厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS ある労働争議に思う

<<   作成日時 : 2009/01/25 14:18   >>

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090125-00000013-yom-soci

ちょっと前に品川の駅前を通りがかったときに、このニュースにある京品ホテルのところが随分雰囲気が変わったと感じていました。雰囲気が変わったと言うのはちょっとおとなしすぎる言い方かもしれない。要するに「自主営業中」のこれらの店舗の前には赤い布切れに書かれた檄文やらアジビラがなどが一面に貼り付けられており、かつてそこが普通の飲食店の入ったビルだったことを忘れさせるほどでした。かつて大学時代に見た活動家の拠点での雰囲気をさらに激しくしたようなイメージ。政治団体の事務所ならわかりますがすくなくともこれを営業している飲食店としてみるなら相当に「見苦しい」。品川と言えばそこそこ高級なイメージもあるのですが、第一京浜に面したその部分だけは、異質な雰囲気をかもし出していました。
http://blog-imgs-31.fc2.com/k/e/i/keihinhotel/20081122222715.jpg
(某労働組合のブログから借用いたしましたが、飲食店の入り口です)

一般的にはわかりませんけれど、少なくともワタクシの感覚では、そのような場所で通りがかりに入って食事したいなどと絶対に思いませんし、ましてや人を連れて食事したいなどとは絶対に思わない。このままの形で残るならば、未来永劫にわたって、楽しみのための食事をする場としては足を踏み入れたくない。

企業の都合で職場を失う人々の気持ちはわからないわけではありませんが、このようなやり方をしてサービス業としての飲食店にとってデメリット以外の何ものも生み出さないだろうと思いました。かりに彼らの要求が通って、従来どおりの営業に復帰したところで、ワタクシは行かない。多分生きている間にそれらの店舗に通うことはないと断言します。訴えたいことがあっても、自分たちの仕事の性質を考えた表現方法をとるのが、プロとして仕事をするための最低必要条件でしょう。あまり賛成しないにしても、公務員ならこういうやり方もまだ可能かもしれない。しかし自分の職場がそれほど大事なら、どうして自分の職場をそのように汚すようなことができるのか、全く理解できません。悔しがって泣き出してしがみつくほど愛着のある職場をそのように汚すと言う行為が私には理解できない。

組合のHPなどを覗いてみたら、リーマンの子会社に債権譲渡する際に従業員全員の解雇などが条件となっておりそれを実行した結果みたいです。営業利益はあったものの、利息の支払いで殆ど消えており儲かっていない状態。いずれにしても建て直しが必要だったとおもわれます。もちろん放漫経営とかもしかしたら私の知らない経営側からの不当行為があったのかもしれない。それはそれで法廷等できちんと争うべきでしょう。しかし、こういうやり方をしたら少なくともこれらの店舗がそのままの形で再生することはありえないでしょう。

法的に問題なく譲渡され、顧客側から見ても「終わって」いるこれらの店舗について、彼らはいったい何をしたかったのでしょうか?そして本当に店を愛する従業員がこういうことを望んでいたのでしょうか?騒ぎを起すことしかこれによって生み出されるものがないことはみんなわかっていると思うのに。

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コメント(45件)

内 容 ニックネーム/日時
30年以上勤務をした支配人さんもいらっしゃったそうです。
愛着は勿論有ったのでしょうけど、
雇用をを失う危機感から、有るかどうか分からない
(きっと何も考えられず分からなかったのでしょう)
「もしかしたら」助けの手が来るかもしれないと、
藁にもすがるつもりで皆が一緒に残って虚しい抵抗をしたのだと思います。
その彼らに対して、そんな無情な言い方は無いでしょう。
あなたが恵まれて、雇用を失わずに安心して生活出来るのは、あなたの努力の成果も有るでしょうが、
「たまたま」あなたの会社は経営難や業績不振からの倒産や破綻から逃れられただけです。
一方的な見解で批判されるのは、愚の骨頂ですよ。
その中には・・・
2009/01/25 14:54
上記のかた、コメント恐縮です。ワタクシが疑問に思っているのは抵抗そのものではなく、リンクに張ったようにお店を汚すような形で抵抗しても、二度と客は戻らないだろうと言うことです。それは愛着を持ってやるべきことではないでしょうと思ったのです。やむにやまれぬ気持ちで行ったことについて同情ならできますが、本当に自分たちの職場を守るために最善の方法だったのか、いまは仮に解雇が撤回されても、その後どうなるのか?こうした騒ぎで失われた信頼はどうなるのか?疑問が大きいと思いますよ。今さえ良ければいいのならこういう方法もあるでしょうけれど、商売はそういうものじゃないでしょう。20年も勤めた支配人がそんなこともわからないとは思えませんが。
厭債害債
2009/01/25 15:13
「不当に解雇されたけど、どっかの関係ない誰かさんの美意識に反するだろうから泣き寝入りする」のが全うなあり方ですか?

