厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS ポルトガルの旅(夏休みモード)その2

<<   作成日時 : 2010/08/22 09:42   >>

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閑話休題:お酒、食べ物、そして文化
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この国はとにかくお酒が安くて飲兵衛天国です。ビール(小瓶)はレストランでも1ユーロちょっと位。大ジョッキで2ユーロぐらいで、スーパーで買えば小瓶で0.6ユーロぐらいでしょうか。もちろん、ワインも安い。上はナザレのスーパーで見かけたワインの値札。安いのだとボトルで1ユーロもしないのですよ。なにこれ?そしてお酒にあうおつまみも山のようにあり、酒飲みはとても幸せです。とはいえ、やはりこれだけ安いとアル中も多いだろうな、とか思ってしまいますが、どの町に行っても朝からふらふらしているような人は見かけませんでした(朝から飲んでいる人はちょくちょく見かけましたが)。この国ではとにかく生活に最低限必要な食べ物とか飲み物とかが安くてしかも地場のものです。肉も酪農製品もあります。もちろん海産物は圧倒的に豊富です。気候は温暖で、多分野宿しても死ぬこともないでしょう。夏でも空気はからっとしていて、快適です。つまり、この国にはそういう意味での不幸はない。年寄りにとても優しい国です。乗り物では年寄りが乗ってくると我先に席を譲ります。孫娘と思しき女の子が老人の手を引いて乗り物に乗ってくる光景を何度か目撃しました。とにかく、生活するというレベルにおいて、きわめて満たされている国ではないでしょうか?なんとなく、欧州金融危機でポルトガルではおおきな騒ぎが起きなかった理由がわかったような気がしました。たしかに、対外債務のレベルは高いし、いろいろなプロジェクトとか投資とかは大きな問題を生むとは思います。そしてこれから年金の削減とかいろいろ困ったことは起きるのでしょうけれど、当面、この国では幸せな暮らしが送れるのだとおもいます。でぶにはなりますが。

ポルト
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ナザレからは翌朝8時過ぎのバス。ホテルの朝食は最初8時からといわれたのだけれど、事情を話したら7時半に用意してくれました。やさしいですね。
ナザレからポルトまではやはり例のRede Expressos社のバスで約3時間。一日4本ぐらいはあります。
ポルトは日本で言うとさしずめ大阪というところでしょうか?距離的にもリスボンから特急列車で3時間弱。もともと交易で栄えた街でポルトワイン(ポートワイン)で有名なところです。着いてホテルにチェックインして早速街歩きへ。ポルトガルはどこでもそうですが、坂とか丘とかをそのまま利用した街づくりになっています。今回訪れたリスボン、ナザレ、ポルトのすべてにケーブルカーがあります。坂の町はそれだけで情緒たっぷりで旅情をそそりますね。お昼ごろ着いたので、今日はちょっと贅沢に川沿いのレストランで優雅にお食事。Chez Lapin というフランスっぽい名前の付いたこのレストランは川沿いのいい場所にありますが、やはり、観光客向けの場所にあるがゆえのダウンサイドは免れず、値段も観光客向け。一応ポルトガルはタコ料理が有名なので、タコのオリーブオイル煮を注文。とても一人じゃ食べ切れませんがな。でもまあ、さすがにオリーブオイルの質がとてもいいので、くどくなくておいしかったです。付け合せの芋もおいしい。ネットの評価を見たら、結構多くの人がぼろくそに書いてますが、まあそこまでひどくはない。オリーブオイルの海に泳ぐかのようなタコは最初ぎょっとしますが、意外に油臭くなくて後でおなかに来ることもありませんでした。人によってはちょっと塩からいと感じるかもしれませんが、酒飲みにはまあちょうどいいかな。

