厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS バスク・ボルドーを旅する(休日モード)(6)〜ボルドーのシャトーめぐり

<<   作成日時 : 2017/09/17 12:45   >>

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実は、ボルドーは二回目です。前回もブログに旅行記をアップしました。今回はその雪辱戦みたいなところがあります。というのは、前回メインに据えていたムートンロートシルトが改修中で見学できなかったこともあり、今回は無事見学ツアーの予約が取れたので、再挑戦です。
ムートンロートシルトの見学ツアーは有料で2時間半ぐらいかけてじっくりと製造工程と蔵と自前の美術館を見せてもらい、あとで試飲が3種類(もちろんムートンロートシルトを含む)。詳しくはあとで書きますが、ほぼ半日つぶれるので、今回は2か所のみの訪問となりました。

もう一か所予約したのはChateau pontet-canet(シャトー・ポンテカネ)。なぜここにしたかというと、徹底した自然有機農法にこだわるブドウしか使わない、という表向きの理由のほか、昔ファンだった小説家、北杜夫さんのエッセイに登場していたからです。北杜夫さんは自分はワインがわからずレストランに行ってワインリストから選ぶ立場になっても非常に困るので、ある時リストからこの名前を見つけてこれ1択でいこうと思ったそうです。その理由は、何となくワインはむやみに値段が高く相当気前よくお金を払っているイメージで、それが「ポンと金を払う」という感じのポンテカネに行きついたのだとか。本当かどうか知りませんが、ともかくファンとしてはまあ一回行ってみようかと。

今回もレンタカーを借りて行くことにします。え?飲むんでしょ?って?そりゃまあ当然試飲で口に含むし、ちびっとぐらいはゴックンするかもしれないけれど、まあ量的には全く酒気帯びにならないレベルですからご安心ください(あとでムートンであまりにたくさん出てきたのでちょっとビビりましたが)。そもそも、フランスは日本に比べて飲酒運転や酒気帯び運転の基準が甘めに設定されています。おおむね2倍ぐらい甘い。だからと言って飲んでいいというものではないのでしょうが、少なくとも本日の2か所でちょっとだけ舐める程度では違反に問われる可能性は皆無と言えます。

レンタカーは日本からネットで予約していましたが、そもそもバカンスシーズンなのでべらぼうに高いです。一日普通の小型セダンで2万円を超えます。コストを抑えるにはボルドーから鉄道でポイヤック(Pouillac)まで行って歩くか事前にタクシーを予約しておくかというような方法もありますが、所詮シャトー同士の間がかなり離れているので、そう簡単ではない。実際歩いている人も見かけましたが、まあ暑い中本当に大変そうです。ポイヤックやメドックなど西岸を車で巡る時に気をつけなければいけないのは、住所がほとんど役に立たないこと。住所だと思っていても単に「村」ぐらいまでしか書いてなくて、ナビに入れても何の役にも立たないことがある。ですから、念のため事前に訪問予定のシャトーの行き先を正確に(グーグルマップなどで)印刷しておくことをお勧めします。

9時前にボルドー市内を出て途中で朝ごはん(パンとチョコクロワッサン)を食べ怪しげな骨董屋?に寄ったりしながら、向かいます。それにしてもこの国は何処で食べてもコーヒーとクロワッサンは間違いない。まあ朝定食は何処で食べても美味しいですね。
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シャトー・ポンテカネはすぐ見つかりましたが、意外にこの辺りは一方通行がおおくてぐるっと余計に回ることになりました。門を車で入るととてもきれいな邸宅となっていて、適当に車を止め建物の前に行きます。
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でも「事務所」と書いた場所はかぎが掛かっていて、途方に暮れていると、同じ時間に予約したとみられる中国人3人組と一人の人が集まってきて同じようなことをしていました。実はというか当たり前ですが、ポンテカネは完全予約制です。で園内の畑を案内するのに6〜7人乗りのゴルフカートのようなもので行くので、物理的に1回あたりそれ以上の予約は受けない。シャトーから見たら、集合時間に6〜7人以内がそこにいればそれはまさに予約した人ということであって、結果的に時間通り係の人が出て来て名前とかも一切確認しないでカートに乗れと言います。

本当にきれいなぶどう畑の中をゆっくりと自然農法に関する蘊蓄を聞かせてもらいながら、30分。
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工場についてまたいろいろおはなしをきいて色々なこだわりがあることを教えてくれましたが、専門家ではないのでいまいち最終的にはピンと来ず。でもこのタンクはちょっとおもしろい。
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最後は試飲。やはりこのクラスのワインですと最低10年寝かせてください、ということですが、比較的まだ若い2013年物でした。
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ちなみにここは「無料」。そう、無料です。でも結果的に申し訳ない気がして100ユーロの2012年物を買って帰りました。ここで買うとちゃんと「木箱」に入れてくれます。

しばらく時間があったのでポイヤックの街へ。といっても大した大きな市街地ではないので、川沿いに行きました。前にも行ったところです。ワインボトルのモニュメントが印象的です。無駄な外食は避けるというポリシーの元、サンドイッチを持参していました。サンセバスチャンから持ち込んだ生ハムとチーズ。それにパンと水があればこの雰囲気では十分贅沢な気分になれますね。
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さてメインのムートンロートシルトは14:30からのツアーを予約していますので、10分前にオフィスへ。
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こちらはしっかりとしたオフィスで、すでに何人かの方がツアー開始を待っていました。ムートンロートシルトは、そのワインの歴史においても特筆すべきで、唯一「級」があがった畑と言われています。つまり2級から1級への格上げが行われた。通常は級というのは変わるべきものではないということなのですが、ムートンは様々な土壌改良等の努力の結果昇級を認められたのだとか。またこのブランドは、そのラベルを超一流の芸術家に描かせたりすることでも有名です。待っている間に、いろいろ眺めてまた認識を新たにしました。
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こちらでは畑は案内せず、まず工場でそして蔵。やはり伝統があり蔵の中は相当に印象深いです。そして、このシャトーでの見学のかなりの部分がその付属美術館。
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一部撮影禁止の場所もあります。クイーンマザーが来た時のエピソードとか面白く語ってくれました。
そして最後にお待ちかね、試飲。ここでは3種類飲ませてくれます。まあサード、セカンド、トップブランド(ムートンロートシルト)の順番でしょうが、なんだかこのクラスになると味の違いがよくわからん・・・だってセカンドとかでも普通に数万円するんですからね。トップブランドだと最低でも500〜600ユーロぐらいですかね。
それが55ユーロで見学つきで3杯のめるのだから、コストパフォーマンス的には悪くないです。日本でレストランだとどれぐらいするんだろ?あーあまり値段のことは言いたくないですね。とにかく複雑性というかどのワインをとってもお前にこれがわかるか、という挑戦状をたたきつけられる感じです。
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で、結構ここはたっぷりと注いでくれる(普通のレストランのグラスワイン並み)ので、実際は結構飲みましたが、多分許容範囲内だと思います。

ちゃんと無事にレンタカーを返却し、今度は駅前からバスでホテルに帰りましたよ。


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