厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS ギリシャ戦争

<<   作成日時 : 2015/07/03 08:52   >>

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戦争とは一般には武力の行使がイメージされるが、いまギリシャとEUや債権者団との間で行われていることは、人の命のやりとりをしているという意味ではすでに「戦争」と言ってもいいのではないか、とすら思う。

つまり、ギリシャでは銀行封鎖となり年金すら満足に引き出せなくなっていて、場合によってはモノが買えないという命にもかかわりかねない状況を作り出している。とはいえ、ギリシャが緊縮を受け入れると、中期的に生活が厳しくなってしまうことは疑いない。ギリシャのやっていることは大勢の自国民を人質にしてそれこそポリバケツに火のついたライターをかざしながら、これ以上来たら火をつけるとわめいているようなものだ。ギリシャもまさか自分たちが選んだ首相が人質を取るテロリストだとまでは思っていなかったのではないか?まあ選挙の時考えればわかりそうなものだったが。

一般的に戦争と言えば弾や爆弾が飛び交い、生身の人間が血を流して死んでいく場面が想定される。ギリシャと債権団とのシーンは弾や爆弾の代わりに言葉が飛び交うだけだが、実際には貧しい状況を余儀なくされる場合によっては命の危険にさらされる人も出てくるかもしれない。

ただ、ワタクシはそんなギリシャ国民には同情しない。過去のツケはともかくとして、これをどうにかしなければならないときに、非現実的な思想や対立をあおるような指導者を選出してしまったからだ。案の定進退窮まっている。しかしこれは自らが選択した結果である。弾こそ飛び交わないものの、EUや債権団とギリシャは事実上の戦争をやっているのだ。ギリシャからすれば「無理難題」にみえる条件をお金と引き換えに飲むか飲まないか、歴史上弾が飛び交う戦争では最後の段階でよくある話だ。EU内での物理的な戦争がいまのところイメージできない以上、この「人の命にかかわるような無理難題」が出されている段階ですでに戦争になっている。ダメな場合はさっさと降伏するのが弱い国にとって犠牲を少なくする方法である。

旧日本軍と政府はそれを最後まで突っ張った。ギリシャ同様に昔の日本も国民には威勢のいいことを言いつつ、実際の力が全く伴わない国であった。(今の日本の一部の政治家も)。その結果が多数の死者と国土の荒廃を招いた。今のギリシャのツッパリは、ワタクシには、すでに戦争状態になっている弱小国がさらに犠牲を増やすための道を突き進んでいるようにしか思えない。今後もろもろの「よからぬ勢力」とくっついて余計国内が疲弊しないためにも、きちんとした「手仕舞い」をするのがよかろうと思う。まあどうしても突っ張り続けるなら、他の国はギリシャに死人が出る覚悟でやり続けるしかないだろう。なにせこれは戦争だから。

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コメント(2件)

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The case for Greece: when it forgave Germany's debt
ギリシャの真実:ギリシャがドイツの借金を免除したとき
http://finance.yahoo.com/news/case-greece-forgave-germanys-debt-154706236--finance.html
AP, July 2, 2015

The 1953 agreement, in which Greece and about 20 other countries effectively wrote off a large chunk of Germany's loans and restructured the rest, is a landmark case that shows how effective debt relief can be. It helped spark what became known as the German economic miracle.
1953年ギリシャは他の20か国と共に、ドイツに対する大規模な貸付の免除や債務再編を行う協定を発効させた。この協定は、債務減免がいかに効果的かを示す画期的な事例である。それは、奇蹟的なドイツの経済発展をもたらした。

ドイツは今こそ60年前の恩を返す時でしょう。
mikura
2015/07/04 16:27
mikuraさん、コメントありがとうございます。戦後賠償のところでそういった事実があるかもしれませんね。ただし、戦後賠償はすでに敗戦でぼろぼろになった国に対してのもので、ギリシャは今はまだ破たんもしていないし、ある意味「ツケ」は払っていないので、恩を返すのはまだ事態がもっとすすんでから先の話ではないかと思っています。
厭債害債
2015/07/07 11:56

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