お天気もいいので午後はポルトのワイナリーめぐり。特に川の対岸には数多くのワイナリーがあり、どこでも基本的に試飲させてくれます(ただし買わないと有料というところもあり)。3箇所ぐらい回ったのですが、結構どこもそれなりにおいしかったです。とても雰囲気がよかったのはこちら
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二種類試飲できます。いい物については有料で試飲できます。日本語の案内書もありました。庭があって、くつろげます。ただし、ここに行き着くには結構急な坂をのぼらなければならず、照りつける日差しの中で、ひーひー言いながら上りました。
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翌日は電車の時間まで市内観光。ここにも市電が健在です。
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リスボンほど観光客が居ないので利用者もそれほど多くないようですが、まじめそうな運転手さん(ズボンが結構ぱりっとスジがはいってました)が律儀に時間通り運行していました
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市電に乗って海のそばの終点まで行って戻ってきました。
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市電乗り場の近くにサン・フランシスコ教会があります。
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入場料を払って中を見学するとたまたまガイドツアーの一行が居て聞くともなしに説明を聞いていたら、日本との関係について語っていました。むかし宣教師が日本に行ったときに、時代がキリスト教に対して敵対的だったため、難を避けるためにイスラム教徒の格好をして日本に行ったとか、説明してましたが、本当ですかね?

別の建物の地下では、驚くべきものが。単なる宝物殿だとおもっていたら、地下には礼拝用のキリスト像があって、よく見たら足元も壁も一面棺の収納場所となっていました。要するにワタクシは死体に囲まれて棺の上を歩いているのでした。そしてそのおくにはさらに驚くべき場所が。足元でガラス張りになっている場所があって、そこを覗いてみると大量の人骨がありました。うわーーーー。早々に退散しました。ただ、それ以来どうも肩が重く感じてまして、日本人のワタクシにはなにかが取り付いたのかもしれませんね。

リスボンふたたび
ポルトからリスボンまでは、ポルトガル国鉄が誇る?高速特急アルファ・ペンドラール号に乗車。
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これもまた日本の感覚からするととてつもなく安い。3時間ぐらいの距離で最高速度240キロ。それで一等車で40ユーロですから。まあ座席は日本の新幹線のグリーン車に比べればかなりしょぼいしリクライニングもそれほど利かず座席の向きも変更できないですが、一応一等では飲み物と新聞のサービスもあります。いや、快適です。夕方7時前にリスボンに着いて早速初日と同じティアラパーク・アトランティックにチェックイン。今度は3連泊で安く上げるために朝食なしです。まずは水とビールの買出し。前に書いたデパートの中のスーパーまでえっちらおっちら坂を上って重たい水物を買ってまた坂を下りる。いい運動になりましたけれど。

このころになってくると、さすがにちょっとだけ慣れ親しんだ食べ物が恋しくなってくる。ガイドブックによれば下町に中華料理店があり、地元の人々に人気なのだとか。散々迷った挙句ようやくたどり着いて、10時過ぎから遅い夕食。メニューを見ると明らかに汁そば系が少ない。別の人が注文しているのを見たら明らかにまずそう。豚肉ピーマンいためはそこそこおいしかったです(やはり豚肉の国ですからね)。でもチャーハンはあまりおいしくなくて、一応包んでもらいホテルに持って帰りましたが、翌日はまずくて食べられませんでした。やはり、ここでは変なものは食べないことが吉のようです。翌日は朝から活動開始。実は泊まったホテルでは、午前6時過ぎから7時までの間はフロントロビーでコーヒー・紅茶とパンのサービスがある。朝食なしでも十分いけました。

リスボンの市電

鉄道ファンのワタクシにははずせないポイントです。観光路線として有名なのは28番線ですが、実は12番も結構お勧め。テレビなどでよく紹介される狭い坂道を通ります(写真)。地下鉄で12番が始発の駅まで行き、12番に乗って例の坂道を登ります。この段階でもうワタクシとしては興奮が最高潮に達しておるわけですが、そこを通り過ぎてしばらくすると、絶景の展望台。ここで路線が重なる28番に乗り換え、終点までいきます
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この先も路線は興奮の連続。終点からは同じところが始発となる25番に乗り換えもう少し海に近いところをとおり、下町でケーブルカーに乗ります。
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これもまた驚きの連続。市電やケーブルカーは坂の多いリスボンでは文字通り市民の足。とりわけ老人にとっては結構優しい乗り物です。で、このケーブルカー、ドアがなくて手動でフェンスみたいなもので閉めるのだけれど、当然誰でも勝手に空けられる。一緒に乗った明らかに地元のおばちゃんが、運転手がフェンスを閉めたとおもったら、すぐに自分で開けた。あ、これはきっと・・・と思ったら、案の定、上り始めてしばらくすると途中で飛び降りたのでした。もちろんスピードは老人でも十分降りられる遅さ。なにせ、ケーブルカーの路線を人が行き来するわ、車が走るわ、ということで、本当に足代わりなんだな、と思いました。

ポートワイン協会
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ケーブルを上ったところからちょっと行くと最大の繁華街ともいうべきバイシャ地区。高級店やらレストランやらがいっぱいあって夜もにぎわいます。ここからしばらく急な坂を上っていったところにあるのがポルトガル・ポートワイン協会のギャラリー。ここでは様々なポートワインを有料で試飲できます。ある意味ポルトで試飲するよりもここで試飲したほうが、ポートワインだけに関していえば効率はいい。しかも安いです。一杯1ユーロ台から。
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このギャラリーに入ったのはまだお昼前で、お客さんはワタクシだけ。ドアを開けると、木の床に「コツ、コツ」とよく響く靴音が。優雅な感じの女性係員が近づいてきました。「試飲できますか?」とたずねたら、「まずはソファにお座りください」といわれ、ソファへ。中は昼間でも薄暗くしてあって、雰囲気をかもし出しています。メニューにはそれこそ大量のリストがあり、主だったメーカーのものをカバーしているようです。ポルトに先に行ったので、大体のメーカーの目星はついていましたが、せっかくなのでちょっと高めの白と赤を試飲。最初白をたのんだときには、なんだか不満そうだった係員ですが、赤を頼んだら結構愛想よくなってきました。やはり赤がこの国の誇りなんですね。ちなみに、ポルトを飲むのであればLBV(Late Bottled Vintage)ものがお勧め。ポルトは瓶内熟成するので、当たり年のLBVはそれはまろやかでおいしいです。古ければいいというものでもなく、2000年以降のものでも結構おいしいのがたくさんあります

というわけで、昼間からすでにアルコール注入で、なんだかどうでもよくなってきたのですが、それでは「鉄夫」としてのプライドが許さない。今日のもうひとつのハイライト、ケーブルカーのグロリア線乗車です。
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こちらも、完全な地元の足ですが、そろそろ観光客が一杯になってきて、登りはほぼ満員状態。ワタクシはまあ邪道の下りでのんびり。あっという間に着きますがね。

市電一口メモ
リスボンの市電の料金システムは、単純に乗れば1.45ユーロと結構お高いです。通常は観光客は1日券(発券から24時間有効、市電、地下鉄、バス、ケーブルなどが乗り放題)やら施設割引の入った観光チケットなどで乗車します。1日券は3ユーロちょっとなので地下鉄(0.9ユーロ)4回ぐらい乗れば元が取れます。ICカードなので、最初に0,5ユーロのカード代がとられます。このカードは1年間再チャージして使うことができます。市電はとても観光客に人気があるので、できるだけ早い時間帯に利用するのがお勧めです。午後多くの観光客が繰り出す時間帯だと、満員ですぐには乗れないケースも多いようです。

さて、降りてから軽い食事をとったら、急に疲れが出てきました。ホテルに帰って休息をとり、夕方の活動に備えることにしました。機械で設定するウェイクアップコールをかけて(ただしこのホテルの機械の声はポルトガル語だけ。まあ大体の数字から推測してきちんと設定できましたが)一眠り。午後4時ごろ(まだまだ日はぴーかんです)目覚ましでちゃんとおきましたが、また電話。今度はフロントからで、どうもワタクシが午後4時という珍妙な時間のモーニングコールを設定したので、間違いではないのかと心配してかけてくれたみたいなのです。うーん親切ですね。

ポルトガルといえばやはりファド。ホテルのコンシエルジュで予約をお願いし、11時の予約をゲット。ファドは遅いほうがお勧めなのだそうで、これはあとで書きますが、行ってみてなるほどとおもいました。

11時までは相当時間があるので、その間にまた市内観光へ。地下鉄で海沿いの広場にでてそこから市電15番で西のほうへ。ガイドブックによれば、リスボンでもウォーターフロントが若者に人気だとか。確かに車窓からは海辺のおしゃれなレストランとか建物が数多く見られました。途中の駅で観光客と思しき人々がほとんど降りたので、ワタクシもつられて降りてみました。ここは修道院のある場所のようで、きれいな公園もあります。大体においてこの街はどこへ行ってもレストランが多い。ここでも多くのレストランが屋外にテーブルをしつらえてあり、それがまたいつでもお客さんが入っている。とことん飲み食いする国のようですね。

