厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS PIMCOのポール・マカリー氏のご託宣

<<   作成日時 : 2007/10/02 06:55   >>

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最近短期的なビューはよくはずしてくれるPIMCOさんですが、長期的な見方はいつもながら敬服しております。マカリー氏は2003年に米国のリフレ政策の継続を前提に

(1)証券投資から商品市場を中心とした実物資産投資へ、(2)国債から社債やエマージング債など非国債投資へ、(3)ドルから非ドル通貨への3つのシフト

を予想しており、米国は利上げを遅らせた結果ほぼそのとおりになっているのでして、本日某日系証券会社(おそらく参加された方も多いでしょう)主催のセミナーでの彼のスピーチはほぼ満員でした。

さて、今回のご託宣は
1.エマージング諸国への投資を行うべきだ。まだ投資していない人はすぐに買うべき。
2.米国のイールドカーブは、(米国政策金利引下げにもかかわらず長期金利が上昇する形で)スティープ化する。
3.コモディティーはボラタイルな動きをするものの、まだ上昇余地がおおきい。
4.株はそこそこのパフォーマンスとなる。

ということでした。

エマージング諸国がかつてのエマージング国ではなく生産拠点であると同時に大きな消費拠点として育っていることが重要で、今後これが世界経済を引っ張るということでしょう。

一方でアメリカはサブプライム問題で相当長期間苦しむといっています。

上記のご託宣とあわせて考えると、はっきりとはいいませんが米国はスタグフレーション懸念ということになり、基軸通貨性にすら疑問の余地が出てきたということではないでしょうか。

2003年にマカリー氏は米国は「ドル安」を脅しとして使うことで世界の金融政策に圧力をかけることができるといっています。しかし、今の時代はユーロが育ってきているという事実があり、アラブなど実際の購買行動からも石油のユーロ決済を望んでいるのではないかと思われます。ロシアなんかも明らかにユーロシフトするというけん制を行っている。つまりそうした脅しが使いづらくなった米国は、これまで以上に苦しい立場に追い込まれつつあるということです。

日本は能天気にドルばかり溜め込んでいる場合ではないのです。

なお、この講演の当日のNY市場でサブプライム懸念後退でイールドカーブが思いっきりフラット化したのは、冒頭にも書きましたようによくあるPIMCOさんの芸風のひとつでしてあまり気にされるほどのことはないと思います(笑)

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