あなたは使用者側の人間ですか?それとも労働者側の人間ですか?
どちらにしてももう少し、この国の雇用のあり方について勉強されたほうがよろしいと思います。

でぃす
2009/01/25 15:23
少し前にガイアの夜明けでここのこと、やってましたね。

ああいう状況でヘラヘラ笑ってる経営者もどうかと思いましたが、従業員の方もおかしな感じがしました。普通に考えれば、そんなところにしがみついていないで、他の店に早く転職すればいいのに…と感じるのですが、おそらく他ではまともに雇ってくれない程度の能力・技術しか持ち合わせていないと自ら悟っているのではないでしょうか。

だから、端から見たら最悪のやり方でも、彼らにとってはこれが最善なのでしょう。追いつめられて仕方なく、このようなことをやっているのではないかと思います。
taku
2009/01/25 15:46
確かに客として足を踏み入れるのは避けたいですね
wst
2009/01/25 17:00
でいすさん、不当に解雇されたとありますが、それが法的に確定したのでしょうか?この国の雇用のあり方ってなんでしょうか?あいまいな言い方をせずにだれにどういう権利があるのか、はっきりした上で、今回の労働者が法的権利を奪われたのだと示していただけますか?
何とか側の人間と言う言い方はすごく不愉快です。そういう単純化した思考では物事の正しい解決はできないでしょう。私はただの顧客です。顧客としての立場から、こういうやり方が今後その店が仮に経営を続けることができてもけっしてプラスになると思えないと言っているのです。

takuさんどうもです。従業員の立場には十分同情するとしても、予告から5ヶ月ぐらいあったわけですから、おっしゃるとおりさっさと見切りを付けて他の雇用先を探すべきではなかったかと思いますけれど。
厭債害債
2009/01/25 17:09
wstさんどうもです。でしょ?
厭債害債
2009/01/25 17:14
マスコミによる報道なんかを見てても思うんですが、雇用される側に同情しないと、上から目線と取られて非難されるような風潮を感じます。
しかし、雇用する側とされる側は、対等なんて奇麗事を言うつもりはありませんが、それほどする側が上位で、される側が下位なんでしょうか?
される側もそれなりの準備を常に怠りないようにしておいて、何かあれば引き止められても飛び出すくらいでないと、と思うんです。
39歳無職
2009/01/25 17:55
私も契約や派遣としてやってきた身ですが、安易な『不当な解雇』という言葉に対する反論とか、同感できます。

私は今夜見たニュースでも「いつか(職場を)取り返す!」とリーダー格の人がぶちあげてましたが、それならなおさら法律的な見地というのは感情論を抜きにして語らなければいけない筈なんですけどね。

NHKでも煽るような報道の仕方しないのはまた別の問題なのですが・・・。
名無之直人
2009/01/25 20:46
>NHKでも煽るような報道の仕方しない
NHKでも煽るような報道の仕方しかしない

連投すみません。
名無之直人
2009/01/25 20:48
私も厭債害債さんとほぼ同じで、あそこで食事をしようという気にはなれませんね。
「可哀相」「気の毒」「弱者」等々を売り物にしてるみたいで嫌です。
それに、会社自体が潰れてしまったのに不当解雇もヘチマもないと思うんですが。
黒ネコ
2009/01/25 21:05
何年か前まで近所に住んでたんで、何度か食事した事があります。

あの写真の状況は、強制執行直前からじゃないんですかねぇ。
だとしたらそこまで言うべきものかどうか…
Cru
2009/01/25 21:54
ああいう場には必ずと言っていいほど、極左系の活動家が乗り込んで、素人の従業員に対して「争議」や「運動」の手ほどきをします。そして、そういう連中を取り込もうとします。いわゆる「オルグ」って奴です。
派遣村騒動も全く同じコンテクストですね。
linate
2009/01/25 23:12
39歳無職さん、どうもです。メディアの取り上げ方はどうしても弱者の立場から描くことが多くなるので、ある程度やむをえない部分はありましょうが、ときとして逆に一方的に感じることはあります。
名無之直人さん、どうもです。「不当」と言うとき、何が何に照らして不当だとおもうのがか時々あいまいなまま議論がなされるのが、こうした事件でよく見られる傾向だと思います。
厭債害債
2009/01/25 23:47
黒ネコさんどうもです。今回のケースは会社がつぶれたと言うより借金のかたに従業員と建物なしで権利を譲ったと言うことのようです。景気のいいときなら居ぬきで従業員も一緒に買ってもらう方法もあったでしょうけれど、いまではねぇ。

Cruさんどうもです。ワタクシが実際に見たのは20日ほど前でしたが、ユニオンのブログによれば遅くとも10月20日の強行閉鎖、全員解雇に対抗する形で「自主営業」が開始されたようですね。推測ですそのときからこういう形になっていたのでは?

linateさん、どうもです。ワタクシとしては、顧客の目から見て、こういう行為が、存続できればその後そこで働くであろう従業員のためにならないということをお伝えしたかっただけです。ご指摘のような可能性はあるとは思いますが。
厭債害債
2009/01/26 00:04
サービス業やってるはずなのに、なぜあそこまで人の目を気にしないのか不思議です。ぶっちゃけて言わせてもらえればちょっと汚らしい点が致命的ではないでしょうか?せめて、なぜ今まで通りに出来ないのか謎です。
益太郎
2009/01/26 00:20
●こういう問題が起きる前から、件の飲食店街は入りにくい雰囲気がありましたね。少なくとも一見の客を寄せつけないような雰囲気が… 私個人の経験ですが、入りかけて感じた店の雰囲気が馴染めなくて直ぐに出たことを覚えています。
●経営者と従業員の努力や創意工夫がかみあってなかったのかもしれません。繁盛していたら、経営者が少々悪くてもここまで状況は悪化しなかったかもしれません。
●店頭のアジビラは、合理性よりも感情的な行動の結果だと思います。最後まで戦って玉砕するよりも、将来のことを考えて冷静な行動をするほうが自分のためだと思いますが、そうできないのが人間です。日本人は昔から、大野九郎兵衛よりも大石内蔵助に喝采をおくる傾向がありますから、大野九郎兵衛的な発想や発言はバッシングを受けやすいということでしょうか?
いつも見てます
2009/01/26 01:25
写真が見られないので実際の雰囲気はわかりませんが、少なくとも店舗なりホテルの存続を願うのであれば、その価値を毀損しない形で経営側と争うべき、という考えは最もだと思います。
グレートブリテン
2009/01/26 06:48
私もリンクの写真が見れないので、よく分かりませんが、グレートブリンテンさんの「その価値を毀損しない形で経営側と争うべき」というのには賛成ですし、アジビラ貼って「最後まで戦って玉砕する」的なものに日本人が喝采を送る傾向があるという「いつも見てます」さんのコメントにも同感です。
本当に戦うのなら、些細なことでも介入の糸口とされないような細心の注意が必要なはずで、そういったことを従業員の皆さんにアドバイスする人が要れば、展開はきっと違っていただろうのに、と思います。
一方、本文中の「品川と言えばそこそこ高級なイメージもある」の部分には引っかかりを覚えました。
ガイアの夜明けでやってたころの記憶では、あのホテルは、所謂「品川」とは一線を画した、どっちかというと新橋か神田のような感じだったと記憶してましたので、そういったところに拒否反応を、厭債害債さんは、お持ちなのではないのかと読みました。
だから?っと言われると、何にもない、ただの読後の感想でした。
いつも楽しみにしてます。
2009/01/26 09:20
日本では珍しいが、海外ではよくある類いでしょう。
他のホテルでも連携して職場占拠していれば、影響力が違ったでしょうが、単独では潰される。
日本は労組が弱いですからね。
K
2009/01/26 10:27
客として踏み込みたくない場所であるとともに・・・
部外者が踏み込んではいけない問題だったかも知れませんね。
air dolphin
2009/01/26 21:01
労働債権を持っている訳でもない(賃金の未払いは無し、退職金の割増支給までしている)元従業員が、会社所有の建物を、不法に占拠して良い訳も無く、仮処分の申立に対する裁判所の決定は、当たり前過ぎるものだったと思います。
にもかかわらず、不当な決定だと喚いて、居座りを続けようとした元従業員や、彼らを煽動した東京ユニオン、更に、強制執行の日に彼らと一緒になって所謂「ピケ」に加わっていた社民党の党首などの遵法精神の欠片も無い輩達を、否定的なニュアンスで報道できないマスメディアにはがっかりします。
WBJ
2009/01/27 03:45
多分、彼等には能力的に転職という選択肢がなかったんだと思います。このニュースを見て私が思ったのは、世の中にはそういった選択肢が持てる人と持てない人がいて、『あなたはそのどちら側に立ってるんですか』っていうことです。
どちらが悪いっていうのは、まぁ、色々議論があると思いますが、どことなく空虚な感じです。仮に経営者が悪かったとしても、生活が戻るわけでもないですし。そもそも世の中って理不尽なことばっかりですから。私なら新しい職場で前向きに頑張りますけどね。
カール
2009/01/27 13:10
あー気持ち悪い。
報道も労働者もやらせ臭かったですね。何が主張したいのか分かりませんが、これをみて労働者かわいそう、経営者許せんとか思えた純粋な人は振り込めさぎ等いろんなことに用心して生きていったほうがいいのは間違いないと思います。
田舎者
2009/01/27 14:08
過去、他人の税金で生き延びさせてもらった金融機関の人間たちが、まっとうに働いている人たちの生活を脅かす結果となった害悪を撒き散らしながら、今度もまた公的資金を投入してもらい、あるいは投入してもらう予定でありながら、よく平然と必死で生きている人たちを嘲笑できるものだ。あきれた・・・。
壊疽
2009/01/27 18:00
皆さん、色々とコメントありがとうございます。まとめてで失礼します。法律的には従業員側が占拠自主営業する根拠はきわめて薄い(どころか、他人の財物を利用して稼いだお金の不当利得返還請求、損害賠償請求、保健所がらみの営業許可問題、電気ガスなどの使用料負担など、いろいろ今後問題が出てきそう)ので、まあどうでもいいことだったのかもしれません。air dolphinさんのおっしゃるように踏み込むべき問題ではないかも知れませんね。ただ、まあ自分がそういう食べ物を扱う家の出身ということや、学生時代の経験もふまえ、こういうのはやってほしくないし、やってはいけないという感情から、ついついエントリーを上げてしまった次第です。
厭債害債
2009/01/27 20:06
あと、上記の壊疽さん、残念ながらワタクシのところは公的資金をうけておらず、少なくとも金融取引上は今回の問題の原因となった「害悪」?を撒き散らしておりません(広い意味で色々批判はあるでしょうけれどね)。また今後も公的資金は入らないとおもいます。よってあなたの嫌いなタイプの前提条件を欠いております。コメントを下さったほかの方々も、そういう主体でのお仕事であると開示されている方は一人もおりません。そして、仮に金融ビジネスにかかわっている人たちでも、毎日会社がなくなったり仕事を失うかもしれない恐怖と向き合って必死に生きております。ブログ違いの書き込みでなければ、思い込みで私も含めた人々へのいわれなき批判は撤回していただければと思います。ワタクシの今回のエントリーは、間違っていると思う行動(およびそのナイーブさ)への「怒り」であり「嘲笑」ではありません。こどもじゃないんだからなにやってんの!っていう感じで。