偶然だったのですが、降りた停留所のすぐそばに、ポルトガルの有名なお菓子の発祥の店というのがあります。そこでコーヒーとお菓子を頼んでみました。
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素朴でおいしいカスタードの味でしたね。このあたりはやはり外国の観光客が多いらしく、スターバックスやマクドナルドがあります。マクドナルドは一応1ユーロメニューを用意していて基本的なハンバーガーも1ユーロ。ところがビックマックの値段を見てびっくり。5.4ユーロ!!なるほど、ビッグマック指数を使うならばユーロは70円ですか・・・。それはともかく、スタバの値段もトールが3,4ユーロで、この国のおいしいコーヒーの水準を考えると結構高いと思います。そういえばポルトガルにきてからマクドナルドやスタバといった米国資本は極めてまれにしか見ません。日本だとどこでもあるんですけれど、この辺がさすがヨーロッパ大陸、ということでしょうかね。

のんびりしているうちに日も暮れて(といってもこの時期9時ごろまで明るい)そろそろ今日の夕食を考える時間です。バイシャ地区からちょっと上っていったところに、地元のビール会社Sagresが経営する由緒正しいビヤレストランがあることを調べておいたので、そちらへ向かいました
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ビールと生ハムとレバーのコロッケとえびを頼みました。どれもこれも美味でしたが、とりわけ生ハム(豚の足の部分だそうです)の濃厚さには参ってしまいました。これは日本ではまず食べられないでしょうね。
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すでに気がつかれた方は気がつかれたでしょうけれども、ワタクシの悪い癖で食べる前に写真をとるということができないで、いきなりかぶりついてから途中とか食べ終わってから気がつくケースばかりです。お許しください。えびのオリーブガーリックいためもとても美味でして、しかもビールがとことん安いので、生ハムやらエビがややお高めでもお勘定は観光地としては涙がちょちょぎれるぐらい安い。でもここはさすがに大人気で結構な人が並んでいます。お勧めは、ワタクシもそうしたのですが、レストランに入らず、入口近くのバーでお酒とおつまみを頼むこと。中のレストランと同じものも注文できます。

ファド
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この地区は一人で歩くのが心細くなるぐらい暗くて路地が入り組んでいるのですが、あちこちでレストランが一杯店を広げていて深夜でもにぎわいます。予約したファド酒場はここから歩いてすぐ。予定通り11時ちょっと前に着きました。席はほぼ満杯。ファドというのは、まあ民謡とか演歌という感じで、多少だみ声の歌手がこぶしを利かせながらギターの生演奏で歌います。どうやらポルトガルの方々が意外に多いようです。結構な人々が歌詞を知っているらしく一緒になって口ずさんでいました。

11時からの演奏は満席でしたが、それが終わってしばらくするとほとんどお客さんが居なくなりました。でも12時半からのステージはきっちりやります。前回の曲と違うナンバーで、今度は明らかにギターもノリノリでどちらかというと客が少ないことをいいことに自分たちの感情に任せて演奏している感じ。客のためではなく、自分たちのために演奏している感じがとても強烈でした。
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終わったら1時半。お店でタクシーを呼んでもらい、今度は吹っかけられることもなく無事にホテルにたどり着きました。

シントラ
ポルトガルの事実上の最終日は、一応世界遺産のシントラへ。リスボンのロシオ駅などから列車で40分ぐらいの割と近い観光地です。ここには山の上に興味深い王宮があります。最近年のせいか遅く寝ても早く目が覚めるので(本当は卑しくホテルの無料のコーヒーとパンが目当てだろう、というツッコミは却下)8時過ぎぐらいの列車でシントラへいきバスにのって王宮の入り口まで行きます。さまざまな文化の寄せ集め見たいな王宮でしたが、さすがに昔の栄耀栄華がしのばれる立派なものが一杯ありました。。それにしてもリスボンは結構暑いのに、シントラは山の上ということもあり、相当涼しい。この日は朝から霧模様で山の上では霧雨でしたから、余計寒かった。念のため長袖を着てきたのですが、上着があってちょうどいいくらいです。

駅前から王宮入り口までのバスは途中広場みたいなところを経由しますが、そこのバス停にはえ?と思うぐらいの人、人、人。考えてみたら観光地でホテルもたくさんあるので、人が一杯居てもおかしくないし、駅から広場まではそんなに遠くもないので、ここでたくさんの人が待っていても全然おかしくはないのだけれど、駅前から出発するときはワタクシを含めて2,3人しか客が居なかったのに、そこでは結局積み残しが出てしまいました。しかも、乗る人がそれぞれチケットを運転手から買っていくので、このバス停では20分以上も停車してました。

