厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 中国のエアライン体験記(年末モード)

<<   作成日時 : 2016/12/28 00:39   >>

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先日北海道でも大雪で欠航などが相次ぎ、新千歳空港で中国人観光客が暴れたとかいうニュースがでてましたが、人は寒さと空腹にさらされると生存本能によっておそらく暴れるケースが出てきやすくなると思うので、特に寒冷地の空港は十分な毛布と、簡単な「おこめと炒め物の入った食事」が早めに提供できる用意をされるのがよろしいかと。残念ながら天候理由の欠航は航空会社の責任ではないので、ホテル等は用意されないと思います。だからこそ余計なトラブルやけが人を避けるために暖と食は重要だろうと思いますよ。

たまたま中国と航空機というネタで、ちょっと体験談を書いてみたいと思います。ワタクシはこれまで中国系のエアラインは(香港系のキャセイを除けば)利用したことがなかったのですが、今回秋口にタイに行くとき、あまりの安さに思わずその「禁」を破ってしまいました。

「中国東方航空」
なんせ、バンコクまで(上海経由)燃油込往復3万円ちょっと。直行便だとどうしても5万台ぐらいになってしまいますので、乗り継ぎに非常に問題があるとはいえ、やはり安さ優先でいってしまいました。ちなみに中国東方航空は、曲がりなりにもスカイチーム加盟のフルサービスエアラインであって、LCCとは一線を画しています。(スカイチームのエリートプラス会員(他のアライアンスのプラチナ相当)であるワタクシにとっては、ラウンジも使えるし優先搭乗やプライオリティレーンも使える航空会社のほうが何かあった時でも役に立つわけです。これは実際役に立ちました。)

とはいえ、この航空会社の口コミをあちこちでネット検索すると、まあでるわでるわ、悪口が。
平気で遅れる、平気で欠航する(これはワタクシもぶちあたりました)、飯はまずい、CAは愛想が悪い、機内で(エコノミーは)ビール1本しか酒は出ない、トイレが汚い、中国人乗客が非常識な行動をする、うるさい、座席にうんこが落ちていた、などなどもう、他のエアラインでは想像できないようなネタのオンパレードなんですが、まあ余裕を持ってスケジュールを組むことで乗り切れると考えました。というわけで3万円台でのバンコク往復は総合評価としてはまあ70点ぐらいでしょうか。

全体
今回は行きが羽田発上海乗り継ぎバンコク、帰りがバンコク発上海乗り継ぎ成田着でした。
朝、8時台の便でしたので、6時ごろ羽田に着きました。チェックインは特に問題なく、というかおそらくJALの地上職員が対応しているでしょうか?非常に丁寧な扱いで感動しました。少し前までは、羽田はスカイチームの上級会員がそのステータスだけで使えるラウンジがなく、私も非常に不満を貯めていたのですが、昨年あたりからスカイチームのエリートプラスはスカイチーム系航空会社利用の場合はJALの「さくらラウンジ」が使えることとなりました。これはスカイチームエリートにとっては大きな進歩です。

今回乗ったエアバスの機内は、当たり前と言えば当たり前ですが、特に汚いことも座席にうんこが落ちているということもなく、非常に快適でした。食事も言われているほどまずくない、というかデルタ航空のまずい食事に慣れているからかもしれませんが、エコノミーの機内食としては平均的だと思います。ただ、やはり酒はあまりなかったし(ビールは1本しかだめとも言われなかったのですが、何となく。ワインは一応ありました。但し次の上海→バンコク便ではワインは出されていないので、どういう基準なのかはよくわかりません)。あと、コーヒーがない便もありました。

CAもおおむね愛想よかったです。最大の懸念だった、乗客がうるさいかもしれない点ですが、これもすべての便で静かでした(但し、欠航が判明した時はかなり荒れました)。
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(機内食一例と機内)

