厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS GPIF改革と利益相反

<<   作成日時 : 2014/08/05 13:59   >>

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8月4日付の「年金情報」(格付け投資情報センター刊)でも取り上げられていますが、このところのGPIF運用改革の流れの中で、いくつかの「利益相反」の問題がありそうに思います。

上記刊行物で取り上げられていたのは、7月18日付で新たな運用委員に指名した方が、海外のPEセカンダリー投資が専門の方で、運用実務のアドバイザーまで委託しているという点と、こうしたプロセスが公募でもなく選考過程も不明瞭である、という点です。

実はこれ以外にもワタクシが見る限り、いろいろあるように思います。4月に運用委員のかたがほぼ総入れ替えとなった際、有識者会議のメンバーでもあったある証券系シンクタンクの方が運用委員となられました。今年のGPIFの運用改革の目玉の一つとしていわゆるスマートベータの採用がありました。スマートベータとは、何度か書いているように時価加重インデックス(TOPIXなど市場全体の銘柄を時価加重ですべて取り入れるタイプ)の欠点を補うために、特定のファクター(ボラティリティ、ROEなど)でスクリーニングした指数であり、有名なところではJPX日経400(基本的にROEを採用基準とする)があります。これ以外にもMSCIが様々なリスクをベースにしたスマートベータ指数を提供しており、これらをベンチマークとして運用を行うのがスマートベータ運用です。
ところが、今回GPIFが採用したスマートベータ運用のうちその証券系シンクタンクのグループが設定に大きく絡む指数が二つ入っている。もちろんこうした指数は一種の公共財化するわけで、客観性が担保される限り特定の利害を代表できるものではないし、また当該運用委員の方の任命のほうが後なのでまだ説明が可能ですが、この辺、「李下に冠を正さず」的な配慮はあまりされていないと感じます。

あえてGPIF改革派の人々の弁護をすれば、それだけいまスピード感を持ってやらなければならないのだ、ということでしょうが、スチュワードシップコードの採用などにも深くかかわっていると思われるその方(8月号証券アナリストジャーナルでスチュワードシップコードについて論文を書かれておりますが)など少数の方々で自分たちの利益に沿うような方向性に持っていくリスクが残っていると感じますから、この辺はそうならないことについてきちんと説明する責任がGPIF側にあると思います。
ワタクシとしては、このエントリーで取り上げた方々の専門的な知識や経験に何ら異を唱えるものではないので、それだけ緊急に(なりふり構わず)そういった方々の知見をとりいれなければならないということだろうと理解はできますが、お金が絡むのでやはりそれなりの説明が必要かなと思う次第です。


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コメント(4件)

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あたりメーだろ、日経が運用やらねーし、東証はアドバイスやらねーし。それをやるようなことにすこしでも関われれば、利益相反行為だな。という意味で、スマートだのは、日経300だのは、この段階でスクリーニング入ってるので、パッシブとはいえんだろ。
でトータルで、みたらパフォーマンスが、単なるインデックスと同じなんて馬鹿な話です。
で問題はインハウスでの運用だよ〜。
かる
2014/08/06 23:09
国家的なインサイダー取引。しかし我々の年金を誰の承認も得ないで運用担当に近い人間が、比率を変えるとか、かってにマスコミにリークする信じられない行為ですね。
運用比率は、ある意味国家的な機密情報ではないのかなー。馬鹿
かる
2014/08/06 23:35
ということで20%だそうですm(__)m
かる
2014/08/07 22:31
ということで運用委員会もないまま、なんか勝手に我々の年金運用比率がロイター様に20%で株だそうで、政府に運用比率決める権限がいつから移ったのでしょうか。
まー日銀様がJGBかってるうちに変えちまえ位の浅はかな発想でしょうか。で株のパフォーマンスが上がらなけば、BOJを含めた日本国のポートは最悪の展開となるでしょう。
まーヘッジファンドが何年もかけてできなかった夢が実現します。
かる
2014/08/07 22:52

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