王宮入り口ではチケットを買って入ります。なぜかハッピーアウアというのがあって、早く行くと12ユーロの入場料が11ユーロになる。微妙な設定ですな。入り口から王宮のすぐ下までは、まあ十分歩ける距離ですが、往復2ユーロでバスを利用することもできます。この日は団体がワタクシの先に居て、結局一台待たされました。観光地では予想外の時間がかかることがありますね。
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帰りに王宮から駅まで帰りのバスに乗るのですが、これがまた途中で大渋滞。先ほど通ったところの広場から王宮までの往来は一方通行でその戻ってくる地点で警官が交通整理をしています。そのため流れがかなりの時間ごとに区切られてしまい、特に降りてくるほうでは大渋滞となっています。でもまたこの時間から上ろうとする人々も一苦労です。こういう状態だから駅にバスがなかなか戻ってこない。時刻表はまったく当てにならなくなっています。駅までもどってワタクシはカスカイス方面へのバスを待ったのですが、相当の人々がなかなか来ない王宮方面へのバスを待っている上、広場まで歩いた人々がまた途中から乗るので、かなり苦労を強いられるのは目に見えています。早起きは三文の得といいますが、このときほど実感したことはありませんでした。

さてワタクシはカスカイスむけのバスで出発。乗客は10人ほどです。このバスは途中でユーラシア大陸最西端のロカ岬を通ります。終点のカスカイスはかつて王族の保養所があった海辺の街で高級リゾートとして知られています。
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会話を聞いているとフランス人やイギリス人が多いようで、食事のお値段とかもそれなりのものになります。ここにはなぜかというか当然というか、日本のすしバーなどもあります。まあこの地ではあまり美味しそうには思えませんけれどね。それにしても、この地はニースかコートダジュールですか?という趣で、街並みもきれい。洗濯物も道路に面して干していませんし(笑
さて、ここからはリスボンの海外沿いの国鉄駅まで列車でやはり35分ぐらい。暇な平日の郊外電車という趣で、かなりすいています。ちょっと疲れが出てきたのでうとうとしていたら、気がつかないうちに隣にちょっとヤバそうな人が。危ない危ない。やはり旅先では気を抜いてはいけませんね。幸い何か被害にあったわけではないのですが、この国ではすりの被害も多く報告されていますからね。

番外
それにしてもエールフランス、ときどき「何で?」と思うような不愉快な思いととても素晴らしい体験とを両方させてくれるのでもう、よくわからないのですが、その辺が個人主義の国というところなのかもしれません。帰りのリスボンからパリへの便は今回はCクラス(ビジネス)。といってもAFは欧州域内線ではビジネスもエコノミーの座席で多少食事が違うのと3列席の真ん中に人を入れない設定にするという程度の差しかないのですが、それにしても8時台の便でオレンジジュースも積んでないってどういうことですか?(別に飲みたいとも思いませんが)。後でも書きますが、欧州域内線では従業員の質がいまいちなのも気になりました。パリから成田まではB777のビジネス席で、こちらは逆に乗務員が必要以上に愛想よくて困ってしまいました。でもさすがに最近かなりコスト削減が厳しいようで、電気系統のところがかなり傷んでいたり、ワインがシャンパン1種類白1種類赤2種類しか積んでいない(しかも往復同じ銘柄)だったり、ラウンジのおつまみがダウングレードされていたり(前回はフオションの美味しいチーズクラッカーが山積みだったんですけれど今回は見当たらず)。なによりも困るのは、ラウンジの機能の低さ。リスボンのAFラウンジでは無料のWifiがつかえず、備え付けのPCはありていに言えば壊れている。パリCDGのラウンジはWifiは使えますが、備え付けのPCは日本語対応ができず、ひそかにWindowsのダウンロードを試みてもやはりだめで、結局使えない。日本便を出しているんだから、それぐらいのサービスはあってもいいんじゃないかな?とは思います。一応公平のために書き添えておくと、AFのラウンジの食べ物や飲み物はやはりさすがおフランスです。美味しそうなスープとかブルーチーズとかありましたし、発泡性ワインもシャンパンを含む複数用意されています。日本人にはいまいちかもしれませんが、機内の食事もおいしいですよ。

