厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 農水省の思い上がり

<<   作成日時 : 2006/12/10 18:16   >>

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これはちょっとひどいよねぇ

「正しい和食」認証制度に米メディア猛反発
 【ニューヨーク=長戸雅子】日本の農水省が世界にある和食レストランを「正しい和食」と認証する新制度の導入を検討していることに、和食ブームが続く米国のメディアが次々に反応している。ワシントン・ポスト紙が「国粋主義の復活」と報じれば、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は「日本がスシ・ポリスを派遣する」と揶揄(やゆ)、巻き寿司の「カリフォルニア・ロール」発祥の地ではロサンゼルス・タイムズ紙が「論争の火種になる恐れがある」などと警告し、さながら“日米食文化摩擦”の様相だ。

 農水省は認証制度の検討について「食材や調理法が本来の日本食とかけ離れた料理を提供している日本食レストランが増えているため」と説明。 現在全米に「日本食」を掲げるレストランは9000店あり、10年間で2.5倍に増加。このうち日本人、日系人がオーナーの店は10%以下に過ぎず、経営者の多くが中国、韓国などアジア系の移民という。 

 和食激戦地のニューヨーク市マンハッタン・ミッドタウンにある小さな和食店もそのひとつ。オーナーをはじめスタッフは全員中国人で、顧客の9割以上は米国人という。

 スタッフの一人は「日本政府の好みに味を合わせても意味はない。レストランは地元産業。地元の人が好む味に合わせ、創作するのは当然」と認証制度の意義に首をかしげる。

 米最大の和食のメッカであるカリフォルニア州では、ロサンゼルス・タイムズ紙が伝統的な和食でない「カリフォルニア・ロール」などを挙げながら米国人が好む和食と農水省の判断に違いが生じる可能性を指摘。「米政府がアフリカや香港や韓国でアメリカ料理の認証をやろうとするだろうか」という韓国系米国人の和食店オーナーの声を紹介している。
(産経新聞ウェッブ版)
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/shoku/061210/shk061210000.htm

なぜひどいかというと(って改めて解説するまでもないのだけれど)
・日本国外で自分たちの価値観を押し付けようとする思い上がり。
・味覚というのは個人が美味しいものを美味しいと思って食べれば良いだけの話であって、「正しい」「間違い」という次元の問題でないという事への勘違い。和食(Japanese Restaurant)と標榜していても、日本ならいざ知らずアメリカでどんなもの出していてもそれが受け入れられているのであれば、それはなんら問題とすべきではない。
・これをいえるのであれば、日本の中華料理はどうか?多分本国とは相当違うものが提供されている(日本人が経営している小さな中華料理店などはそうだろう)。中国が認証制度を始めたら黙って受け入れるのか?
・なによりも、日本の農業すらまともに育成できないのに、他国のレストラン事情に口を挟むのは100年早い。やるべき仕事をちゃんとやってからこういうことを言って欲しい。

私個人としては、たしかにアメリカのJapanese Restaurantなるものに対する様々な意見があるし、地方に行けば山盛りのおそばに垂直にお箸を付きたてた盛り付けの料理が出てきて腰を抜かした事もあるし、有名な映画俳優の経営する世界的チェーン店が和食というカテゴリーを完全に逸脱して私の口には決して合わないわりに、予約は「いちげんさんおことわり」みたいなタカビーな態度でめっちゃ頭にきてたり、とかいろいろ言いたい事がある。そしてまあ料理の水準全体が決して高いとも思わないのも事実。しかし飾りつけと名声だけでべらぼうに高い値段をとる日本のフレンチ・イタリアンなどに比べてはるかに良心的な値段設定でそこそこのものを最近は提供するようになっている。日本では美味しい料理は低価格でも手に入るがアメリカでは中価格帯に集中しているし、日本で言う高価格帯(料理だけで一人1万円超)のレストランはかなり少ない。
話が横にそれたが、レストランというのは客がお金を払って自分の舌と目で評価を下し、それが自然に流行となる。料理が不味くても「○ブ」のようにセレブの集まる場所としての価値があればそれはそれで良いのだろうと思う。仮に「日本食」と銘打っていようがいまいが、そのことゆえに日本の管轄権が及ぶというのは大間違いだ。すくなくとも役人の出る幕ではない。

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