移民政策の転換案に思う

正直な感想を述べれば、現在の日本の首相は頭が悪いと思う。

今の経済政策とか間接的に指示している金融政策などは、ある意味頭が悪くないとできないというか、真っ当な神経ではなかなか取り組めないだろうと思うが、結果として株価が上昇し、景気が良くなっている。しかし、これについては麻薬中毒になっているだけという見方もできるわけで、もちろん最もつらい時期を麻薬で痛みを押さえて手術しその後の回復につなげるというやり方はありで、麻薬そのものを否定するのではない。問題は麻薬を大量に投与しながら手術に踏み切れない、そういう状態が今の状態だということであり、多分日本は麻薬中毒患者になったのであり、ここからのリハビリはもはや不可能で、死に至るまで麻薬を打ちつづけるか、くるってたとえばどこかと戦争でもして死にかけるか、どこか体の一部を切り取るような大手術を結果的に余儀なくされるか、そういった結末になるのではないか、という点を危惧している。そしてそういうことまで考えてやっているという気配が全く首相に感じられないことについて、ワタクシは「頭が悪い」と言っている。

そこに持ってきて、今回の移民政策の大転換法案だ。もちろん、すでにある程度までは日本には「不法」移民が入っているし、それを労働力として使っている事実がある。ただあくまで不法であるがゆえに、国としては難民などの例を除いて面倒を見る必要もないし不法滞在である限り(場合によっては不法といえなくても)いざとなれば追い出すことができる。しかし今回のように堂々と法律として認め、そして細部は省令に委ねるということになれば、我々はそうして入ってきた移民に対し、きちんとした制度に基づく対応をしなければならない。果たしてそういう制度的な手当てについてそのメリットデメリットも含めて議論されたうえでの改正だろうか?というと、そうはとても思えない。トップダウンの発想だろうが、そのトップにおいてきちんと考え抜かれている形跡が全く見られない。そういう意味で「頭が悪い」と言っている。

今回の移民政策転換はいかにも「拙速」であり、明らかに選挙目的である点において下劣である。そしていうまでもなく、日本の物価上昇目標に逆行するアイデアである。労働者の賃金を一般的に下げて生活水準を相対的に落とし、デフレを長期化させる。もちろん、長期的にはそれによって競争がうまれ、適者生存により強い新たな「日本人」が生まれていく可能性もある。しかし、そのような道筋を考え抜いて行われている形跡が全く見られない。ワタクシ個人としては移民の受け入れは政策の選択肢としては十分あると思っているが、そういう将来的な道筋とか福祉、教育、医療、住環境など様々な受け入れ態勢という目先の問題をともにしっかりと議論したうえで、それでも必要だという認識にたって行うべきものであり、これまでそういった議論が全くないなかで、国民側にとってもこれまでになかったカルチャーに直面するわけであり、すでに一部地域で外国人排斥運動が出ているのだから、それでもやっていかなければならない、あるいはこれをやることで中長期的に日本はこのように変わっていくんだ、という青写真をしっかりと提示し議論したうえでやるべき話だろう。

そういうことが出来ないまま決めてしまう日本の首相はやはり「頭が悪い」というか「考える能力が低い」と言われても仕方ないのではないか?と思う。

とはいえ、時代を大きく変えるのは歴史的には多分みんな頭の悪い人だったのだろうとは思う。頭の悪い人とはある意味「行動する人」でもある。半端に頭のいい人に変革はできない。頭の悪い人が力を持った結果として歴史が動いて、そして今がある。まあそういうものかな、とも思う。ちょっと長生きしすぎたようだ。

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