厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 日本年金機構の情報流出

<<   作成日時 : 2015/08/22 12:14   >>

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http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H69_R20C15A8EE8000/
(以下日経新聞電子版記事より引用)
「日本年金機構の個人情報流出問題の検証委員会報告を受け、塩崎恭久厚労相は21日、機構に「抜本的な見直し」を求めた。検証委の調査では、機構が資料の提出を遅らせるなど抵抗があったことを明らかにしている。厚労省も4月22日に受けたサイバー攻撃をこれまで公表しておらず、国民の老後を支える公的年金制度を担う2組織の信頼回復は遠い。」
(引用おわり。下線はブログ主)

機構側が調査に非協力的だったということで、資料を塗りつぶしたという事例があったとも報じられています。

いったいどこまで責任感のない人たちなんでしょうか?

今回のはあくまで検証委員会のアドホックな「調査」でありおそらく法的な枠組みの「立ち入り検査」(そんなのがあるのかどうか知りませんが)などではなかったから、「抜本的見直し」といった生ぬるい対応で済まされようとしているのでしょうが、検証委員会の人々にお願いしたいのは、固有名詞つまりどの部署のだれがそういう対応をしたのか、まで公表して社会的制裁にさらしてもらいたい、ということです。そうでもしないと、根本的に腐ったこの組織は、また同じような緩さのままでまたとんでもないことをしでかしてしまうと思います。まあもう報告書はでないのかもしれませんが。

ご存じとは思いますが、金融庁検査だと、資料の提出拒否や改ざんは検査忌避という犯罪になります。じっさいそれで厳しい処罰がなされた事例もあります。金融庁の事案なんてある意味、私企業と顧客との局所的な問題点と言えなくもない。一方年金機構は公的な存在で全国民に影響が及ぶ事案です。徹底的に欠点をあぶりだして対応しないと、今回のようにデータが流出してしまうことといった問題が生じることに加え、年金制度そのものへの信頼が薄れてしまうという社会不安の問題につながるのです。パスワードのルールを守らないという、かかなり故意に近い「重過失」ともみられる原因で巻き起こした事件。しかもそれの検証委員会での調査協力拒否。もうだめです。

新聞などでは公務員や警察官はちょっと電車の中で女性の尻を触っただけで実名入りで報じられ仕事を失ったりする。交通事故で大きな損害を生み出しても実名で報じられる。それとのバランスからみればパスワードのルールを守らなかったり調査協力を拒否したりした人は「当然」「それ以上」の罰を受けるべきです。免職は当然。実名入りで公表すべきでしょう。

最大の不愉快さはどこから来るかというと、たとえば調査協力拒否をした人あるいはそれを指示したり承認した上席者に、自分たちがどれほど責任のある仕事をやっているのかという自覚がないことが明らかだからです。自分の組織の不始末が巻き起こした事件に対し、責任逃れなのか組織擁護なのかわかりませんが、解明を難しくさせるような手段を弄して国民や年金制度そのものに対し敵対行為を行っているという自覚のなさです。もっと言えばそういう志の低さというかそれが組織に蔓延しているように思えることです。検証委員会の委員長がいみじくも「不祥事やコンプライアンス違反を起こす組織は似ている。一体感なく、職員に使命感がない。年金機構にもそういうものを感じた」と述べておられます。本来年金制度の根幹を支える機構にもかかわらず、その使命感がないというのは致命的です。トップにその使命感がないからだと思います。そして最近長い間はその使命感を持ったことがないのだと思います。

残念ながら、一度年金記録喪失問題で解体された前の組織から、何一つ体質が変わっていないことが容易に想像されます。それは結局、基本的な「人」が変わっていないからだし、やっぱり役所という後ろ盾が規律の緩さという方向にしか働いていないということだと思います。機構は一度解散して業務を民間に委託すべきだと思います。その際は現場の核となる人間だけを再度採用し、それ以外はすべて解雇すべきです。まっとうな責任感を持った人々と入れ替えれば、多少業務知識が少なくても、今よりましになります。そのぐらい厳しいリストラをやってもらわないと、組織として存続させること自体が非常に危険です。厚生労働省は、今回の調査報告で幕引きを図りたいようですが、ここにも厚生労働省という組織の業の深さが垣間見えます。要するに責任の所在を明らかにしない身内で舐めあう組織です。末端が末端なら監督官庁も監督官庁で、本当に腐ってますね。




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
なにを言ってるのか、さっぱりわからんなー年金だけでない攻撃なのに、そういう日本のまねけな反応含めて、標的型攻撃のすごいところ、攻撃側の狙いはチンケな日本人の年金ではなくもっと深いところにある。まーロシアのサイバー部隊が立ち上げと思われるカルペスキーの見解が正しいし、内閣の対応部隊はもっときょくめなので、アホマスコミに踊らされるとは、らしくないですね
サイバー部隊
2015/08/27 21:38
ということで悪党のこうせいしょう、及び職員を首にしたら何が起こるのでしょう。でよくあるのは、民間、保険会社でもできるという議論は、成り立ちません。金融機関は、マイナンバーせいですし、打ち込み部隊ねババー部隊は人手不足なんで、もっといいバイトがあるので、きません。まさか海外アウトソースなんて恐ろしいこと言わないでよ。
みんな首
2015/08/27 22:06
上記のコメントを下さった方のおっしゃりたいこともわかりますが、大所高所もいいんだけれど、そもそもそれぞれの主体が水際で防ぐ覚悟なしに何ができるっていうんですかね?しかも公的なところほど影響が大きいということだと思いますから、そういう公的な主体がこの体たらくでは全部私的年金に移行したほうがいいように思います。
こういうことを起こす組織と言うのは多くの人々の意識が不十分であり、結局リスクガバナンスがなってないということです。しかも何度も同じ過ちをする。いくらなんでもどんな代わりの組織でも、これよりはましです。民間に移管せよというのはそういう意味です。
大所高所から偉そうなことを言うのは簡単ですが、実際のリスクへの対応は一つ一つ穴をふさぐような地道な作業です。「標的型」が「チンケな日本人の年金」ではなくもっと大きな所を狙っているのなら、逆にこんなまずいアナだらけの組織はさっさと解体しないと不味いということになりませんか?
厭債害債
2015/08/29 11:54
おっしゃるところごもっともです。解体解散の答えとしては、歳入側としては内国徴収庁的なものを立ち上げて、国税なりとの統合、ただ国民に対して還元できる主体がないのです。確かに省庁再編の中でかたらるべき問題ですね。でサイバー攻撃に対しては、専門的なにみれば、さっちょうと、元郵政とケイさんなので、ほかの役所はど素人なのでいつでも進入し放題、現実です。

サイバー
2015/09/03 20:22

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