厭債害債
2009/01/27 20:07
壊疽氏の意味不明なコメントへの反論という訳ではないですが、誤解している人がいる(このブログの読者には少ないと思いますが)といけないので1点だけ付言すると、リーマンの破綻は、京品ホテルの廃業とは全く関係ありません。既に昨年春の段階で、会社側は従業員に対して、廃業の予定を通告しています。リーマンが破綻したからその余波で従業員が・・・といった、テレビ的に分かりやすい絵図では全くないのです。その点で、リーマンの破綻を特集した回の「ガイアの夜明け」で、このホテルの騒動を取り上げたのは、非常にミスリーディングだったと思います。元従業員達や、彼らを扇動した東京ユニオンの連中だって、一方の当事者なんだから、ホテル廃業がリーマン破綻の結果ではないことは百も承知だったと思うんですね。それでも、彼らは、さも自分たちがリーマン破綻の被害者であるかのごとく振舞っていました。欺瞞以外の何ものでもないと思います。
WBJ
2009/01/27 21:10
報道を見ていると、「登って来られないように」と階段に食用油を撒いたりもしていましたね。そういう行為を見て、私も違和感を感じました。
Eco
2009/01/27 21:23
強制執行に対するひとつのお約束事があるのでしょうね。某国であらばその場で火をつける、警官隊の実力行使で死傷者多数、でもそこだけの話で品川の町は平穏でお約束のように解散。象徴的な政治行動としては、それを先導した人たちにとっては戦略的勝利でしょうが。巻き込まれた当事者タチは本当にどうなったのか。その後リポートを期待します。
でも日本
2009/01/27 22:57
私はこの問題について2つの感想を持ちました。@京浜ホテルが、まるで70年代の占拠されたキャンパスのようになってしまい、普通に食事できる雰囲気でなくなってしまったことに対する批判、A労働者の自主営業や不当解雇(不当かどうかは議論があるが)に対する反発です。
@については残念ながらそのとおりだと思います。きれいでないところで、自分の愛した職場と言われても、食事したい気分にはなりませんよね。しかし、占拠して自主営業をはじめたときから、張り紙だらけの争議中という雰囲気だったわけではないですよね。A労働者の権利の問題ですが、ドイツのような国では、組合の経営に対する参加権が認められていて、そういう意味では日本では、法律の規定からは、労働者の権利は弱いといわざるを得ないと思います。そもそも労働者には、どういう権利があるのか、といわれると難しいところですが(法律の規定ではなく、当然の権利としてある、という議論もあるからです)、不況で再就職も難しい人たちには誠に不幸なことだと心が痛みました。でも、私なら現実的になって、さっさと再就職先を探すけどな(^^)
bingo
2009/01/28 09:46
事情が分かりませんので、部外者では無責任にコメントできませんが。
ホテル自体は1億の利益で、借金60億円や改築費用20億円が廃業の理由とのこと。
廃業は法律用語ではないので、整理か特別清算か分かりません。倒産手続きはしてないようですから(債務超過ではないのか?)、債権債務関係が消滅するまで会社は継続して存在します。
そういう状態で解雇の正当性、不当かが争われることになるが、従業員は地位保全手続きしてどうなったか知りません。会社が存在して、地位保全を申立れば、判決がでるまで地位が復活し給与が払われる。事業継続困難が説得力あれば、不当解雇で解雇無効は認められないことになる。事業継続困難でなく、廃業の動機が違うのであれば、どうなるか。不動産の買い手がつかなかった? 債権の買い手サンライズが倒産し、動機が無くなった? 
争議になっている理由がわかりません。地位保全の手続きが取れなかった?(裁判所が申立を受理さえしなかったとすれば法的不当性に対して?)
そこで食事したいかどうかの問題はさておき、争議の原因が見えなければ、どちらに正義があるのかわかりません。
FYI
2009/01/28 13:38
事業では収益が上がっていても、負債の返済を優先し、経営者は手数料3億円をいただけるなら、債務超過でも支払不能でもなく、破産の申立もしない。民事再生で事業継続するよりは、事業終了を選択し、負債から解放されたほうが利口だという経営者。
だったらPBR1倍以下で、本業では儲かっているが、全財産を処分して負債を返し、千人の従業員を解雇して事業をやめたほうが株主にとって利口と考える資本主義の経営者がいた。
ここに集う皆さんに生き方は、解雇手当を余分に貰って、さっさとやめることが当然だと主張される。破産状況になく廃業の正当理由がないとして、解雇無効、地位保全を争う生き方を不法だとして容認されない。
皆さんの会社の経営者がそういう選択をしたらどうしますか。人が怒る、怨念をもつというのには、背景の理由と個別事情があるでしょう。その理由を捨てて、自分の正義だけを主張される理由が分からないだけです。
壊疽
2009/01/30 20:00
壊疽さん、どうもです。そういう風にきちんと主張していただけるとこちらとしてもコメントの返しようがあるので、助かります。とはいっても、ワタクシの論点は、今回の正義がどちらにあるかという点ではなく、争うとしてもそのやり方があまりにも間違っているというところにあります。飲食店や客が利用する施設をこのような状態にしてしまったら、もう客が寄り付かないから、それ以降のビジネスをどうするつもりですか、どうするつもりだったのですか、ということを言いたかったのです。そのプランはどこにも見えていません。解雇無効をかちとったところで、結局お金で解決するしかないでしょう?
厭債害債
2009/01/30 20:23
もっと言えば、こういう状態で自主営業をされている方々に、サービス業として基本中の基本であるお客さまへの思いというものが感じられなかったのでした。かりに同じような形で解雇されたとしても、我々はまずお客様のことを考えると思います。廃業なんて言い出す経営者の下で仕事をしてしまった不運をのろいはしますが、こういう形でしかビジネスを継続できないのであれば(つまり他にまっとうな支援をしてくれるところがなかったわけですよね)先は見えていると判断するのが大人だとおもいます。だから「いい年してなにやってんの」と思うわけです。これは以前にも書きましたようにそういう行動への「怒り」であり、それはその場所で争う人々の持つ怒りとまあ同じレベルになってしまうから、議論しても仕方ないかもしれません
厭債害債
2009/01/30 20:23
>だったらPBR1倍以下で、本業では儲かっているが、全財産を処分して負債を返し、千人の従業員を解雇して事業をやめたほうが株主にとって利口と考える資本主義の経営者がいた。


