厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

アクセスカウンタ

zoom RSS 食品をめぐるスキャンダルについて考えたこと

<<   作成日時 : 2007/10/27 18:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

今年は不二家だの赤福だの白い恋人だの結構名の通ったブランドで消費期限だの賞味期限だの様々な形でのスキャンダルが起きた。本石町日記さんのところやうさこ日誌さんのところで既に議論されているのだが、この点に関してどうしても自分が感じている居心地の悪さを書いておきたいと思う。
今回の事件を起したのはいずれもある意味で著名ブランドである。もちろん食中毒とか健康被害など引き起こせば一発で大打撃であることを理解していると考える。それでもなぜこのような事件を起しているかと言うと、逆説的に「健康被害がないという確信」があったからだろう。
最初にあげた3件のうち石屋製菓(白い恋人)は「賞味期限」が問題となり(もちろんその後他の事件もd的たが)、他の2件は「消費期限」の問題である。この区別は非常に大きい。なぜなら「賞味期限」とは科学的合理的根拠に基づいて「製造業者」が決めるのであるのに対し、消費期限はナマモノやお惣菜類などについて5日以内をめどに決められるものだからだ。
つまり「賞味期限」は製造業者にそれなりの根拠があれば変えてもいいのだ。だから、賞味期限を後から書き換えることそのものは必ずしも悪いことではない。何の根拠もなく売れ残ったら書き換えるというのはお客さんに対する問題は生ずるだろうが、それはお客さんが判断すべきであって、それでも買いたいという人がいればそれはそれでいいのだとおもう。
不二家の問題は「消費期限」切れの牛乳を原材料として使っていたというものだが、あくまで社内ルールに反したことを平気でやっていたと言うことの問題である。二次的加工品であるケーキやお菓子でその結果健康被害を起さない確信があればそれはそれでいいのではないか。
要するに、自分の所でも平気で賞味期限切れや消費期限切れの食品を食べているし、賞味期限切れの保存食品が安値で売られていたら買うかもしれない。それに家庭では「食べ物を大事にしましょう」と教えられていて、「食べられるものは食べる(捨てない)」というのが普通の家の教育だろう。それなのに、実際に食べて味が悪いとかおかしいとかましてや食中毒とかという事態になっていないのに、そういう報道があった瞬間にいきなり悪者になってしまう。
もちろん耐震構造偽装などのようになんかあってからでは遅いもの、普段実験できないものは事前に厳しく扱うのは当然である。
しかし、すでに多くの人が食べて何事もなく過ぎているのであれば、そこまでうるさく言うこともないだろうと思う。自分の感じた居心地の悪さとは、自分の舌で何も感じないくせに、亀田兄弟を持ち上げたような同じテレビ局の報道には敏感に反応して買わなくなってしまうという自分の行動のおかしさにほかなならない。さらに自分でできるだけ食べ物を捨てないようにしているにもかかわらず、製造業者にはどんどん食べ物を捨てるように追いやっている状況についての居心地の悪さである。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
(ちょっと恥ずかしくなってしまいました)
亀田兄弟で思うのですが、今回チャンピオンになられた方は、生活環境も、持ち上げられ方も大きく変化したと思います。でも、自分というものを見失わないで今後も活躍して欲しいと思います・・・。
うさこ
2007/10/27 23:12
うさこさん、どうもです。勝手に引用してすみません。コメントのご趣旨には全面的に同意ですが、そもそも世界チャンピオンのほうがあまりにも注目されなさ過ぎていたのが私には疑問でした。
厭債害債
2007/10/28 23:35
うさこさんもご指摘の通り、今回の騒動の発端の多くが内部告発です。
ネットによる社会の情報のフラット化により、‘情報の優位側’が情報を隠匿しきれなくなり、政府や会社が‘情報の優位’だけで民を統治できなくなり始めているのではないかと思いました。
http://d.hatena.ne.jp/uupa/20071028/1193571027
うーぱー
2007/10/29 08:07
こちらこそ、()の中の文章だけ後からみたら凄くぶっきらぼうに見えてしまいました^^すみませんでした。<文章って難しいです>
今後もよろしくお願い致します。
うさこ
2007/10/29 23:50
うーぱーさんどうもです。私は情報の独占がなくなるのは一般論としてはいいことだとおもいますが、独占から開放された新たな情報の使い手、すなわち民衆がそれにふさわしい存在であることが前提だろうと思います。
残念ながら、民主主義と同様、そこまで成熟しているとはいえないので、いずれはまた「自由からの逃走」が生まれるのかもしれません。
厭債害債
2007/10/30 07:09
うさこさん、そんなことはありませんのでお気になさらず。こちらこそよろしくお願いします。
厭債害債
2007/10/30 07:10

コメントする help

ニックネーム
本 文
食品をめぐるスキャンダルについて考えたこと 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる