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zoom RSS 安倍政権は運がいい

<<   作成日時 : 2013/01/27 18:54   >>

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アルジェリアのプラント襲撃事件で犠牲になった方々は本当にお気の毒である。
海外がおおむね日本よりははるかに危険であることは間違いないが、きっと軍に守られているという説明を信じてある程度は無事で帰れることを信じて働いていたはずだ。テロという形で命を落とされた無念さは計り知れない。
ワタクシも英米のみであるが海外での生活経験があり、日本と違う安全への気配りが必要であることはわかっているつもりだが、こういうイスラム圏でしかもテロリストが活動している地域というのは、なかなか難しいなあと改めて思ってしまう。

ところで、こういう時期に非常に不謹慎であることは承知の上で、今回の事件の結末は安部政権の運の良さを象徴しているのではないかと思った。海外でしかもある国の国民を狙った人質事件が起こった場合、その国の政府は非常に困難な対応を迫られる。ちょっとした対応の間違いが政権の命取りになりかねないし、やり方一つで追加的な犠牲や損失も発生することになる。北朝鮮に取られた人質でいまだにゆすられているのがいい例だ。

ところが、今回はアルジェリア政府の強行作戦により、人質の犠牲を顧みない形であっというまにこの事件そのものはかたがついてしまった。安部政権は一番難しいテロリストとの交渉をしなくても済んでしまったのである。そして安部政権は生存者や遺体を日本に専用機で運び、最大限の弔いをし、テロへの怒りをぶつけ、一方的な被害者としてふるまうことが可能となった。アルジェリア政府のやり方に憤りを覚える人は多いと思うのだが、安部政権としては本音のところではずいぶん助かっただけではなく、「いいとこどり」ができたのではないか。もちろん、日本企業全体にとっての企業戦略の見直しやそれを支える国家としてのサポートの仕方といった問題を考えなければならないのだが、少なくともいきなりテロリストとの交渉の矢面に立たされるのとは困難さが全く異なるはずだ。

別にこれは誰が意図したものでもなく誰かが悪いとかいいとかそういう話ではない。痛ましい事件でありこうしたテロリストは断固として糾弾し根絶すべきである。ただ、今回の政権の成り立ち、その後の市場環境、そして今回の事件などを合わせて考えると、かなり「運」にも恵まれた政権だろうという感想を改めて強めてしまった。谷垣さんがさんざん野党の悲哀の部分の受け皿となってその間に民主党がどんどん自滅してくれた結果、ほとんどまともに票を集めないまま自民党が圧勝し、そのときたまたま党首だった安倍さんが首相になった。無理筋と思われた経済政策も、タイミングが極めて良くて市場が自然と底を形成していたころだったから非常に効果的に市場に効いた。民主党のときみんなばらまきと言っていたのに今の公共投資をなぜバラマキと批判しないのか不思議でならないが、これが「勢い」とか時の運のなせる技なのだろう。ワタクシ自身、市場関係者としての経験からこうした「運」やタイミングの良し悪しといったものが非常に重要であることを痛感している。こういうことの持つ意味とか巡り合わせといったものをむげに否定するべきではないだろう。

願わくはこの運を生かして、今後こうした事態に国家としてどう立ち向かうか改めて整理しておいていただけるとありがたいものだ。

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