これが可能なのであれば、今の日本の株式市場の景色はがらりと変わってくるでしょう。株価の下落が年金の運用悪化を通じて企業業績に多大なマイナスのインパクトを与えています。株価が上昇すれば、銀行の貸出余力も増えます。
PBRが1倍を割れている会社全てが上記の事を行う必要は全くありません。そのような事例が数社出てくれば、それだけでその他の会社の株価もPBR1倍を回復するでしょう。

そもそも、PBR1倍割れが放置されることによって、株主は多大な損害を被っています。何故、従業員が職を失うと「可哀想」という話になるのに、株主(投資家)が損害を被っても、「自己責任」の一言で済まされてしまうのでしょう?(字数制限があるので続く)
WBJ
2009/01/30 21:39
(承前)
「株主資本主義」が最近はよく批判されていますが、解散価値であるBPSを下回る水準にまで株価が売り込まれても、「従業員資本主義」的な考え方が幅を利かせている為に、会社が解散できず、株主が泣いているのが日本の現実です。もし、上記のような事を行う経営者が出てきたら、日本の株式市場全体を救う、快挙だと思います。
WBJ
2009/01/30 21:40
それと、

>ここに集う皆さんに生き方は、解雇手当を余分に貰って、さっさとやめることが当然だと主張される。破産状況になく廃業の正当理由がないとして、解雇無効、地位保全を争う生き方を不法だとして容認されない。

とありますが、他の方は分かりませんが、私自身は、元従業員達が、解雇無効、地位保全を訴えて、裁判で争う事自体には、全く問題ないと考えています。
今回、こちらのブログのコメント欄も含めて、元従業員達に批判の声が多いのは、労働債権も存在しないのに、建物を不法占拠したからでしょう。法律に則って裁判で争う事自体を批判する人はほとんどいないのではないでしょうか。
WBJ
2009/01/30 21:47
>解散価値であるBPSを下回る水準にまで株価が売り込まれても、「従業員資本主義」的な考え方が幅を利かせている為に、会社が解散できず、株主が泣いている