日本線ではさすがに最近は全くなくなりましたが、欧州域内線ではいまだに客室乗務員が自分の好き嫌いとかで客へのサービスを変える傾向がありありと見られます。リスボンからパリまでの便は冷房が利きすぎていて寒かったので離陸前から3度にわたって毛布をくれと言ったのですが、わかりましたという返事だけで、十分動ける時間があるにもかかわらず離陸後しばらくまで反応せず。通路の反対側の日本人と思しき女性が同じリクエストをして、なんだかしぶしぶついでに持ってきてくれたという感じです。まあ人種差別ではなさそうですけれど、何らかのバイアスがあったかあるいは極端に無能なのか、どちらかとしか思えない仕打ちでしたね。

まとめ
今回は完全に官能的快楽の旅でしたので、あまり深く金融危機のこととか考えずに旅を続けました。ポルトガルは本当に食べたり飲んだりするにはいいところです。美味しい、安い。とくにお酒の安さは際立っていて、ワタクシのような呑み助には(もちろん日本並みの収入があることが前提ですが)天国ですね。滞在中、タクシーの一件はあったものの、それ以外は全く不愉快な思いも差別された感覚もなく、照りつける太陽と涼しい風の吹く中を食べ、飲み、歌い(あ、ファド酒場で、一緒になって歌ってましたが何か?)景色を堪能し、鉄道を満喫してきました。

もしかしたら近い将来に問題を抱えているのかもしれませんが、少なくともポルトガルの人々は屈託もなく生活をまだしっかりと楽しんでいるように思えました。ただし、これほどまでにどこへ行っても坂の多い国なのに、この国の人々は割とでっぷりした方が多いようで、多少坂道エクセサイズをやってもお酒と美味しいものの前に圧倒されてしまう人がそこそこいるということなんでしょうね。
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【リスボン】特急ALFAで帰還!010504
アル・パチーノ風に完敗した私は、しかたなくツーリストインフォメーションに戻り、 ...続きを見る
まん遊記
2011/01/21 03:11

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
ポルトガル旅行記、いつもと違う趣向で楽しく読ませていただきました。フランスに住んでいたことがありますが、彼の国は供給側がとにかく強く、お客様は神様ですの日本と正反対でした。メトロの切符売り場でも、スーパーでも、まずはこちらから歯を見せて(ここがポイント)にっこり「ボンジュール」とやって初めてまともなサービスが始まるといった感じです。もしくは面白いこと言って笑わせたらもっと良いのですが、そんなこと日本人にはムリですから、とにかくニッコリですかねえ。パリ市長が市民にもっと観光客に愛想良くするようにという声明(条例だったかも)を出したことがあるくらい、観光分野は殿様商売ですからね。
てっぱん
2010/08/22 13:06
てっぱんさん、コメントありがとうございます。下手な旅行記をお読みいただき恐縮です。供給サイドが強いということはまさに「ものは売っても魂は売らねぇ」といった気概の表れともいえ、まあそれはそれで立派としか言いようがないと思っています。国際的に通用させる必要がなければ、実はそれでもなんとかなる部分はあるんでしょうね。ちなみに冷たかった航空会社の乗務員もその後ワタクシが下手なフランス語で必死で会話しようとしているのを見て多少なごんでくれたようです。
厭債害債
2010/08/22 23:03
充実した旅行記で面白かったです。
ポルトガルは行った事がなかったのですが、
良さそうなところですね。
特に酒が安いと言うのは、
半分アル中の私には素晴らしい(^^)
mushoku2006
2010/08/23 09:44
ポルトガル旅行ですか。いいですね。
日々経済問題ばかり考えていると、ふとラテン系の国々って、慢性的財政問題を抱え、経済指標もけっして良いとはいえない状態が続いていても、国民の生活に悲壮感の欠片も感じられないんですよね。
日本はよくよく考えれば、安価な材・サービスに囲まれ、お金では買えない治安の価値も高く、四季の自然に恵まれ、世界中のおいしい料理を堪能できる(少々高いですが)。
形式的には豊かな生活を送るに足る十分な材料が整っているのです。
でもなんといいますか、経済や政治の問題で頭を押さえられているという感じです。
そういえばある人が言っていましたっけ。
日本人はサービス残業をたくさんするが、イタリア人は長い昼休みを堂々ととり、切り上げるのも早い。長いバカンスもちゃんととる。
実は実働で量った時間当たり労働単価は日本よりも高井かもしれないのです。
やっぱりローマ帝国から脈々と生き続けてきた欧州人の生活様式はいい加減なようで深いようです。
言葉どおり「良い加減」なのかもしれませんね。
・・・などとこむずかしいことを語る必要は無く、うまいビールとワインを飲んでいればいいんだということですね!
(発泡酒や低アルコールビールは商品自体ある意味すごいのですが、普通にうまい本物のビールを水より安い値段でしこたま飲める欧州と比べると、日本人が哀れになりますね。またボヤキばっかw)
348ts
2010/08/23 17:41
画像をこんだけ貼るなら縮小したほうがいいです。
横幅2500px以上もある画像を表示幅だけ300pxに縮小しても、ブラウザは2500pxの画像を読み込みます。
縮小専用とか、無料ソフトを使うのがブロガーの常識です。ブラウザが固まって本文を読む気にはなりませんでした。
画像をこんだけ貼るなら
2010/08/23 18:13
mushoku2006さんどうもです。観光旅行としてはお勧めの場所だと思います。

