厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 米朝首脳会談中止に思う(個人的見解)

<<   作成日時 : 2018/05/25 08:45   >>

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多くの人はやっぱりな、と思ったのではないでしょうか。ワタクシはそう思いました。

そもそも、直接会うというのがかなり唐突であり、トランプ流の「ディール」の一環だったと思うのです。結果的に、トランプは何も失うものなく人質を取り返し、まあホンマモノかどうかわかりませんが、核開発に使っていたという施設を爆破させた。その上での合意破棄。トランプ氏は人格的にはともかくやはり「やり手」であることは確かだと思います。実は大統領となって、彼はいろんなことに気が付いたと思います。民間の商売の世界では、必ず法律や商慣習やそういうものに縛られるし、それに反すると莫大な違約金を取られたり、下手をすると刑務所行きになったりする。しかし、大統領が外交でやる行動にはそういうものがないのです。先ほど申し上げたように人格的にコイツおかしいんじゃないか、と言われることはいっぱいあっても、法律的にとがめられることも相手の国から刑務所にぶち込まれることもない。それこそ、うそを言っても許されるし約束を破ることも全く問題ない、これこそ俺の世界だ、と思って欣喜雀躍している事でしょう。

北朝鮮が米との直接対話というのをトランプが就任するずーっと以前から欲していたのは良く知られることで、そのために譲歩を小出しにし、それをまた反故にし、ということを繰り返してきたのですが、彼らにとって直接対話が意味を持つのはある意味「まともな大統領」である場合に限定されます。トランプのように初めから約束を守る気も全くない人物の場合、直接対話につられていろいろな譲歩をしてしまった北の作戦ミスがあったと思います。会談場所が板門店ではなく中国でもなく、シンガポールになったのも大きな痛手でした。ここは平壌ないし北京から飛行機を使う必要があります。飛行機はその気になれば簡単に撃墜される可能性があります。戦争も辞さないという構えの大統領がそのようなオプションを持っていないと考えるのは甘すぎるでしょう。その結果、実は北朝鮮もシンガポールなら直接対話を拒む方向に傾いていた可能性はあると思います。一旦妥協を見せて世間を喜ばせて為替相場でひと稼ぎしてから相手から会談中止を持ちかけさせるようにした。(さすがに自分たちが望んでいたのを自分で反故にすることは難しいでしょう。それは今後対話の道を閉ざすということになり、直ちに緊張を高めることになりますから)。まあ多分核開発施設もどこかに温存しているとは思います。

まあ今回の会談中止も、トランプ流「ディール」の流れの中のまだ中間地点に過ぎません。朝鮮半島の(あえて言えば北朝鮮の)無条件の非核化が絶対条件であり、それまではこうした権謀術策が繰り返されるでしょう。もっと言えば、やはり朝鮮半島の統一を北主導ではなく南主導で行う、というそこまで行かないとダメであり、トランプ政権にとってのゴールはやはり北の体制の消滅しかないとワタクシは思っています。まあ素人考えですみません。

いやーそれにしてもちょっと人格的に変な人が大統領になって、武力行使も辞さない強硬派が国務長官になった米国はめちゃくちゃ強い(変な意味も含んで)です。

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