泣いてないでさっさと損切りしろよ!
って言ったら、極めて多くの株主は損切りして株価さらに大暴落ですね(爆笑)

っていうか、BPSを下回る株を狙って買いまくる奴もいっぱいいますし、そういうのが株価を下げている訳でもありますしね。

従業員は資本じゃないよ。人間だ。民主主義の根幹だよ。資本主義は民主主義に対立しようって訳ですか?
バランスを考えなよ。資本主義を突き詰めれば明らかに民主主義と対立するんだよね。

WBJさん、良いですか信用を失ったんですよ。
株とか金とかは全てただの印で信用いがいに価値を持たないんです。
kazzt
2009/02/01 03:44

どうすれば多くの人が信用してもらえるかを考えましょうよ。

確実に言えるのは金融業者の給料が高くて、派遣が寒空で路頭に迷えば、金や株の信用は喪失しますよ。

人間は苦しみを無くし喜びを増やそうとする存在です。ただしあくまで優先順位は存在します。苦しみを減らすことが最重要であり、最優先なのです。その当たり前のことを分からなく成ったから信用を失ったのです。
kazzt
2009/02/01 03:45
この紛争−検索できるだけ読んでも説明不十分で分からない。
あの辺りの土地の再開発事業が決まっていて、地上げでまとめて売れば高くなる。そこでL証券の別働隊Sが目をつけ、K実業の債権を買取った、が破産。買主の狙いは取りまとめ役の売却益で元々事業など継続する気などない。経営者は数億円の手数料をもらい、ホテル事業とは別の負債が消えるならと不動産を代物弁済したにすぎない?労働者は要らないから手当てを厚くして廃業。でも仕事が続けたい労働者は、会社は倒産していないから地位保全したが、裁判所は申立さえ受理しなかった?
だとすれば不当で怒るでしょう。上の例のように、1000人規模の会社が同じことをしたら、裁判所は経営者の一方的「廃業」宣言を認めるのでしょうか。営業赤字が数千億円でる体質であれば、BPSに比べ株価が低ければ、株主は資産を処分して借金返して、事業を廃業して、残余財産を受け取る動機があるでしょうか。
FYI
2009/02/01 05:22
FYIさんどうもです。確かに事の発端はちょっとよくわからないところはあるのですが、廃業というのは結構グレーな行動であるとおもいます。倒産していなくても事業を止めるという経営者の決断(株主総会決議か定款記載要件に則る必要はあるかもしれません)は止めることは出来ないけれど、たしかに大規模企業だと、社会的な波乱は大きいとは思います。
今回のエントリーは、まあ法律問題はともかくとして、このような形で企業価値を毀損しても既存の雇用関係を守ろうとするのが是か非かという点を取り上げたかったのみですので。
WBJさんの書かれているように、本案で堂々と渡り合っていただきたいと思う次第です。日本は法治国家ですから。
kazztさんどうもです。必ずしも論点はよくわかりませんでしたが、人間の顔をした資本主義を推し進めることについては賛成です。

厭債害債
2009/02/02 19:48
こちらには初めてコメントさせていただきます。
本件、筋金入りの党派もからんでいるようです。
リンク先のサイトは「中核派」機関紙のweb版です。
http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no09/f2377sm.htm#a2_4
アングラ
2009/02/04 22:34
はじめまして、アングラさんのリンク先拝見しました、当初から臭いと思ってましたが、そういうことですかw
私はアヤシイ物が好きなので(廃業の経緯もアヤシイです)一度くらいは試してみたいと思ってましたが、客商売としてはマトモではありませんね、彼らの自覚がどの程度かは解りませんが。
愉快な774
2009/02/04 23:31
アングラさん、情報ありがとうございます。まああの気合の入り方と組織のされ方からは、プロの手が入っている感じでしたからね。
厭債害債
2009/02/05 19:56

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ある労働争議に思う 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)/BIGLOBEウェブリブログ
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