厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS アメリカは本当に大丈夫か?

<<   作成日時 : 2007/09/12 18:22   >>

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タイトルは経済的にというよりも社会的にという意味です。
マイケルルイス氏はライアーズ・ポーカーなどの著作で有名な人です。下にコピペした記事はもしかしたら「シャレ」とかジョークで書いた可能性もあるのですが、一応まじめな記事として扱わせていただきます。

あえて言わせていただくなら「こういう世界に対する理解力と想像力に欠けた人たちが多くのお金を持ち、政治に口出しできるアメリカの状況こそが、世界にとって悲劇であり喜劇である」と思うのです。まあ所詮ワタクシの言うことなど負け犬の遠吠えでしょうけれど・・・

でもやはり、なんとなく皮肉として書いたコラムのような香りがぬぐえませんなぁ。

(ブルンバーグより引用させていただきました)
JBN 00:24 【米経済コラム】金持ちから貧しき人へ直接訴えたいこと−M・ルイス

【コラムニスト:Michael Lewis】
9月12日(ブルームバーグ):この市場混乱時にトレーディングから離れ
ていては高くつくので、以下の話題についてはブルームバーグ向けに先日書い
たコラムで終わりにするつもりだった。

しかし、現実の米ヘッドファンド運用担当者がサブプライム危機から学ん
だ教訓−貧しい人にカネを貸してはならない−について、多くの人が理解して
くれたようなので、私が厳しい経験から学んだ教訓をもう少し分かち合うこと
にした。今回は、強いいら立ちを覚えた米議会での経験によるものだ。

ここ数週間、私はヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE、未公
開株)投資会社に増税しようとする上院議員らに対して、それが世界経済に対
しても経済的な正当性からみてもいかに悪い結果につながるか説明しようとし
て無駄に時間を費やしてしまった。私は今回のコラムを、貧しい人に直接訴え
ることを期待して書くことにする(貧しい人とは、米証券取引委員会(SEC)
の規定でヘッジファンドに投資する最低基準を満たせない人のことだ)。私が議
員に言いたいことを、彼らが理解できる言葉で伝えてくれると期待している。
以下に主張を掲げる。

1)民主主義改正の時機
成人1人に1票という制度はもはや時代にそぐわない。成功した人間と労
働者階級のそれぞれの利害がほぼ同じ時代ならいいが、米国には本当に社会の
トップにふさわしい金持ちという新しい階層ができた。そして怒れる多くの
人々が金持ちの足を引っ張ろうとしている。適切に機能する経済なら、金持ち
には普通の人々よりも多くの政治権限を与えるべきだ。リストラでレイオフ(一
時解雇)されるような労働者と同じ1票しか持てないとはおかしい。労働者に
平等な機会を与えても、特に金融市場にとっては逆効果なだけだ。彼らは新し
い取引を駄目にするためなら何でも行い、古い仕事にしがみつき、惰性を好む。

2)PE投資は雇用創出につながる
高い教育を受けた議員でさえ理解できないようだが、PE投資会社は大金
を借りて買収した企業の余分なところをそぎ落とすことで、これらの企業で働
く人々にもっと効率的な仕事を見つけるチャンスを与えている。

3)PE投資会社やヘッジファンドのトップの行動は「行き過ぎ」か?
多くの人々はそのように考えているようだが、これは明らかにマスコミに
責任がある。一部議員はブラックストーン・グループの共同創業者スティーブ・
シュワルツマン氏が60歳の誕生日パーティー開催で、武器庫だった大会場を借
り、壁に自らの巨大ポートレートを掛け、5000人を招待し、数百万ドル支払っ
て歌手のロッド・スチュワートを迎えたと何度も引き合いに出す。
私が政界に向かって主張したいのは以下の点だ。スティーブのような能力
を持った人間がリラックスするのは本当に難しいのだ。彼が武器庫だった場所
でパーティーを開いたのは偶然ではないだろう。同氏がウォールストリート・ジ
ャーナル紙の記者に対して話したように、スティーブにとっては、すべての取
引が生きるか死ぬかだ。偉大なる男には壮大な気分転換が必要なのに、一晩、
目立ったからと言って、議会は新たに税金を課そうとする。

4)働く金持ちには既に重税がかけられている
真実はしばしば普通の人には理解し難いものだ。金持ちは余ったカネの使
い道を知っているが、貧しい人は必需品の購入に浪費するだけだ。だからこそ、
資本主義は機能している。つまり、使い方を知らない人には渡らずに、カネは
それを増やすことを知る人のところに回る。だから、金持ちがカネを分け与え
るというのは意味を成さない。最後の最後までカネをできるだけ積み上げてか
ら、さらに金持ちの人にそれを寄与するとの資産家ウォーレン・バフェット氏
の考え方は正しい。

