英国はEU離脱を撤回へ?



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-86564887-bloom_st-bus_all

ていうか、そもそもEU離脱を国民が選択すること自体、我々にとっては強烈なサプライズていうか合理的に考えて相当ハードルの高いことは自明なうえ、あまり英国にもメリットのない事案でしたから、結論が離脱撤回となるのはある意味当然だろうと思います。後から言うなと言われそうですが、個人的にはどうせこうなるだろうと思っていました。それが大人の常識というやつだろうと思っています。

それにしても、ここまで持ってきたメイ首相の手腕は高く評価されていいと思います。もともと就任当時、首相はEU離脱にそれほど前向きではなかったと思います。国民投票をやらかしてしまった政権の後始末として登場し、その結果を一身にせおって、本当に粘り強く手順を踏んで、交渉を続けてきた。で、合意なき離脱か撤回しか選択肢がないというところまで詰めて、結果としては議会を悪者に仕立て上げることに成功したわけです。

ここにきてようやく国民が己の過ちを認めるようになってきて、その結果、ごめんなさい撤回します、というところまで来ています。

あとは、一度正式に離脱を申し入れたEUとの関係ですが、まあもともと「誰得?」の案件だったので、ここは何とかするでしょう。

まあ、落ち着くべきところに落ち着いただけだと思いますが、英国民で離脱に賛成された方は、外へ出るときは「いろんな方にご迷惑をおかけしました、すみませんでした」ぐらいのことを書いた札を首から下げて半年ぐらい生活してもらいたい。それぐらい主権者の阿呆な決断は世間に迷惑をかけるということを世界中に知らしめてもらいたいと思います。そういえばどこかのアジアの島国でもかつて民主主義の名のもとに政権を交代させてひどい目にあったりその反動でよくわからない頭の悪い首相に長期政権をゆだねてしまったり、しています。(検閲 内務省)。
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 9

驚いた
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

欧州駐在(3回目)
2019年03月24日 22:08
欧州駐在(3回目)です。大変ご無沙汰致しております。昨日たまたま、バッキンガム宮殿前でBrixit反対派の大集会に出くわしました。EU旗をマントの様に背中に掛けて大人数が流れる様にデモ行進していました。「メイ首相役者説」は私も考えており、文字になっているのを初めて見たので思わず反応させて頂きました。先週「バーコウ下院議長」という第二の役者が登場し、「同じ内容の決議は採決させない」とメイ首相の行く手を阻んでいます。1600年台に定めたルールが根拠で、EUはこれ以上修正に応じないので、議決案は先日と同内容となり採決ができないとメイ首相は「詰み」ます。私は何か理由をつけて三度目の採決⇒否決を予想しています。その後メイ首相が退陣を発表、再度の国民投票かBrixitを争点とする総選挙実施の流れとなると見ています。4月12日のHard Brixit期限は、第三の役者トゥスクEU大統領が登場して「結果が出るまで待ってやろう」という裁きを行い、再度英国民が意思表示する機会を与えるというのが私のシナリオです。EU側にの交渉当事者である、ベルニエさんとか黄帝液さんは英国に対して良くて中立ですが、トゥスク大統領は口が悪いのですが、Poland人なので歴史的に親英(のはず)です。
次の国民投票では、英国にはそもそも1973年のEC加入が間違えだったという老人も多く、親EUが多い若い世代とな世代的な対立もあり、せいぜい55/45程度で残留でしょう。私は、家人が4月13日に英国から航空便で出国する予定があり、12日にHard Brixitされると多分13日は空港閉鎖となり困った困ったというこで情勢分析している者です。メイ首相が自分が権力の座に留まる為に国益を交渉材料に使う「おしゃれ番長」だったり、下院議長が単なる教条主義の偏屈者だったり、EU大統領が放言癖のおじさんではないことを切に祈ります。
2019年03月29日 10:44
欧州駐在(3回目)さん、お久しぶりです。気合の入ったコメントありがとうございます。
要するに12日までに合意案が可決されなければ、英国がEU選挙に参加する形で離脱問題が長期化⇒どこかでびしっと再度国民投票によるBREXIT否定、という流れになるのではないか、という感じで見ています。合意案可決なら辞任というのは、なんていうか、逆にメイ首相が将棋でいう「詰めろ」をかけているかのような印象で、いよいよ強硬離脱派の行動がクローズアップされて進退窮まる、という感じでしょうか?
おっしゃる通りトゥスクEU大統領は明らかに長期延期(およびなし崩し的撤回)に支持を表明していると思いますし、少なくとももう一度チャンスをやろうとしているのでしょうね。
欧州駐在(3回目)
2019年03月30日 01:55
家庭内では、4月13日に税関が閉まるなら12日中に出国手続きをしてターミナルで一泊してはどうか?とか、いやクルーが出国手続きできないから飛行機は飛ばないのではないか?など喧喧囂囂の議論が続いています。
先程、3度目の採決が否決されました。メイ首相は辞任せず(これも物凄いことだと思いますが、辞任した場合の暫定首相は決定済)。今後の進め方は議会が主導権を握ることが議決されており、27日7種類の議案がいずれも過半数に至りませんでしたが、その中で一番過半数に近いのが再度の国民投票案で、たった3票しか賛成票が集まらなかったのがNo Deal案(合意なき離脱)。世の中は徐々に再度の国民投票のムードとなっています。「私の案でBrexitか、No Brexitか?」と保守党の離脱強硬派に決断を迫りボリス・ジョンソン前外相(元ロンドン市長)まで説き伏せたメイ手法は本当に大した役者だと思います。
2019年04月01日 14:11
そもそもなんの心構えもなく国民投票して大慌てしたという茶番に過ぎないわけですが、そもそも投票権者には対して考える力もないから国の大事なことの決定をゆだねられない、という民主主義の理念を根底から覆す事例を、民主主義発祥の地で見せてくれたということは、これは今後の世の中が大きく変わっていく前触れであろうと思っています。民主主義の何らかの制約を指向する動きとか、それ以外の権力に対する憧憬のようなものが生まれてくると、それはそれで警戒していくべきだろうと思います。

今回の問題は、単なる英国のEU離脱問題にとどまらない、重大な論点を内包しているように思えます。いずれ別のエントリーで上げたいと思います。
通りすがりの一市民
2019年04月04日 07:43
興味深いご意見を毎回楽しませていただいております。
さて、今回の件ですが完全に英国議会の問題と思っています。

国民主権の原理原則を掲げつつ,国民から独立して,意思を形成する代表者として,議会及び議員がいるのであれば
再び国民投票をしようとする議会は何なのか。
当初の国民投票は国民を侮辱するために行われたのか?
(なぜ、EUを出たいと国民が思ったかに思いを馳せ、
その手当を持って再投票ならまだマシですが)

単なる政争で、だれの手腕がなどという話ではないと考えています。
英国とはそんな国だったのかと、残念にみております。
2019年04月09日 08:58
通りすがりの一市民さん、ありがとうございます。
EU離脱の世論形成のためにかなりのデマゴギーが暗躍したとの話もあります。結局根っこは英国のエスタブリッシュメントなどに根強く残る排外的な雰囲気が増幅されてしまった結果であり、すでに、世論調査でも国民はかなり撤回にシフトしてきていると思いますので、結局のところ、民意とはやはり慎重に判断すべきものである、ということに他ならないのではないかと思います。

この記事へのトラックバック