厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS セミナーに触発されてエネルギー問題を考える

<<   作成日時 : 2008/06/17 23:39   >>

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最近2つほど続けて石油とかコモディティ関係の半ば思い込みにちかいエントリーを挙げたが、偶然昨日資源エネルギー庁長官の講演を聞く機会に恵まれました。内容は実は概ね先月発表になったエネルギー白書をなぞったような内容(って当然なんですけれど)であったが、専門家の方々には当たり前の話ばかりだったかもしれないが、ちゃんと読んでなかった素人のワタクシにはいろいろ新しい知識も得られて面白かったです。改めて白書に当たってみたら、最近の需給要因や金融要因に関するデータもいくつか入っていて、興味を持ちました。

白書からデータの切り貼りがうまくできないので直接ご覧いただくとして、言いたかったのは、原油高とコモディティーインデックスの残高増加とWTI先物建て玉残高の増加が見事にリンクしているということです。(P2,P23〜25)
もちろん相関と因果関係は別物でして、価格が上がり始めてからみんな買い始めたのかもしれませんし、その逆かもしれませんが、一つの動かない事実は根雪のようなロングが市場にたまっているということでしょうね。

そのほか色々と興味深い分析も多いので、関心のある方は是非原典に当たられることをお勧めします。

なお、原子力がいまや日本のほぼ独壇場となりつつあるという事実を忘れてはなりません。最近はさすがにエネルギー危機ともいえる状況で、かつて原子力アレルギーの強かった国(イギリス、イタリアなど)も容認姿勢を強めつつあるとの事。日本は東芝がWH(ウェスチングハウス)を買収し、日立がGEと提携し、三菱重工がアレバ(フランス)と関係を模索するなど、主要なコントラクターのすべてを押さえる勢いです。とはいえ、最近近くで起こる地震をみるにつけ、やっぱり怖いなぁという気持ちも捨てきれないところでしょうか。

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コメント(5件)

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独壇場は言い過ぎかと。PWRではアレバ(仏)が頑張ってますからね。

原発は核燃料の再処理なども含めた一連のサイクルでとらえる必要があるのでは。
オプション大好き料理人
2008/06/18 00:53
オプション大好き料理人さん、コメントありがとうございます。ご指摘のとおりかと存じます。日本においてはさまざまな制約条件がありますしね。それでも話されている長官が結構自信に満ち溢れていたのがちょっと印象に残りました。
厭債害債
2008/06/18 06:39
原子力プラント大手の中でも、Arevaは別格ですね。

持株会社Areva S.A.には、プラント部門のArevaNP(旧Framatomeとジーメンス原子力部門)がありますが、核燃料大手のArevaNC(旧Cogema)があり、カザフスタンに権益があるなど、原料調達から、燃料加工、再処理まで一貫した体制があり、Alstom S.A.に源流を持つ重電部門のArevaT&Dをも有しています。

FDPのプラント需要の低下で、旧Framatome ANP時代から、米国のプラントの補修(BWRのシュラウドやPWRのGSの交換など)で足場を築いていますから、北米市場でも強敵になるでしょう

BNFLからWHEを買収した東芝も、最近カザフスタンから権益獲得の見返りにWHE持分を売却したり、冷戦後から、かなりの技術交流を行っているロシアにプラント建設の可能性を模索したりと、面白い動きを見せていますが、製作所・重工は東芝ほどのアグレッシブさがありませんね。損はしないとは思いますが
von_yosukeyan
2008/06/18 19:58
von_yosukeyanさんお久しぶりです。東芝の積極性は今の日本にとってかなり重要な動きと考えています。望月長官もカザフは最重要国のひとつに位置づけていました。そういえば今日大統領が来日していましたね。
厭債害債
2008/06/19 23:54
GSじゃなくてSG(蒸気発生器)です。すんません

とか言いながら海外の資源系ニュースサイトを見ていたら、カナダの資源大手CAMECOが、GEと日立の核燃料合弁会社に出資するというニュースが出ていました。CAMECOはウラン採掘では最大手で、燃料供給とプラント建設の両輪が揃ったことになります

ただ、このGEと日立の合弁会社は、一般的なウラン濃縮方法であるガス拡散法や、日本も採用している遠心分離法のような確立された技術ではなく、電力損失が低い特徴があるが実用化プラントが未だににないレーザー濃縮法によるプラントを米国に建設していますが、出資受け入れはリスク分散という意味合いが強いのでしょうね
von_yosukeyan
2008/06/21 19:40

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