5)ダーウィンの進化論
ウォール街を見ていると進化論のようだ。最も適応した者が生き残るが、
これが誰かは分かっており、重要なのは彼らが生き残れるようにすることだ。
それなのに、この国の民主主義はなぜかそう考えられないようだ。むしろその
逆で、億万長者を見つけるなり、その立場を弱めようと、普通の人や彼らが選
んだ議員らが計画する。
ヘッジファンド運用担当トップ25人にメディケア(高齢者向け公的医療保
険)税を課して、6万8000人以上の高齢者向け医療コストを負担させるよう
にしたらどうなるのだろうか。フロリダ州で数人の老人がいなくなっても州に
は何の問題もないが、米国には最も成功した資産家1人でさえ、その立場を弱
くしてしまうような余裕はない。メディケア税を払うくらいならドバイに拠点
を移すというPE投資会社も一部に出てきたし、恐らくそうするだろう。が、
多くは私と同様に反撃に出るとみる。

昨年、私は成功報酬として5000万ドル(約79億9000万円)を手にし、
その15%を税金にとられたが、頭にきたので、今年は7000万ドルを稼いだ。
750万ドル取られるなら、2000万ドル余分に稼ぐまでだ。
好きなだけ課税するがいい。われわれはそれ以上に稼いでみせる。
(マイケル・ルイス)

(ルイス氏はブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラム
の内容は同氏自身の見解です)

原題:A Wall Street Trader Learns Some Taxing Lessons: Michael
Lewis (抜粋) {NXTW NSN JO8LU407NBB6 <GO>}

--Editors: Schenker (jmg/cus)

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コメント(10件)

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ふむふむ、要するにいまの民主主義は嫌だってことですよねー、1票の原則を否定するということは。

(ちなみに日本は1票の格差が2倍を越えていて、都市に対して地方住民が優遇状態なのでしたっけ。マイケル・ルイスのとは違う意味で民主主義が曲がってますね^^)

民主主義の改正といってはいますが、要するに富むものの票=権力を増すべきだということは、王政・貴族制度を復活させたいのですかね。。

新しいファシズムは、ファシズム否定の足音とともにやってくるなんていう言葉を思い出しました、、、

hama☆sta
2007/09/12 20:31
日本の帝国議会は、先進的民主主義だったという事ですな。今頃気がつくとは、アメリカ人は遅れている。
K
2007/09/12 21:28
マイケル・ルイスの前回のコラムでは、「もしや一流の皮肉では・・?」と判断に迷っていたのですが、今回のエントリーで「これはマジだ」と確信してしまいました。思えば、ライアーズ・ポーカーでもずいぶん上から目線でしたね。こういう人なんじゃないでしょうか、良く言えば覇気がある人というか。
相場師Y
2007/09/12 21:51
hama☆staさん Kさん 相場師Yさんどうもです。まとめてコメントお礼です。このコラムちょっと引っ張ってきたものの、正直扱いに困ってまして・・・。ただ、この内容のことを本当に考えているアメリカ人も多いと感じるし、そうだとしたらイラク戦争へのみちと共通する思考回路の問題点かと思いまして。

 
厭債害債
2007/09/13 06:30
要するにアメリカさんは日本経済にとっても世界経済にとっても無視できない存在ではあるものの,政治思想的には付き合いたくないKY大国だなあと・・・経済改革自身は良いとしても,自分たちの思想・宗教観まで改革と称して社会に持ち込まれても至極迷惑ですね。きっとイスラム社会も同様に感じるのだと思います。
EURO SELLER
2007/09/13 08:30
>好きなだけ課税するがいい。われわれはそれ以上に稼いでみせる。

お金なんか根本的に呪術にすぎない。そのことに気付かず儲けたやつが偉いなんて思ってるのは単に低能なだけだよ。
貨幣はあくまで人間が作り出した道具に過ぎず、その道具をよりよく扱うかを考えるのが人間の知恵であり、過剰で誤った貨幣愛に捉われてしまっていることはその人間の不幸にすぎない。
貨幣というこの厄介な道具。 人間の矛盾そのものを体現してしまう道具。これをどう扱うべきか?
少なくともマイケルルイス氏の認識が誤りであることは僕にでもはっきりと分かる。
kazzt
2007/09/13 10:21
EURO SELLERさんどうもです。米国がそれでもトップの座を占めることがかろうじてできているのは、やはり「責任」をもって「決定」を下し自分たちの手で「実行」しているからだろうと思うのです。ただ、最近間違ったことばかりでどうも・・・という感じなんですがね。

kazztさんどうもです。お金は人を狂わせるというのは古今を問わずですが、アメリカほど貧富の差が開いてしまうと、本当に世界が違うというか。金持ちにとってサブプライム層など人間としてすら見てないかもしれませんね。
厭債害債
2007/09/13 18:15
資本主義もそろそろ末期的な段階にきたようですねw
マルクスX
2007/09/13 18:39
海外の掲示板でもこの記事が話題になっていましたがこれは皮肉(satire)だろうという結論でした。
この記事を書いてある通りに受け取るのは野暮なのかもしれません。
RHL
2007/09/16 06:35
マルクスXさんコメントありがとうございます。末期であっても人類の叡智に希望を託したいものですね。

RHLさん、ご教示ありがとうございました。やはりそうですか。そうですよね。
厭債害債
2007/09/16 10:32

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