厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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<<   作成日時 : 2007/11/28 19:07   >>

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欧州のカバードボンドマーケットは26日業者間値付を再開したようですが、金額を限定し、ビッドオファーも通常の3倍とするなど、かなり流動性に制限を設けた状態での再開となりました。ちょっと大げさに騒ぎすぎた感があり、反省です。ただいちおう再開ということでまあ良かったけれど潜在的に信頼感が失われたことは否めません。
http://www.hypo.org/DocShareNoFrame/docs/1/OMNFOJECPINKJJHBEGPIPDGHPDB39DBYC6TE4Q/EMF/Docs/DLS/2007-00283.pdf

たまたま直接発行体の方とのミーティングがあったのでこの件について聞いたところ、かなり苦しい言い訳に終始しました。今回はとにかく異常事態なのであると。ただ、以前と違っていまは世界中でカバードボンドが発行できるのにその業界団体(つまり取引慣行をコントロールしている団体)が一つになっているため、今回のように米国のWaMuの出来事が全体に波及してしまうということなのだろうと思います。ちなみに12月14日まで上記の状態でマーケットを開き、その後は例年通りマーケットそのものがお休み。

一方で気になるのは欧州市場の中におけるFlight to Qualityです。ある銀行のレポートによると、ドイツの新聞の話としてドイツ以外の国債市場ですら業者間取引に制限を設ける動きがあるとか。最近ドイツ国債とその他の欧州主要国の国債とのスプレッドが微妙に開きつつあるのは、それほど社債市場の発達していないEU市場でドイツ国債が本当の国債で、その他の国の国債がスプレッド商品という位置づけになりつつある感じです。市場の流動性の枯渇が時期的なものと合わせて大きな問題にならないことを祈るのみです。

取り急ぎメモ程度のご報告まで。

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コメント(2件)

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ポルトガルあたりはともかく、オーストリアとかベルギーあたりにまでほんのりとスプレッドが乗っていますものね。こういうハード(実態面)の状況以上にソフト(投資家心理、不安感)で売られている時は、値の下がったところを、リスクテークできる金持ちこそ積極的に拾っていって利を取るべき局面だと営業しているのですが(^^)
元IB現PB
2007/11/29 13:43
元IB現PBさん、コメントありがとうございます。一応強引に解釈すればユーロそのものへの不安も出ている結果ということになりますが、まあデフォルトする可能性がほとんどないだけに、とるべきスプレッドのひとつではありますかね。
厭債害債
2007/12/02 00:36

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