10年国債金利0.1%割れ
日銀の「手の込んだ」マイナス金利政策でいろいろとややこしいことになりそうです。
当座預金残高に対し基本的な付利部分は残しつつ、それ以上については原則マイナス金利ないしゼロ金利ということで、お金はどこへ行くのだろうか、というとっても素朴な疑問が生まれています。短期資金市場はどうなるのだろうか、とかもうね。
10年国債の金利も0.1%を割れてしまいまして、言い方を変えると昨日のなんと「半分」になってしまいました。異次元緩和の出発点が「ニマ~イ、ニバ~イ」だったことを考えると、妙な納得感すら生まれてくるぐらいですが、先ほど債券の運用担当の方の顔を見ましたら、ちょっと具合が悪そうでしたな。いや、体によくありませんぜ、この金融政策は。
ただ、ある程度自由度の高いポートフォリオであまりバタバタ動かす主体でなければ、早い段階からこういう事態を見越して短期ゾーンのウェイトを極端に落としてあると思います。見方を変えると目先の償還も少ないので、当分は「死んだふり」でしのぐのだろうと思います。しかし、銀行さんとかどうしても短めのところを買ってきた主体がどのようにされるのか、付利による収益も落ちますし、いろいろ大変だなぁとか思います。
てか、そもそも通常の円建て債券ポートフォリオって真っ当な形で生き残れるのか?期待収益率の観点から長期投資としての枠組みに組み入れうるのかどうかすら怪しくなってくる。まあそういったのもポーロフォリオ利バランスを期待する政策的な枠組みの一部といえばそれまでですが、やはりALMとか真っ当なことをやりづらくなっているよねぇというのが率直な印象です。ある程度仕方ないとはいえ、一体誰がこの落とし前をつけるのか、というのが運用担当者のやり場のない怒りではないか、と思います。
昔焼き芋屋が売り歩くとき
九里四里(くりより)うまい十三里・・・
なんてキャッチコピーでうまいこと言いながら売り歩いていたみたいですが、ついつい
“付利よりやすい10年金利”
とか頭に浮かんでしまいました。いや、どうでもいいです。
当座預金残高に対し基本的な付利部分は残しつつ、それ以上については原則マイナス金利ないしゼロ金利ということで、お金はどこへ行くのだろうか、というとっても素朴な疑問が生まれています。短期資金市場はどうなるのだろうか、とかもうね。
10年国債の金利も0.1%を割れてしまいまして、言い方を変えると昨日のなんと「半分」になってしまいました。異次元緩和の出発点が「ニマ~イ、ニバ~イ」だったことを考えると、妙な納得感すら生まれてくるぐらいですが、先ほど債券の運用担当の方の顔を見ましたら、ちょっと具合が悪そうでしたな。いや、体によくありませんぜ、この金融政策は。
ただ、ある程度自由度の高いポートフォリオであまりバタバタ動かす主体でなければ、早い段階からこういう事態を見越して短期ゾーンのウェイトを極端に落としてあると思います。見方を変えると目先の償還も少ないので、当分は「死んだふり」でしのぐのだろうと思います。しかし、銀行さんとかどうしても短めのところを買ってきた主体がどのようにされるのか、付利による収益も落ちますし、いろいろ大変だなぁとか思います。
てか、そもそも通常の円建て債券ポートフォリオって真っ当な形で生き残れるのか?期待収益率の観点から長期投資としての枠組みに組み入れうるのかどうかすら怪しくなってくる。まあそういったのもポーロフォリオ利バランスを期待する政策的な枠組みの一部といえばそれまでですが、やはりALMとか真っ当なことをやりづらくなっているよねぇというのが率直な印象です。ある程度仕方ないとはいえ、一体誰がこの落とし前をつけるのか、というのが運用担当者のやり場のない怒りではないか、と思います。
昔焼き芋屋が売り歩くとき
九里四里(くりより)うまい十三里・・・
なんてキャッチコピーでうまいこと言いながら売り歩いていたみたいですが、ついつい
“付利よりやすい10年金利”
とか頭に浮かんでしまいました。いや、どうでもいいです。
この記事へのコメント
目論みがどうであれ、相場に勝てるプロは限定的なので、日銀もGPIFも将来の損失が心配です。