厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS JALの社内預金

<<   作成日時 : 2007/06/20 00:56   >>

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http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/19/k20070619000010.html
どうにも理解できません。

1.ぐっちーさんのところでも取り上げられていますが、そこでのコメントにあるように、金額など焼け石に水です。もし効果があるとすれば全従業員強制拠出で危機意識を高めるという方法しかない。そこまでする気がどうもなさそうに思います。

2.法律上社内預金は最低0.5%の金利をつけることになっています。一見JALのリスクを負ってこの金利で預金する勇猛果敢な従業員というふうに見えますが、実は「賃金の支払の確保等に関する法律」というのがあって、会社側は年度末残高に対して銀行保証など一定の保全措置をとることが義務付けられています。しかも、会社更生になった場合はさすがに先取特権ほどの強い権利はありませんが「共益債権」として比較的高い優先順位の弁済を受けられます。したがって従業員のリスクはそれほど大きくありません。いまの預金金利を考えるとJALの従業員がこれほどまでの利息を取る理由はないのでは?と思います。

3.そもそも論ですが、やはり実質破綻企業にしては高いお給料を何とかしてからではないかと。預金を予定している分だけお給料をカットしたほうが世間の納得も得られるしメリットは大きいと思いますよ。なのにこういう報道がでると、なにか世間を馬鹿にしているのではないかと思うしかないのです。JALのかたがたがいかにいまだに世間から乖離しているかについては客室乗務員組合のあるJALの方の投稿が参考になるでしょう。以下引用

「ハンドルネーム とくめい

私もJALJのCAです。
本当に会社の雰囲気が悪くて、嫌になります。

MGR&リーダーが目標として「中耳炎ゼロ、労災ゼロ、当日休ゼロ」を掲げると言っていましたが、これって圧迫ですよね・・・?フライトを切るのは、病気が理由なら仕方ないと思います。そのためにスタンバイもいるのだし。これじゃ本当に病気になったり中耳炎になっても言いづらいです。体調不良で飛ぶなんて問題なのに・・・。

本当に変な会社になってしまいました。
できるだけギリギリに出社して、終わったらさっさと帰るようにしています。」


お仕事大変だとは思いますが、労災ゼロ、当日休ゼロは当然の目標だと思いますけれどどこが圧迫なんでしょうか?そのあげくが「ぎりぎりに出社して終わったらさっさと帰る」ですか、ああそうですか。いやなら辞めればいいのに。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
JALはほぼ破綻しているのに言い出せない夕張市みたいなところがありますね。しかし,それにしても給料が高すぎ。身の丈経営という言葉はこの会社にはない。(いまだに公共企業体のつもり???)
EURO SELLER
2007/06/20 07:00
EURO SELLERさんありがとうございます。実際色々な行動様式や意識が公共企業そのものです。保安の確保とか良い意味でもそうですが、労働時間管理とか、完全に公務員の感覚ですね。別のところで整備かたの労働時間がアウトソースによって増えることを批判されていた組合員の方がいました。で、増えた後の労働時間は、年間220日計算(土日、祝日(12日)、年末年始(3日)、夏季(5日)、有給(20日)を除いた数字)で1時間8.5時間なんですが、倒産寸前の企業でフルに年休取るということもないだろうと普通の人は考えますのでそれを除くと240日。そうすると一日あたり8時間を切る。それでも文句が出る。まあそういう感覚ですね。
厭債害債
2007/06/20 12:43
ある新聞報道によると、集めた社内預金は社債の償還に当てるらしいのですが、素朴な疑問としてそういう使い方をしていいのかなあ、と思いました。銀行保証取れないような…。筋論としては、ご指摘のように賃下げの受け入れでありましょう。
本石町日記
2007/06/20 20:52
本石町日記さん、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、保全措置をどうするのか、そのコストは結局高くつくのではないか?という疑問はありますね。あくまで従業員の意識にうったえる施策と善意に理解していますが。
厭債害債
2007/06/21 07:15
報道を読むと、提案したのは最大労組以外の7労組だそうですね。いつも会社とは対決姿勢をあらわにしているところですから、結局は給与削減に対する牽制でしかないのではないでしょうか。「その前に給料減らせ」には全面的に賛成です。
Eco
2007/06/21 11:05
Ecoさんコメントありがとうございます。組合提案というところには私も同じような気持ちを抱きました。エントリーでも書いたように決して従業員にとってマイナスでもないんですよね。
従業員にすべての責任をおっかぶせる気にはなりませんが、自分の働いている会社の状況を考えていろいろ努力していただきたいと。国費をぶちこむような事態は避けてほしいと。切に願うしだいです。
厭債害債
2007/06/21 18:06

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