げられます

金利の面での優位性もありますが、外銀に共通するのは人件費の安さです。シティのテラーでも、年棒2万ドル以下の収入で働くテラーが多いです。これが、日本よりシステム化が遅れている(一方でアウトソーシングや分業化・集中化は高度に発達)バックオフィスでは、移民系の安価な労働力を使って、人海戦術で業務処理を行っているのが現状です。人的集約的で、ITシステムに過度に依存した日本の銀行業務とは別世界です
von_yosukeyan
2006/10/24 03:37
供給面で言うと、米銀の絶対数は84年以降急激に減少し、現在は8000行を切る水準ですが、わが国と比較して非常に多いのが特徴です。一方で、支店数では逆に84年以降2万支店から、現在の8万支店と4倍に増えており、供給力が問題ではないのではないかと思います。米国では、ベンチャー感覚で銀行を設立するというのが非常に多いので、多産・多死の環境にあるといえますが、わが国の場合だと少産少死と全く逆です

また、米銀そのものは金融市場全体に占める割合というのは、それほど大きくないわけで、わが国のように産業銀行的なモデルというよりも、スモールビジネスやリテール業務が主要な収益源であるように思います。証券化を中心とする、資産流動化も進んでいるので、銀行がリスクもリターンもコストも丸抱えしているわけではなく、得意とする収益モデルの中で、窓口チャネルや仲介者の一つとして機能しているという意味で、同じ銀行でも日米では大きな差異があると思います。サービスの多様性がある分だけ、米銀が全般的に優れているような印象を受けるのは仕方がないことだとは思いますが…。
von_yosukeyan
2006/10/24 03:45
もちろん、金融機関の絶対数がサービスの多様性を左右するとまでは思いません。少数の金融機関が、金融市場において圧倒的な地位を保持している市場環境でも、消費者に対して積極的なアプローチを行っている国はたくさんあります。わが国の場合、大きな問題なのは市場規制の煩雑さと不透明さにあると思います

特に、金融規制に関しては、行政による強力な執行力が認められる一方で、法令の明確性や規制の妥当性という点では非常に弱い点があると思います。わが国の銀行業務は、会計と法令対応でがんじがらめになって、身動きの取れない状態に近く、銀行そのものも一度定めた業務フローをなかなか変えようとはしません。結果的に、ネット時代なのに、ハンコを持って支店に書類を書きに行かなければならない業務が大量にありますし、ITシステムに代表される間接部門の肥大化を招くわけです
von_yosukeyan
2006/10/24 04:00
言い換えると、資産規模1000億円の信用金庫でも、資産規模100兆円のメガバンクでも、金融機関を運営する上のコストや収益モデルは対して差がつきにくいわけです。そうなると、規模を大きくした方が単純に収益率が上昇するわけで、サービスや収益モデルの多様化という方向には向かいにくいのではないかと思います

米銀は、消費者のミニアムアクセスという点では問題はあると思いますが、多様性でカバーしている面が大きいと思います(ノースフォークのような特異なモデルを取るリージョナルバンクとは別に、クレジットユニオンのようなコミュニティバンクを指向した共同組織層も大きく発達)。一方で、邦銀はミニアムアクセスは提供しますが、多様性は制限された状態にあるのではないかと思います。そもそも、規制当局である行政体が、政府系金融機関や郵貯、年金運用などで「利益相反」な状態にあるわけですから、適切な規制と多様性の確保という面では少し絶望的な感じすらします
von_yosukeyan
2006/10/24 04:12
von_yosukeyanさん、重ねて丁寧なコメントありがとうございます。私の思い込みによる部分もありそれを訂正しなければ、と思っていただいたのだと思います(激汗)。
多様性とミニマムアクセス、というのはひとつのキーワードだと思いました。これからは日本でも多少は変化が見られるのだろうかと少し期待していますが、規制の現状が変わらないのであれば(特に最近逆に金融庁が余計細かくなってきたようですし)あまり期待してはいけないのかもしれません。
厭債害債
2006/10/24 06:42
ノースフォークについては以前仕事でポートフォリオを調べたことがあり(といっても4年ほど前でしたが)景気の状況も反映してか、当時有価証券(特にMBS)の比率が激増していてふうん、と思った記憶があります。ほかの大手がそれほどポートフォリオをいじっていない中だったので、収益源についても結構フレクシブルに対応していたということですが、融資が出ないときには出ないなりのやり方がアメリカでは取れるというのも結構強みかもしれないと思いました。もっとも大きな証券化の流れというもの方の影響が大きかったのかもしれませんが。
厭債害債
2006/10/24 06:48

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