厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 日銀政策決定会合を前に思うこと

<<   作成日時 : 2006/12/11 23:20   >>

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巷では利上げするかしないか、それが是か非かという議論で持ちきりだ。もちろん重要なことだし、個人的にもこの状況での利上げは相当な覚悟をもってやらなければできないだろう思うし、十分なデータの裏づけなどまだないというしかない。

ただ、いくら過去に「失敗」ともいえる金融政策があったとしても、現実に過去数年間量的緩和という世界的にもまれに見る緩和策をとっているにもかかわらず、景気が回復せず物価も上がらないというデフレ状態から脱却できていないのはなぜか?という議論があまりなされていない。もちろん日銀が緩和不足であったという議論は昔からあったが、それにしてもゼロ金利だけではなく量的緩和までやってきたという事実はある。そもそもこれほど「異常な」金融政策を採らざるを得なかったファンダメンタルズを作り出してしまったのは一体誰の責任か?ということが実は議論されていないのではないか?

そもそも名目成長率が伸びないのは大いに人口動態の問題が影響している。この点80年代に明らかに将来を見誤って年金設計をきちんと行わなかった厚生省には大きな責任がある。同様に人口減少が有能な労働力の不足を当然にもたらすことを考えなかった労働省、金融行政を誤って不良金融機関の存命を最初は図ろうとした大蔵省、学校教育の現場でゆとり教育を導入し、能力低下を招いた文部科学省、そういった役所に加え、なによりも、議員たち、政府が常に後手に回って90年代にまっとうな施策を行えなかったことが大きいと思う。

日銀が強引に利上げに突き進むことについては反対だし、過去の失敗(緩和不足、逆噴射)も一因であろうが、そもそも、こういうファンダメンタルズをもたらしたのは決して日銀の責任だけではない。ところが最近の議論はその辺の責めをすべて日銀にかぶせようとしているようにも見える。これでひそかに喜ぶのは政治家と一部の官僚だろう。

この点、2000年以降の金融政策の効果についてだれかがきちんとした研究をしていただきたいと願う。

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再利上げへの意欲
この原曲は、「関白宣言」の女性版アレンジと理解してよいのではないかと思ってます。なのでこれも替えておきましょう♪ ***♪金利政策と景気♪ ...続きを見る
歌は世につれ世は歌につれ・・・みたいな。
2006/12/12 00:02

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