厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

アクセスカウンタ

zoom RSS 憲法記念日

<<   作成日時 : 2018/05/03 11:13   >>

ナイス ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 0

今日から世間的には4連休です。お仕事の方も多いと思いますが、オフィスワーカーはお休みの方が多いでしょう。
憲法記念日。ご存じの通り、現在の日本国憲法が施行された日です。戦争のあとほどなく制定された現憲法は、色々批判は多いものの、やはり今の日本の国のあり方を定めているもので、大きな役割を果たしてきたと思います。
しかし、太平洋戦争の終結から80年近くたっている今、戦後ではなく戦前である、とまで言われる国際情勢の変化の中で、そして人々のライフスタイルや考え方が大きく変化している中で、憲法の謳っている中身に対する見直しの議論が生まれています。その対象は多岐にわたっています。

代表的なものは、言うまでもなく憲法9条です。自衛隊の存在を明記するかどうか、条文の書き換えにより自衛戦争の合憲性をはっきりさせるか、あるいは集団的自衛について明確にするか、など、大きな問題があります。
憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」という規定は、生活保護の根拠になっていますが、現実には外国人にも認められていて、その数が急増している。これをどう考えるか?という問題があります。また憲法14条の法の下の平等にかんしても、何を持って平等とするのか、どの範囲まで平等を推し進めるのか(例えばLGBT,夫婦別姓、事実婚、非嫡出子など)いろいろ論議があります。SNSがこれだけ発達して、「テロリストによる利用」、「炎上」「ステマ」、「集団いじめ」、「個人情報の流用」といった事例が頻発する時代において、憲法の定める通信の秘密あるいは表現の自由(21条)といったものについての何らかの制限を設けるべきなのかどうか、憲法問題ではなく単なる立法問題なのかどうかもふくめた議論が必要になってきていると思います。直近では天皇の生前退位が目前に迫る中で、皇室制度についてもいろいろ考える余地がある。

正に戦後長い時間が過ぎて、憲法のよりどころであった思想や気分、あるいは社会背景のようなものが大きく変化している中で、憲法は、その硬性憲法性ゆえに、一度も一字一句たりとも変更されることなく、この70年以上を過ごしてきたわけです。70年と言えば人の一生に相当します。いわゆる世代の交代があってしかるべき長さです。憲法記念日というのは、おそらくそういうことを日本国民が年に一度思い起こして、あらためて今のあるべき姿を考え直す格好のタイミングだろうと思うのです。

まあ、ワタクシも含めて普通のひとは、単なるGWの一日としてエンジョイすると思いますし自分へのいいわけも含めしかたないとは思っています。しかし、仮にも一定の公的使命を担っている(とおそらく当人たちは自負している)報道機関とくにテレビの皆さんが、本日の憲法記念日の扱いについて非常に冷淡であることがとても気になります。少なくとも安倍政権の下での憲法改正が議論されようとしているのですから、いろいろな意見がある中でそれぞれのメディアがその主張を国民に説得的に語るいい機会だと思うのです。「憲法記念日」ですからね。
ところが、朝からテレビをつけて番組リストを俯瞰してみるに、ざっと見たところ憲法に関する特集を少しでも番組として組んでいるのはNHKの地上波だけ。しかも2時間程度。それ以外の局は(まあニュース番組等のなかで行事を取り上げるぐらいはするのかもしれませんが)番組として組んでいるところは見当たりません。その代わりなんだかTOKIOの謝罪がどうたらこうたらみたいなのがあちこちにあったり。

憲法改正が議論されあるいはこれから真剣に議論の対象になるべきである時代に、これは報道機関としてはちょっといかがなものか?と思います。まあ別に上から目線で啓蒙活動しろとは言いませんが、せっかくの日なので、少なくとも複数あるチャネルの一つぐらい(例えばBSの一つ)をつかって朝から番まで一日中憲法の逐条解説とか事例研究とか海外との比較とかやるところは出てこないのでしょうか?特にNHKなど、受信料をとっておきながら、この程度の役割しか果たせないとしたら情けないです。報道界全体として、メディアの存在意義をかけて考えてもらいたいと思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 7
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
憲法記念日 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる