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zoom RSS トランプ政権の向かうところ

<<   作成日時 : 2018/10/18 07:20   >>

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ツイッターで見たのですが、先日のNYタイムズによれば、イェール大学の哲学教授が「あなたが歴史と哲学を目安に使っているなら、トランプの言葉と歴史の中で最も非難されたファシストの言葉との間の類似点を見るのは簡単です。」と言っているようです。

そういえば、マチス国防長官のことを思い出しました。最近トランプ政権で辞任説が飛び交っている方です。この人がノミネートされたとき、世間は彼のことを「狂犬」マッドドッグと言っていたのを覚えているでしょうか?こんな強烈な人を国防長官にするということで、まあ必ずしも悪い意味ではないでしょうが、新たな政権の人事に驚いたことを覚えています。

しかし、今はどうです?彼はむしろ政権内にのこった数少ない「まともな人」みたいな感じで取り扱われている。つまりそれだけトランプ大統領を筆頭にしたトランプ政権そのものが相当あっちの方にシフトしてしまったということ。ポピュリズムでありファシズムであり強権主義であり自国中心主義であり人種差別主義であり、アメリカが過去自らを貶めてきたありとあらゆる方向性を同時に兼ね備えた人物がいまアメリカの大統領をやっている。これが現実です。彼の異常さというか極端さはその外交面に表れているのですが、ヘイリー国連大使、マチス国防長官など政権初期からなんとか外交や外の政策を支えてきた人々が、それこそすでに枯れ木に近くなったトランプ政権という木の最後の数枚の葉のうちまだちょっと色が残っている葉がおちていく、そんな感じです。

アメリカの政権というのは世界最大の経済規模の国の運営者であり、曲がりなりにも基軸通貨ドルを有し、その金融政策が世界に影響を与える国である。したがって特に金融関係者はどうしても物事を見るときにアメリカ中心で物事を考えがちであり、気が付いたら自分自身がアメリカ的なあるいはアメリカ中心的な視点となっていることに疑問を持たなくなりつつあります。
もともと狂犬だったはずがなんだかまとも(実際狂犬というのは軍人として、という意味だと思いますが)に見るぐらい、トランプ政権は2年弱の間に大きくあっちの方角にシフトしてしまったということなのではないか?そしてそのシフトが意外に人々の気が付かないペースで流されるがごとく行われることで、社会全体が非常にまずい方向に向かっているのではないか?そんな感じがしてしまいます。

いろいろな方がトランプさんのことを口を極めて批判していますが、大統領になる前からこれまでの間、あるいみ「変な大統領」である点では一貫しているのではないかと思います。その結果として、批判する側も批判慣れというか批判疲れというか、知らないうちに引きずられてしまっているのではないか?引きずられているという言い方が正しくないとすると、知らず知らずのうちに標準がトランプ氏によって明後日方向にずらされてしまっているのではないか?とすら思えます。

こういう「無知による低レベルの確信犯」的な大統領が出てきた場合は、自覚ある国民によって、たとえば弾劾制度の活用などで、自らの手にその主導権を取り戻すしかない。しかしトランプ氏のように国民の一部に根強い支持がある場合は難しいので、外国人である我々からすればあくまでもよその国であるとして静観するしかありません。ただ、アメリカという世界の中心的活動を担う国がそのように動いていることの危険性を、最初のイェール大学の先生のように認識しておく必要はあるだろうと思います。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
実際にアメリカに住んでいる視点からは、ファシズムっぽい雰囲気はむしろ民主党から感じるんですよね。今回の最高裁判事候補やその支持者への攻撃なんて理性のかけらもなく、ユダヤ人排斥を声高に訴えるナチス支持者、あるいは文革で富裕層を叩く紅衛兵とダブってみえました。
メディアの印象操作
2018/10/18 07:40
メディアの印象操作さん、コメントありがとうございます。
多分、根っこは同じなんじゃないでしょうか?トランプさんという船頭(扇動?)のおかげで船ごと流されてしまっているという。
厭債害債
2018/10/18 09:27
私も民主党が先なのでは?と疑ってます。民主党がアイデンティティ政治に走り、Politically Correctの嵐が吹き荒れ、呆れ果て疲れ果てた人々がトランプ氏を。
だってしばらく前からPCの話、特に大学におけるPCの話は常軌を逸してましたからね。
そして根本には社会を分断するフィルターバブルが何かの形で絡んでいると睨んでいます。
Polly
2018/11/03 22:59

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