厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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<<   作成日時 : 2018/08/29 11:58   >>

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以前にウミガメの鼻に刺さったストローの映像が大きく取り上げられ、海洋汚染の深刻さをアピールする形で反プラスチックストロー運動が急速に盛り上がりました。外食系のいくつかが即座にプラスチックストロー全廃へ向けて動いています。法律で規制している国などもあるようです。しかし、本当に問題なのはストローではない、というのが下の映像。
https://www.bloomberg.co.jp/news/videos/2018-08-29/PE75V06S972901

実際、ワタクシはなぜいきなりストローだけが取り上げられるのか疑問に思っていました。スタバだって冷たいドリンクはストローよりはるかにたくさんのプラスチックを使っているカップで提供されます。ストローだけ廃止するのは、まあ何もしないよりもましだけれど、「小手先」の印象を免れません。こういうことを言うと怒られるかもしれませんが、例のウミガメの映像だって胡散臭いもので、どうやってストローが鼻に突き刺さるのかうまく説明できない(一説には飲み込んだ後吐き出そうとして鼻に刺さっているというのがありましたが・・・)。私はウミガメ映像は誰かが意図的に鼻に突っ込んだ「やらせ」の可能性すら疑っています。量的に凄まじくなっているはずのほかのプラスチックを無視してストローだけがやり玉に挙がるのは正直納得感に欠けます。

ワタクシは別に汚染の現状をそのままにしていいというのではありません。プラスチックによる海洋汚染は大きな問題であり、何らかの対応をしなければならない。実際クジラがプラスチックを食べて死んでいるのも見つかっている。マイクロプラスチック問題も深刻でしょうし、なによりもそれは食物連鎖を通じて人間にも悪影響を与えかねないことも想像できる。だからみんなでごみを減らし、処分が環境に優しくなるように手立てを打っていく、そういう議論自体は本当にこれからしっかりとやっていかなければならない。

しかし、上のリンク先の映像では本当の海洋廃棄プラスチック廃棄物の多くは「漁網」であると指摘しています。また最近では中国政府が廃プラスチックの引き取りを禁止したことから、多くのごみが行き場をなくする事が予想されています。そういう大きなレベルでの取り組みとして、ペットボトルの再生をもっと義務的に強化するとか(高額デポジット制にするとかね)、マイクロプラスチックの原因となるレジ袋を原則禁止とするとかあらゆるところでの抜本的な対応が急務だと思います。それなのに今プラスチックストローですかい?というのが率直な印象です。もちろん大きな問題について各国政府としても手をこまねいてみているわけではありませんし、一応日本でもこのようなペーパーが出ています。
http://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/junkai_keizai/pdf/002_04_00.pdf

まあ、ウミガメ映像が「やらせ」であれ何であれ、こういうきっかけを通じて関心が高まり、結果的には良い方向にみんなが協力できるのであればよいことです。しかし、プラスチックストローだけをことさら強調したのは、問題が矮小化されるリスクを孕んだアプローチだったのではないかと思います。この問題に対する必要な取り組みがゆがめられないよう、気を付けていくべきです。

ちなみにNHKのここでは、子供向け番組ながら、その辺割ときちんと取り上げているようです。
http://www.nhk.or.jp/sekaima-blog/301915.html


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ストローを飲み込んだウミガメの映像がヤラセというのはさすがに穿ちすぎではないですか。虫と間違えて飲み込んでしまうことは十分考えれることですし、環境保護団体の人間がストロー規制を誘導するためにそのようなことをするほど醜悪なメンタリティをもっているという認識はいくらなんでも偏ってると思います。
https://www.nationalgeographic.com.au/animals/how-did-sea-turtle-get-a-straw-up-its-nose.aspx
おっしゃる様に漁網が海洋プラスティク汚染の最たるもので、これを止めるために最も有効な手段は「魚食を止めること、消費量を減らすこと」ですが、メディアは口が裂けてもそのようなことは言いません。
S
2018/08/29 22:22
誰もが同じような印象を持ってしまうような衝撃的な映像に接したときは、一歩下がって考えてみたい。
(朝日新聞のサンゴ、油まみれの水鳥、ナイラ、…)
774
2018/08/31 02:15

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