厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 謹賀新年(あけおめモード)

<<   作成日時 : 2017/01/05 07:07   >>

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どうでもいいけれど「くまもん」って英訳すると、クマがBearで「もん」がポケモンのならいでモンスターの略だとするとMonster Bearとでも訳すのかな、と思いまして(もちろん本当はくまもともん(熊本人)のことです)、もし年明け暴落したら大納会に「くまもん」を登場させた日本証券取引所関係者には、猛省を促したい(違)ところですが、さすがの証券業界、4日の今年の7団体合同新年賀詞交換会では思い切り「とうしくん」を登場させ、見事にバランスをとっているようです。以前「とうしくん」について、業界関係者の方に「おなじキャラが何体もあるようだけれど、ディズニーのミッキーマウスのように出現が同時にならないようにコントロールされているのか?」とかお聞きしましたら、なんと「とうしくん」は10匹兄弟という設定で(その割には名前が同じ)同時に最大10体まで登場できるのだそうです。新年賀詞交換会にも2体登場していました。おかげで1月4日は日経平均500円近い急騰となっていますがな・・・
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賀詞交歓会では麻生副総理兼財務大臣が登場して、相変わらず軽妙なスピーチで笑いを取っていました。麻生さんは日本におけるポリティカルインコレクトネスの最右翼みたいな存在ですが、トランプさんの暴走ぶりを最近味わった我々からはまあ、麻生さんが何を言っても全く許されるという感じになるから不思議です。これも人徳というのか時代がかわったというのか。

麻生さんいわく、1989年末には日経平均38000円以上で引けたのにその後日本株は8000円の時代を経験した。これは株を持っている人が一株当たり30000円損した経験を持ったということだ、という非常におおざっぱな話をしており、まあみなし額面とか除数とか細かい話をのぞけば大体そんな感じなわけですが、「証券業界が信頼されていないからこうなっている」というのはちょっと言い過ぎかなとおもいました。日本の貯蓄が動かないのは証券業界ではなくやはり日本の高齢化に伴う構造的な面が大きいと思います。日本の多くの貯蓄は高齢者が抱えて彼らが圧倒的に預貯金の形で保有しており、ここが動かないと本格的には(若年層にはそれほどお金がないから)リスク資産への投資は増えない。意外なことに、高齢者のほうが、貯蓄に占める有価証券の比率が高いのですが、おそらくこれは、バックに圧倒的な量の預貯金があるから、リスクが取れるという話だろうと思います。
http://www.stat.go.jp/data/topics/158-4.htm
良く言われるように、年寄りほどリスクを取らないというのとはちょっと違って、貧乏人(若年層)はリスクを取れないというほうが近いように思います。そして残念ながらここの所富裕層(年寄)と貧乏人(若年層)のギャップは全体的に開きつつあるように見えます。
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h27_gai4.pdf
このデータを見る限り、ここ数年特に高齢者ゾーンの純貯蓄が増え、働き盛り層(50以下)の純貯蓄はむしろ減っているという股裂き状態なんですが、たっぷりと資産を抱え込んだ高齢者層がこれからガンガンリスク資産に突っ込むとも思えないので、そりゃなかなか株への投資は増えませんわなぁ、と思う次第です。
といっても若い人が収入がガンガン増えて貯蓄超過になるような時代はおそらくないでしょうから、やはり証券優遇税制とか若い人がリスクを負って投資することが経済的なメリットとして体感できる制度が重要で、その意味でNISAとか個人DCとか現役世代が証券投資によって税制上のメリットをガツガツ得られる仕組みは積極的な試みとして評価されていいと思います。逆に高齢者の預金については、極論すれば一定の年齢に達した時に強制的に一定の金額の国債プラス年金受給権に転換してしまうとか、そこまでしないと動かないのでは、とか思ってしまいます。まあ札束を布団の下に仕舞い込んだりしてそう簡単ではないでしょうけれど。

アベノミクス以降格差が広がりつつあるのは気のせい?だろうと思いますが、今後徐々にそうした取り組みを通じて将来につながるような世代のバランスが取れればいいなぁと思った次第です。今年も良い年になりますように。

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