厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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<<   作成日時 : 2007/02/22 06:56   >>

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000010-jij-int
英国のヘンリー王子が兵士としてイラクに派遣されるようで。

実際警護の問題とかあるでしょうが、そのうち日本も憲法改正されて正式に軍隊を持つようになれば皇室(そのとき残っていればですが)の直系男子の方々にはぜひ同じことをしてもらいたいと思っています。フォークランド戦争のアンドルー王子参加のときも、英国内では皇室への尊敬の念がいっそう高まりました。こういう行動が差別を合理化、正統化するのです。

余談ですが、先日TVで昨年のイギリスのBBCプロムス最終日の録画が放送されていました。イギリスにいたころ行きたくてチケットが取れなかったイベントのひとつですが、われわれのような「ちょっとだけ駐在組」が参加する幕ではない、というのが正直なところでしょう。(プロムスについてはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/BBC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%82%B9)超ナショナリズムの塊のようなこのイベントの第二部の曲は「ルールブリタニア」(軍歌)でありエルガーの威風堂々1番であり、そして「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」(国歌=女王をたたえる歌)で、フロアには国旗を振り回す人が満ち溢れるといった具合。(当然のことながらユニオンジャックとイングランド国旗が多いですが、今年はドイツ国旗も見えました。なぜだ?)
数年前からベルファスト(北アイルランド)、グラズゴー(スコットランド)、マンチェスター(北イングランド)、スウォンジー(ウェールズ)でもパークを使って別働部隊によるシンクロナイズされたプロムスが行われていて、いろいろ気を使っているんだなぁと改めて感じます。

要するに「支配する」ということは気を使うことでもある、ということですね。

そして、いよいよイギリスはイラク撤退ですか?この辺の巧妙さ(自分たちが矢面に立って批判されない)もさすがです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000141-mai-int

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内 容 ニックネーム/日時
例えば中世の〜年戦争などでは、貴族が最前線に立つことが義務であり、そのため貴族の戦死率が非常に高かったと聞きます。このノブレスオブリュージュゆえに、庶民は貴族の特権的地位を認めていたのですね。特権を維持するためには、自身の犠牲も必要ということでしょう。
しかし現実問題としては、ヘンリー王子に赴任してこられる側の部隊は大迷惑でしょうな。陸士卒で、少尉サンかなんかで赴任するのでしょうが、危ないところへは行かせられないし。本部付きなど危険の少ない部署が精々かなと。もっとも、王子自身「自分をイラクに行かせないなら、軍を辞める!」と仰ったほど骨のある方のようで、彼を最前線に立たせるような羽目にならぬよう、早めに撤退を決めたのかも。
Rover
2007/02/23 17:13
Roverさん、毎度ありがとうございます。人命は重いですが、命を懸ける姿勢を見せる機会があるというのは、彼らにしてみればクリアしなければならない関門のようなものかもしれませんね。
厭債害債
2007/02/25 00:15
国家=国民=領土という概念が成立したのは、早くてもナポレオン戦争以降のことですから(日本の場合は明治維新以降)、安全保障の代替として支配を受け入れるという考え方は近世以降の考え方なのではないかと思います

近世以降の世界においては、軍隊に近代的な階位や命令系統を維持するために、プロの軍人としての将校が現われますが、将校が特別な存在であった最大の理由は教育コストがかかることです。現実的に、一人前の将校を育てるために必要な教育を施すには、ある程度の経済力を持った階級に限定されるわけで、イギリスでも20C初頭(少なくとも第一次世界大戦)までは、将校になりえるのはブルジョワ階級である必要がありました
von_yosukeyan
2007/02/26 05:20
階級という言葉はヘーゲル的で、あまり好きではないのですが、実のところ現在の英国や米国の政治制度は階級を前提とした痕跡が多く残っています。ブレア改革で大分変わりましたが、イギリス議会の貴族院(庶民院とは対等ではない)は貴族である必要がありますし、米国の大統領選挙における代議員制度も、元々は古代ローマを模範としたノブレス・オブリージュを前提としたものです

20C以降(第一次世界大戦後?)の民主化は、こういった「特権・階級が負う社会的責任」の否定というか、克服にあると思うのですが、それは中世以来のノブレス・オブリージュという考え方が、支配者層による一方通行なモノであったからではないかと思います。階級が流動化した現在、政治家に求められるのは、教養や見識や視野であって、軍隊の経験というのは、それを広げるものであれば足りるわけで、王族にそれが必要かといわれると、儀礼的に過ぎないのではないかなぁと思ったりします
von_yosukeyan
2007/02/26 05:43
von_yosukeyanさま、いつも丁寧なコメントありがとうございます。お恥ずかしながらそこまで考えて書いたのではなく、あの、その(しどろ、もどろ・・・激汗)。
で、最後のところだけ、ちょっと私もコメントさせていただくならば、必要かどうかはともかく、やはり尊敬を勝ち得るひとつの方法ではあるかな、と思っています。
厭債害債
2007/02/28 01:28

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