厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 既視感

<<   作成日時 : 2015/03/20 01:18   >>

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「星の王子さま」(サン=テグジュペリ)には冒頭にウワバミの話が挿絵入りで出てきます。お話の細かいところは忘れても、この挿絵のインパクトは強烈で、いまだに形が思い出されます。こないだ下のグラフを見て、ふと妙な既視感にとらわれて、なんだっけと考えておお!そうだった、と思い出しました。

言うまでもなくこのグラフは米国の政策金利のヒストリカルグラフです。ハイテクバブル崩壊を受けた対応として、超低金利が続いた後、2004年ごろからいわゆるメジャードペースで上げ始め、2006年に打ち止めになったら間もなくパリバショックとそれに続くリーマンショックで大胆な利下げを繰り返さざるを得なくなり、結局2008年末以降はゼロ金利に張り付いています。(これを見て、下手な外科医がいじった患者の脈拍グラフ、と評した方がいましたが、言いえて妙かもしれません)。

そもそもメジャードペースというのは予定されたとおり淡々と小刻みに利上げを繰り返すという意味を含みます。そのことに含まれる意味は、どこかに目標とすべき妥当な水準があり、それを所与のものとして、そこに至るまでのやり方を示している、ということです。結果的に5%台まで政策金利は引き上げられたのですが、そこまで毎理事会で0.25%ずつあげていったわけで、当時のFOMCでは「あるべき金利水準」が意識されていたのではないか、と思われます。しかしあまりに「あるべき論」を意識しすぎると、結果においては必ずしもうまくいかないこともあります。まあリーマンショックは本質的には信用バブルですから、FEDの取れる手段の範囲を超えていたのですが、それを引締めですべて対応してしまおうとしたことが、無理があったのではないかとも思えます。

ちなみに星の王子様のなかで有名な言葉「大切なものは、目に見えない」というのがあります。まさに金融政策にもぴったり当てはまりそうではありませんか?
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