上海での乗り継ぎ
これもちょっと前から利便性が大分改善されています。昔は上海(浦東)乗り継ぎはいったん入国手続きをとってから再度出国するという面倒なことをやらされていて、乗り継ぎ客は入出国のときにカウンターに殺到して、場合によっては乗り遅れる人も出たという阿鼻叫喚の絵図が繰り広げられていたようです。いまは、国際線同士の乗継はほとんどの行先では入国しなくてもよく、乗り継ぎ客は専用通路を通って、荷物検査を受けて再度出発ロビーに出ていくことが出来ます。もちろん預けた荷物も引き取る必要がなくなっています。ただ、乗り継ぎの荷物検査ではまた長蛇の列。そこで航空会社のエリートステータスを示して係員に一応聞いたら、別の優先通路を通っていいということでしたので、長蛇の列に並ぶことなく通過できました。ということで上海の空港はそれほどストレスはなかったです。といってもほかの国では当たり前の話が最近ようやく上海で実現したということですが。

上海のラウンジ
スカイチームのラウンジは中国東方航空のラウンジです(まあこれは当然)。ちらっと見た限りたとえばエアフランスとかのラウンジもあるようで、基本的なルールだとアライアンス内の航空会社の直営ラウンジであれば利用できるはずなのですが、まあ良くわかりません。東方航空のラウンジは2階建てとなっていて、一階が受付と食事のサービスとテーブル等があり、二階がドリンクのみが置いてあります。二階のほうが圧倒的に静かでくつろげます。食べ物を二階に持って行っても構わないようです。麺がおいしかった。ただ、受付の時、搭乗券を見せるのですが、そこにステータスが書かれているにもかかわらず、わざわざインビテーションを作ってくれるのは意味不明です。

遅延・欠航
実は、羽田を出るときから30分ほど遅れました。まあ乗り継ぎ時間に余裕がありましたので、あまり焦ることはなかったのですが、これは噂どおり「ごく当たり前のように」遅れました。乗り継ぎのバンコク行きもごく当たり前に遅れました。今回は行き帰りとも羽田を含めすべての便がいわゆる「沖止め」でバス移動で、優先搭乗のメリットは何一つ受けられなかったことを追記しておきます。よくわかりませんが、予算をけちるとこういうことになるのでしょうか?
帰りはバンコク発は予定通り朝9時ごろ出発しました。まあ多少遅れましたが、これはごく普通の範囲です。問題は乗継便。ワタクシの乗る予定の上海発成田行きは最初の出発地が北京なのです。で、口コミなどで苦情が殺到しているのがこの便(だから安い)。成田はご存じのとおり離着陸は22:00までとなっているようで、それより遅くなると着陸させてもらえません。この便(MU271)の上海出発が17:05ごろで成田到着が20:55ごろ。要するに1時間以上遅れる可能性が高い場合はすぐにキャンセルされる便なのです。最近は中国の空の事情も大変込み合っているようで特に北京や上海はひどいと聞きます。ワタクシは事前の調査でこの事実を突き止め、ワタクシの乗る271便のトラックレコードを調べてみたところ驚愕の事実が。1か月の間に5回以上キャンセルされる。それだけならまだしも、最近特にひどくなってきていてワタクシが乗る予定の1週間前ぐらいには週に3回キャンセルというのが出てました。(ちなみに、中国東方航空は過去の発着時間や欠航が調べられます。http://www.ceair.com/server/aoc/
ということで、ワタクシは実は乗る前からその日のうちに成田に着ける可能性は50%ぐらいと踏んでいました。そして結果的にはやはり「欠航」となりました。


欠航したらどうなるか?
未経験の方には多少参考になるかと思い書いておきます。
予定出発時間の30分ぐらい前でしょうか?搭乗口で欠航のアナウンスがありました。正直海外のアナウンスはわかりにくい(英語でも聞き取りにくい)のですが、ワタクシのほうはほぼその時点で先ほどのHPの情報で北京発がかなり遅れていることを知っており欠航確率を80%に上げていたことと、周りにいた中国人が中国語のアナウンスを聞いて「うぉー」とか騒ぎ始めたことで欠航を確信しました。でもまあ最初は口々に文句をギャーギャー行っていた乗客たちも、割と早くに係員が来て説明を始めたので、特に問題はなかったと思います。
係員がその場で簡単な説明をし、その後係員の誘導に従って進みます。先に結論を言えば、この日は航空会社の用意したホテルに泊まります。天候理由の場合は保障されないこともありますが、今回のように飛行機会社の都合で遅れて欠航になった場合(供用時間に間に合わない場合を含む)はホテルと食事は航空会社が用意します。ただ、ホテルにたどり着いて食事にありつくまでが結構苦難の道です。なによりも、説明を聞きのがすと大変なので、それもかなりしんどいです。

