厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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<<   作成日時 : 2011/10/22 11:12   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 3

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111022-00000113-san-bus_all

元社長さんは、もはや「組織的犯罪」と呼んでおります。

見れば見るほど不可解な状況です。こうなってくると元社長のウッドフォード氏を社長にしたことすら一連のオペラの間奏曲のように見えてくるから不思議。

もう色々な方が取り上げておられるし、さまざまな情報が内部告発やらで出ているのでワタクシが付け加えるネタはほとんどありませんが、この会社は数年前、私募債を発行したことがあります。通常であれば公募でも発行できるだろうになぜか私募債。証券会社の方はレアネームということもあり実績作りで頑張ったようですが、なんとなく腑に落ちなかったことを覚えています。いまから思えば、妙な資金作りでしたか?

出回っている元社長の会長あての手紙(なぜか会社のレターヘッドで)なども見ましたが、多くの人はやはりM&Aの過程になにか薄暗いものを感じてしまうでしょうね。フィーや金額などについてもだれも納得できる説明を受けていないということです。

また流出した取締役会資料では、問題となっている3社の株の買い増しの相手先とかそういう情報が抜けていることが指摘されています。これ、通常では考えられないですね。記者会見などで相手先は開示できないというのはわかるんですが、業務執行の最高意思決定機関で物事を決めるとき、そういう情報が開示されてない(もちろんすべて参加者にはわかっていたのでしょうけれど)というのは相当以上な状況で、意図的に隠さなければならない、なにかがあったことが明らかです。

さらに、株で持つ以上、事前の資産査定、会計期末ごとの資産査定、というプロセスが絶対にあるはずなのに、いきなりこれほど減損がでて資産査定部門からおかしいという声が出なかったのか?という疑問。社長として会長に質問状を出した3日後に全会一致で解任するという結束の固さも奇妙です。社外取締役からも異議はなかったのか?
これから大株主の立場も微妙です。日本生命が筆頭株主のようですが、そういう取締役選任に影響力を及ぼせる株主として、きちんとほかの株主のためにも事実解明に尽力していただく必要があるでしょう。

それにしても、これほどまでの状況にこれまで社内から何も異論は出なかったのか?これに対する唯一の回答は、社内の主だったラインの人々は背景をきちんと理解していて、異議をさしはさめない状態になっていた、ということ。であれば、体質的にそのような「背景」が長い間続いていたと考えても不思議ではない。その背景とはなにか?これからの流れで解明されるでしょうか?報道では、ウッドフォード元社長も自分で経営者として問題に気付いたというより、FACTAなどの報道を通じて知ったといわれています。ある意味、なにか別の力が、これを暴くように仕向けているように思えました。

はっきりしていることは会計上、計上しているのれん代の評価に大きな疑義が生じていて減損を迫られる可能性が出てきており、金額によっては自己資本を大きく棄損しかねない、ということです。のれん代の方が自己資本より大きい状況ですから、結構大変ですね。大株主にとっては本当につらいでしょうね。融資とかあれば、後発事象として半期のバランスシートに引き当てを計上すべきでしょうか。色々な意味で、これからも目が離せませんね。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
残念です。

オリンパスのカメラはデジタル一眼レフのE-1から
親しんでいたので残念です。

一眼レフがフィルムからデジタルに変わった当時
真面目にレンズもデジタル専用で出したのはオリ
ンパスだけでした。
デジタルに変わった事によってレンズの構造を大
きく変えねばならず、また要求される精度もフィ
ルム時代に比べて大幅に上がったのに常識的な価
格で販売してくれました。

他社は多くのレンズ資産と既存ユーザーを考慮し
なければならず、なかなかフィルム時代の残滓を
払拭したデジタル一眼レフカメラを出せませんで
した。

リストラやコストダウンのストレスに曝されなが
ら、いいカメラや製品作ってるのに経営層は何や
ってるの?
これでは命令を出す事は出来ても、部下を指導し
て行く「指導力」は無くなってしまうでしょう。
ino
2011/10/25 13:37
inoさんコメントありがとうございます。オリンパスの技術と製品は高く評価する人が多いだけに、逆に経営陣が油断したのでしょう。事件の真相はこれから解明されると思いますが、最終的にはそういう優れた資産があるので、最悪でもどこかの会社に引き継がれるのだと思います。
厭債害債
2011/10/30 10:07
大株主のN社は何もできんでしょう。投資先の会社をどうするかより、社内の説明のほうが大変でしょうからね… サイレントパートナーとしての面目躍如ということでしょうか? 株や融資残の減損など全体から見たらチリみたいなもので、大したレベルじゃありませんよ、多分。日航の債権放棄のほうが大きいハズです。
いつも見てます
2011/11/03 20:50

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