厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 「土曜ドラマ 監査法人」−それはないでしょ・・・(休日モード)

<<   作成日時 : 2008/07/13 08:09   >>

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第5回目。
厳格監査で「東都銀行」を破綻寸前にまで追い込んだ主役の敏腕若手会計士。友人のベンチャー企業の上場準備のための監査を頼まれるが、不正を発見。承認できないと突っぱねるも、所属監査法人理事長で厳格監査の模範として尊敬していた人から「ベンチャーの顧客はどんどん増やせ」という一言と「金融庁財政監督庁」からの指導で大手会計事務所との合併が進められているという事情を明かされただけで、簡単に節を曲げて承認してしまい、結局そのベンチャーは見事上場を果たす。

うーん、これまでの4回はいったいなんだったんでしょうかねぇ。特に今回はドラマの流れであまりにも不自然な点が多すぎて。たとえば・・・
1、そのベンチャーの社長はわざわざ社員を前に「東都銀行をぶっつぶしたXX会計士」と紹介しており、厳格監査を売り物にしていることを当然知っているはずなのに、わざわざ自分の会社の監査をやらせてしまった。(もちろん不正は社長は知らなかったという前提だが、あとで書くように、あまりにもお粗末な不正の仕方)。
2、不正の手口が、一般の人から集めた店舗開設のための契約金を既存店舗の売り上げに計上していた、というもので、しかもいくつかの既存店舗はそもそも存在していなかったというもの。そんなのが経理担当重役以外わからないって言うのは不自然だし、そもそもわずか数十店舗しかないところが全部存在するかどうかとか売り上げ内容を社長が全部チェックしないなんてベンチャーでありえるかね?
3、さっきも書いたように、主役の対応が変化した背景の描かれ方が浅い。命までとられると土下座して頼まれた、というのなら、建設会社や銀行などでも死人は出ているし、理事長となったかつての厳格監査の主の変節振りも背景がいまいち不明(もしかしたらこれについては最終回で明かされるかも)。それに従う主人公の変節も理由が浅い。

ちょっと期待していた方向からはやや外れてきたかもしれません。でも、「財政監督庁」がなんとなく悪者っぽいのはちょっとイイ感じ。


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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
最後は主人公が捕まると。堕ちた名声という訳ですね。
K
2008/07/13 10:21
脚本は漫画の原作で有名な矢島正雄氏でしたね。会計士が監修したことになっていますが、修正意見が反映したとは、到底、思えない。前受金を負債計上せず、未開店分も全額売り上げに立てるなど、バレバレ過ぎて粉飾にもならない。いくら新興市場でも、その程度の修正すら行わずにIPOが実現することなど現実にはありえない。小野寺新理事長の変節ぶりも含めて、マンガですよ、マンガ。漫画原作者らしいストーリー展開で納得じゃないでしょうか?「漫画にリアリティを求めるな」ということかもしれません。
いつも見てます
2008/07/13 23:10
私も見ましたが、銀行をあそこまで追い込んで死人まで出したのに、吸収されたくないからであんな変節アリなのかなぁと・・・。

漫画というよりはNHKのポリシーというか主張の押し付けみたいなものが透けて見えてくるようです。最終回でどうオチをつけるんでしょうかね・・・。
名無之直人
2008/07/14 09:23
kさんどうもです。オチはまだわかりませんが、結構意外な方向に行ってしまいそうですね。

いつも見てますさん、どうもです。確かにあまり真剣に考えてはいけないのかもしれないとおもったり。所詮ドラマ・・・なんですが、時期が時期だけに。ところで、監修された会計士の一人が「さおだけ屋」で有名なあの山田昌哉さんだったのをテロップで見つけてしまいました。

名無之直人さん、どうもです。政治的な背景がないといいのですが。でも純粋にドラマとしてみようかなぁと最近思い始めてます。
厭債害債
2008/07/14 19:52
厳格審査で長銀を潰し、ホリエモンをのさばらせた。現実に存在した金融業界の馬鹿げた矛盾は描けてはいましたね。
これをやらせた背景は・・・・NHKが手を出せない存在、あるいは空気なんじゃないですかね。『グローバリズム』という夢のような悪夢のような、まだ人間がうまく評価できない運動のようなもの。
次回NHKはこれを描くことにチャレンジするのでしょうか?
kazzt
2008/07/15 10:17
それでも世の中いろいろある、ということをNHKが満天下に示しているのは好ましいのでは。でも出鱈目を垂れ流すのはやっぱりまずいよね。
sheepsong
2008/07/28 21:22
kazztさんどうもです。お返事遅れましたすみません。まさに劇中の橋爪功(もとジャパン監査法人理事長)が語っていたように、「時代の空気」みたいなものは恐ろしい存在なのだと思います。

sheepsongさんコメントありがとうございます。最後の結末はなんだか良くわからないものになりました。特にかこの流れをまったく無視したような結論は、いかがなものかと。ただ、会計士や監査の役割というものについてきっちりとした主張がなされた点は素直に評価したいと思います。
厭債害債
2008/07/29 00:17

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