係員の誘導は途中で二手に分かれます。同じ飛行機に乗る予定だった人のうち、ワタクシのような純粋の乗継客グループと中国に入国していた人グループが分けられます。ワタクシたち乗り継ぎチームは入国ヒストリーがなく、特別に一旦入国させてもらわなければならないからです。おそらく中国に入国していたチームは出国を取り消しただけでさっさとゲートの外に行きバスに乗ってホテルに向かったものと思われますが、我々はさんざん待たされあちこち連れまわされ、片隅のなんだかよくわからない入国カウンターで簡単な入国審査を受け、さらに空港の長い通路を連れていかれ、さらにさんざん待たされてバスに乗せられました。この時すでに夜の9時ごろ。そこからバスで約40分ぐらいのところにある、割と大きなホテルに連れていかれ、部屋を割り当てられました。ワタクシは結果的になりませんでしたが、一人客の場合は相部屋にされるケースはあるようです。それと、パスポートを預けさせられカギと引き換えとのこと。これは慣れてないと「ええっ?」と思うでしょうね。
係員の説明では、各部屋にお弁当が配られるということでしたが、待っても待っても来ないので何度か催促したら来ました。この時すでに夜の11時をかなり回っています。
ホテルの近所にファミマがあったので、お酒を買いに行きました。ビールは安かった。気を付けなければいけないのは日本と違い、ファミマではクレジットカードは一切通用しません。まあ元の現金のみ。店内にATMはあり、JCBのカードでキャッシングできるようですが、ワタクシは欠航が決まる前に上海の空港でこういう事態に備えて少し両替しておきました。自分を褒めてあげたい。でも寝たのは結局1時ごろ。

更に厳しいことに、翌日は5:00にホテル発となりました。臨時便を8時ごろ飛ばす予定だというのです。寝たかどうかも良くわからない中で5時ちょっと前にロビーに行くと持ち帰り容器に入った「茹で卵入り粥」が配られていました。どうせ空港に行ってから時間があると思ってラウンジで食べようと思い、面倒なのでもらいませんでしたが、なんだかみなさんうまそうに食ってましたね。

バスから降りたら6時前。カウンターで改めて搭乗手続きをしなければなりません。カウンターもやっているのかどうかも良くわからない状況でしたが、いずれにしても長い行列。周りを見回してみると上海(浦東)空港はカウンターごとにエリートラインがあるのではなく、エリート専用のカウンターが別にある。ためしに、と思ってそこに行ったらサクサク手続きしてもらえました。当日は霧がひどくて結局臨時便も3時間ほど遅れて飛び立ちましたが、まあ無事に帰れました。予定より一日遅れて大丈夫か?って。実はこの欠航確率の高い便(一番安い)に乗る代わり当初より帰国予定を1日早めています。まあこれが「リスク管理」ってやつです(違)。

今回は、結果だけ見ると欠航でひどい目に合っているのですが、大体のことは予測されていて対処できたのとスカイチームエリートプラスの恩恵にかなりあずかれたのでさほどストレスは感じませんでした。でも、そのいずれもなかったら、空港の説明はわかりにくいわ、係員の言うことはいまいちあてにならないわ、待たされるわ連れまわされるわ、食事はなかなかこないわで相当キレるでしょうね。一組の日本人男女は英語も全く分からないようで、周りの日本人乗客がアナウンスや係員の説明を翻訳するなどサポートしてました。まあ相当不安だっただろうと思います。ですから、覚悟のない人には中国東方航空MU271便はお勧めしません。でも安いです・・・
総体的に、やはり欠航や遅延は大問題ですが、それ以外はワタクシの感じる限り大きな問題はなかったように思います。トイレも比較的きれいでした。
余談ながら、別にワタクシは回し者ではないですが、年会費27000円ぐらいで手に入るデルタのゴールド(スカイチームエリートプラス)資格つきクレジットカードはやはりお買い得だと思います。
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(上海で連れて行かれたホテルの部屋と夕食の弁当です)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
デルタ航空の成田−バンコク直行便がなくなりましたから、「さもありなん」です。
bunson
2017/01/06 17:28
bunsonさん コメントありがとうございます。
本題からそれますがデルタは成田を少しずつ縮小しつつあるように思えますね。
厭債害債
2017/01/07 18:22

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