厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS This time is different!

<<   作成日時 : 2011/03/07 23:56   >>

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たまたまある投資銀行の方とお話したら、またぞろ海外のポジションテイカー(ヘッジファンドなど)のあいだで、日本売りの機運が盛り上がっているとのこと。いわく「サブプライムで結構あてた」人々がそういう方向に向かっているのだそうです。いままでさんざん日本国債ショート円ショートで苦い思いをしてきた人々が、This time is differentとか盛り上がっているのだとか。まあ資金循環の問題なので当面はあまりアツくならない方がいいんじゃないかなぁみたいな話はしましたが、時間がいたずらに過ぎてしまえばまあそのうちいろいろ市場の反応として出てくるでしょう。

残念ながら、当面はまだ経常黒字であり、円高基調であり、貯蓄も急激に減らないので金利も上がりづらいでしょう。しかしながら、日本の人口や財政の問題は根深いものがあり、時間の余裕があるうちにしっかりした対策が必要であることは全く異論がないのです。

問題点がほぼコンセンサスとなる中で、たとえば消費税の問題で与野党がリーダーシップ争い(具体的には総選挙を要求すること)は不毛と感じています。民主党が正統性を失っていることは全くその通りですが、そのことと必要な国家施策を速やかに実施すべきことは次元が違うことです。そもそも自民党がいま攻撃している点はほとんどそっくりそのまま自民党が与党時代にいろいろ言われてきたことでしょう。だから前回の衆議院選挙でぼろ負けしたんですよね。そのことへの謙虚な反省がなければ、自民党の政権担当能力にも疑問が残るのです。

ついでに言えば、格付け会社は日本に対する投機的な動きを加速しようとしているかのように思えます。最近のように格付け会社が国家の先行きについて格付けの将来のビューをちらつかせつつコメントする(たとえば、このまま財政関連法案が通らなければ格下げの可能性があるとコメントする)というのはやや出過ぎた行為と思えます。格付け会社の仕事は信用分析であり、政治過程にコミットすることではない、と考えられるからです。つまり、そういう事態になってから、格下げしたければ黙って格下げすればいいのであって、いちいち仮定の話をして格付けの見通しを語るのは、意図的に相場を操縦しようとしていると思われても仕方ないと思います。格付け事業そのものは社会的に有用だと思うだけに、こういう思い上がった行動様式は残念ですね。

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