厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 信念の人、プール氏(セントルイス連銀総裁)(追記あり)

<<   作成日時 : 2007/08/20 13:34   >>

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かねてから、最近のクレジットクランチについて「懲罰的」なコメントの目立っていた同氏ですが、やってくれますね。
金曜日の米国公定歩合引き下げを受けて今朝ほど各地区連銀の状況を何気に見てみたら、なんとセントルイスだけまだ公定歩合が高いまま変わっていないのです。(もちろん皆さんがご覧になるころにはすでに変わっている可能性が高いです念のため)。

よくよく金曜日のステートメントを見たら、本来今年のFOMC投票メンバーであるプール氏の名前がなく、同じグループのホーニグ(Hoenig)氏(カンザスシティ連銀総裁)の名前がありました。ルール上はあるフローティングメンバーが参加できないときは翌年メンバーになる予定の別の連銀総裁が投票することになっており、その規定に従ったものと思われます。
ところでプール氏の不参加の理由ですが、別のところで食事会?の予定がありそれを欠席することがFOMC緊急会合という余計な思惑を招いてしまうことを恐れて欠席せず、FOMCに不参加ということにしたという話になっています。しかしながら、今回の緊急FOMCは電話会合であり、特に物理的に食事会を欠席しなくても何とかなったのではないかという気がします。
おそらくご本人としては参加してしまうとどうしても自分の主義主張から反対票を入れざるを得ないと考えたものの、この段階でFedの内部の意見不一致を見せることがマーケットにマイナスの影響を与えることを恐れて敢えて不参加とした、と見ているのですがどうでしょう。あくまで想像ですけれど。そしてそのかわり、自分ところのレートの表示をぎりぎりまで下げないという形で抵抗を示す(まあこれはいずれ下がるんでしょう)ことにしたのでしょうか。

おそらくメンバーの中で最年長のプール氏の、老いの一徹信念の行動ではないかと思われます。参りました。

(追記)やはり本日8月20日の米国時間ではレートが変わってました。ただ、変更日はほかの連銀が17日でセントルイスが20日。単なる記録の遅れではないということですね)
(追記2)コメント欄で「通りがかり」さんが指摘してくださったように、変更日の違いはそれなりのルールによるもののようです。ご指摘ありがとうございました。

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コメント(6件)

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>おそらくご本人としては参加してしまうとどうしても自分の主義主張から反対票を入れざるを得ないと考えたものの、この段階でFedの内部の意見不一致を見せることがマーケットにマイナスの影響を与えることを恐れて敢えて不参加とした、と見ているのですがどうでしょう。

うーーん,深い読みですな。そう思えてきました。
EURO SELLER
2007/08/20 20:07
EURO SELLERさん、コメントありがとうございます。あくまでも想像ですのであまり深く考えないでくださいね(汗)。しかしながら、私の仮定が正しければ、「平成の鬼平」ならぬ「21世紀のジョンウェイン」といったところでしょうかね。
厭債害債
2007/08/21 00:00
個人的には、プールさんの気持ちは買いたいですが(苦笑)。ただ、マーケットに感情はないので、懲罰的な気持ちは得てして空回りし、自らに跳ね返ってくるリスクはあります。欠席理由は表面上は憶測を回避するためでしょうが、もしかしたら害債さんの読みが正しいかも。
本石町日記
2007/08/21 01:16
本石町日記さん、どうもです。この状況ではおっしゃるような「空回り」は大変危険ですが、そのことをきちんとプール氏がきちんとわかっておられるならばこれはたいした老人力(失礼)。ま、いずれにしても想像の域を出ませんが、少なくとも票が割れていたらいろいろややこしかっただろうとは思います。
厭債害債
2007/08/21 06:45
東短リサーチ・加藤さんのレポートでもこの点が触れられていましたが、セントルイス連銀だけ遅れたのは法律上の(技術的な)制約によるもののようですね。
通りすがり
2007/08/21 12:42
通りすがりさん、ご指摘ありがとうございました。本文に追記させていただきました。
厭債害債
2007/08/21 17:32

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