348tsさんどうもです。日本人が本当に豊かなのかどうかは改めて考えさせられる国であることは間違いないと思います。まあワタクシはそれでも日本は好きなんですけれど、可能であれば、年金がちゃんと受け取れるならこういう国に頑張って移住してもいいかなと思ったりすることもあります。

画像をこんだけ貼るなら、さん、ご指摘恐縮です。お恥ずかしい話ですが、これまであまりそのようなことを意識したことがなかったもので、なにとぞお許しください。早速、ペイントを利用した縮小を試みて再アップしました。再度お試しいただければ幸いです。
厭債害債
2010/08/24 02:02
おっと。パステイス・デ・ベレンじゃないですか。

察するに同じような時期にリスボンにいたようですね。
当方、航空券の都合でトランジット扱い(滞在24時間未満)
でした(笑)
(ま)
2010/08/24 08:10
楽しそうな、たびですね。
私も行きたくなりました。
呑気な男
2010/08/25 01:14
そうそう、うちの母と最近話してたんですが、こんだけ円高&企業が雇用環境を海外に出す有り様では、日本はおそらく遠からぬうちに「かつては覇権を列強と争っていた」と歴史に書かれる羽目になるだろうと。
 そのときに「スペインとかポルトガルのレベル?」というので「いやいや、少なくともスペインは自給自足してるっぽいから、いまのやりかたじゃ日本はジブラルタル海峡を南下してアフリカレベルになるかもしれんよ」と返してしまいました。かつての有力国が普通の国?になったとしても、自給自足できないとダメなんですよね......大豆にしても小麦にしてもトウモロコシやヒマワリ油にしても。

まるふう
2010/08/25 14:25
いつも不適当な発言でご迷惑おかけしてます。
ポルトガルってやはり、目の付けどころがいいですね。うーんフランスでもなければ、スペインでもないやはりその辺っていい感じです。
やっぱみなさんの言う通り、変な忙しさよりも、ゆとりある「いい加減な」生活のほうが、私大好きです。小生もこいう業界に入る前は、のんびり屋で、お酒飲んで日々暮らしていければと思っておりますし。今もそれを望むようになりました。
ある意味もう一度出島作って鎖国して、ロ−エントロピーな、循環型のみんなが「貧乏だけどみんなが笑っていられる」社会を送るってどうですかね。以外とポルトガルのように、「広義」の資源って探せばもってますよね。
かる
2010/08/26 22:24
(ま)さんどうもです。よくお分かりになりましたね。やはり有名でしたね。

呑気な男さんコメントありがとうございます。ぜひお暇なときに。

まるふうさんどうもです。経済規模を縮小する痛みに耐えられるなら、かなり自給自足に近い平和な状態が保てるかもしれません。

かるさんどうもです。いえいえこちらこそ気を使わせて恐縮です。数百年という極めて長期においては、国は相対的に伸長と縮小というサイクルを多少ボーダーを変えながら展開していくものだと思いますが、日本のような島国の場合、安定というのがにあってしまうのかもしれません。もちろんいい意味でも悪い意味でも。
厭債害債
2010/09/09 01:54
348ts・・・・
頼むから暴れないでくれよな
このブログが好きだから
2010/09/15 21:26

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