厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 本当に外国人でしたか?

<<   作成日時 : 2007/06/16 16:31   >>

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今日は連続でエントリーをうちつづけてしまっているが、どうしても書いておきたいことがあるのでお付き合い願いたい。

木曜日の夕方銀座の宝石店に強盗が入り、2億円相当のティアラなどが盗まれるという事件があった。金曜日の朝のNHKラジオのニュースでこれをやっていたのだが、そのとき耳を疑った。
「外国人と見られる二人組みの男」に襲われたというのである。
たしかに断定はしていないし、おそらく肌の色が黄色くなかったり、日本語をしゃべってなかったりというような点から見た人がそう思い、警察も報道もそういう観点で記録したのだろう。

しかし、「外国人」という言葉は明らかに「国籍」による分類になる。犯人が特定されていない状況で、外見や言葉だけから「外国人」というのは明らかに間違いである。そして・・・とみられるといえるほど蓋然性の高いものか、という点でも、現在の東京における状況は8組に1組が国際結婚といわれるぐらいであるから、顔つきがアジア系でなくても親の片方が日本人である確率もかなり高い。1985年の国籍法改正で父系血統主義からの転換が図られており、父親が外国人である場合でも日本国籍を持っている可能性もあるし、国籍は帰化によっても取得できる。国籍は外見ではわからない。

百歩譲って犯罪捜査に市民の協力を得るため報道をわかりやすくする趣旨だとしても、外国人というだけでは情報量はほとんどない。

要するにこういう表現は有害無益なのであって、何か特徴を現したければ、もっと正確に伝える(肌の色の●い身長いくらぐらいの日本語以外の言葉をしゃべる男性(本当は性別もアレなんですが、まあこちらは変装してもばれやすいからまあ許せる)とか。

良く考えると、この問題はいまだに「外国人」という枠組みで犯罪を考えるのが日本の実態だということを示している。確かに統計として外国人の犯罪は増えてきているとしても、それは良い悪いというレベルを超えて日本が国際化する際の産みの苦しみともいえなくない。そもそも、そんな高価なものを置く宝石店が、有事に体を張って対抗するいかついバウンサー(用心棒)の一人も置いてないということ自体、日本という国がとても稀な状況に置かれているという事実を示しているわけだ。

もちろん、こういう治安のいい状況を守るため「外国人」を厳しく取り締まり、「外国人」(実は色の濃いアジア系と中国人と南米系)をみたらテキと思うような心情を高めていくという鎖国的アプローチもひとつの選択肢だとおもうが、いまの経済が対外的に大きく依存している状況でそれは非現実的だ。奇麗事ではなく、質の良い異文化からの住人をたくさん受け入れつつ、日本の文化なり財産をきちんと守っていく、という姿勢が求められる。そのためには「外国人」というくくり方ではなく、それぞれの人種、民族などに応じた冷静な分析をしていく必要があるだろう。

丸腰で平和に安住して、ことが起こってから「ガイジン」がやった、と泣いても手遅れなのである。

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