冷静さの必要な時代

我々は一体なにを知っているのだろうか?きちんと勉強や研究をする人はあらゆる可能なソースに当たり、自分なりの仮説を持ちそれを様々なエビデンスによって検証するだろう。そして、まじめにやればやるほど、明言するかどうかは別にして「自分の知る限りにおいては」という留保付きで意見を持ちそれを表明するだろう。

しかし今は自分も含めて多くの人は、限られた情報源(大手メディア)と簡単にマニピュレートされやすい情報源(ネットのニュース、ツイッターなど)を頼りにして色々な情報を得る。そして昔に比べてそれが一見多様化し複線化していると考え、自らの思い込みで間違ったことも真実だと思いやすい。もちろん昔よりは情報量が多い分ましかもしれないが、その情報量の多さが、かえってもっともらしさを高めやすくなり、やり方次第では情報の受け手を間違った方向に導くことが容易になっているように思う。

そういった情報操作の可能性とは違う次元でも、我々は感情の生き物であり、一定のニュースに対して過剰反応しやすいし、過激な意見がネットを通じて群集心理化しやすい。そういう時代にいる。

京都アニメーションの放火事件は本当に痛ましい。現状でも34人もの方々がなくなっており、その会社そのものの持つ価値の喪失も含め、非常に大きな損失であり惨劇である。もちろん、このようなことを起こした犯人に対しては憎んでも憎みきれない気持ちを持つ。
おそらくニュースなどの報道を見る限りにおいて、犯人として扱われている人物はやはり相当「おかしな」人間で、場合によっては精神的疾患が疑われるだろう。日本の場合、心神喪失は刑の減免が受けられ、心神耗弱でも刑の減軽が行われることがある。それは変だろうという意見も当然ある。個人的には、ここで何度も書いている通り、精神的疾患を持つ場合は社会的な危険をある程度念頭に置いて、それらのものに対する刑の減免はなくすべきだと思っている。しかしそれはいわゆる「立法論」であり、今の法律はそうでない。ツイッターなどでは、今回の犯人のような奴に対して、仮に今回の実行犯が裁判になったとして、必要的弁護と思われる事案で、その弁護人が心神耗弱や心神喪失の抗弁を用いて弁護することは許さないみたいな意見まで見られたが、そういう風潮が今の世の中にあることは極めて憂慮すべきであろう。

我々は一体何を知っているのだろうか?何を持って自分の考えにほかの人も従うべきだと言い切れるのだろうか?放火犯が多分自分の事実認識や考えの正しさにこだわって犯罪を犯したのと同じ間違いを犯していないだろうか?

今の法律では、少なくとも弁護人がどんな被告人であっても、国家が力づくで処罰してしまう可能性を極力排除するために、あらゆる手段を使って防御することが期待されているのであって、それすら認めないというのは明らかに国民が決めた法律の無視だし、国家に強引にそのような手段を許容するという意味でいずれは自分の自由が制限されるという事態として跳ね返ることを許容していることに他ならないのだ。

ある主体がやったことが事実として共有されていれば、そのことを非難する、などは当然のことである。しかし、そのこととその主体が、いくら悪いことをしたとしても、当然持つべき権利を何の根拠もなく否定するというのは全く異なる次元の話である。だから、今回の放火事件について、それを実行した犯人は憎んでも憎みきれないし、当然死刑になるべきだと思っている。それと、裁判において被告人としてやその弁護人として持っている権利あるいはやるべき仕事というものまで否定することは全く持って次元が違うし、それは間違っていると言いたい。


最初に書いたように、今は我々は情報によって操作されやすくなっていると思う。自分自身がそういう状態に置かれていることをもっときちんと認識しておく必要がある。最近気になるのは日韓関係である。今自分が得ている情報を基に考えると、韓国のいい分はむちゃくちゃだし、まさに失礼極まりないと考えている。しかし、なぜここまで韓国が突っ張ってくるのかというのはちょっと疑問がわいてきている。昨日は日本の外務大臣が韓国の大使との会話で、通訳を遮って激怒した姿が報道されていたが、韓国側の行動もそうであるが、これも何かのパフォーマンスかな?とか一旦立ち止まって考えてもいいだろう。筋肉反射的に、外務大臣の行動に対して称賛するのはいいとして、その報道がもしかしたら違った意図を持つ誰かに因って行われていう可能性や今後そういうことが行われやすいこと、その結果として社会がどう変化しその結果自分を取り巻く生活がどのように変わっていく可能性があるのか、冷静に考えていく必要があるだろう。

米国、ロシア、韓国、北朝鮮、英国など今後ちょっとアレな指導者が増えてくる中で、日本もそのアレな国家や国民の仲間入りするのかどうか、自分自身が今後試されていることをひしひしと感じる。

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この記事へのコメント

ひこぼし
2019年08月03日 05:59
後段について言えば
ほとんどの国民が日本の近代史を学んでいない事
(大人になって気が付いたのですが、ワザと存在すら証明されていない古い年代から日本史とやらを教え始めて明治くらいで時間切れにする・・etc・・)と
歴史修正主義と言われているアベ政権の演出が大きな要因じゃないかと私は思っています。

日本国内で生活している日本国民が条約など存在すら知らなかったと予想され、記者クラブメディアの解説垂れ流しで
(ハングル語の翻訳だって信用出来たもんじゃー無いのに)

ブロク主様の抱いたような反韓感情を友人も持ち始めていました。

そもそも、件の日韓条約が何ゆえ締結されたのかの経緯
条約の内容、その後の韓国内の経緯。
さらにその後の日本国内の経緯、
さらに当時の韓国の政権が誰でどんな人だったのか?
そして現・韓国大統領がどういう経緯でetc・・

少し細かく知っていれば、人にもよりますが
易々とは「反韓」感情は抱かないと思われる事象ではないかと思います。

今回の貿易制限政策発動と発表のタイミングとしては
誰が見たって選挙対策ですし、河野ナンチャラのパフォーマンスもスピンの為のショーも外務&政治部の各記者クラブが官邸から指令を受けた上の仕業です。
(通常あんな場面は真実だとしても規制されて流させない)
大手メディアや出演するコメンテーターと呼ばれている輩は
「中・韓・露が国内で都合が悪くなると外国との問題を持ち出して云々」とナショナリズムに訴えて国外に国民の批判を逸らすと批判してますがまさにソレです。

国民が「年金と消費税」や「低賃金や子育て」など日々の生活にとても関心があるにも関わらず
安全保障と言えば現政権が手中ですし
憲法改正を何が何でも選挙の争点の一つにしたいので、
非常に好都合。
どうにかして緊張を高めないといけなかったからです。

これからは
上記に書いた内容や経緯やその後の日本の判決を
詳細に調べられると
「アベ達のウソ」がマタマタばれてしまうので
新たな事件がマスコミを賑わす予定です。

余りに執拗にバカの一つ覚えのごとくやり続けているので
ブログ主様のように、なんか変だな~と思い始める人が増えてくるのではないかと・・・

ちなみに
ホワイト国から除外されると事実上信用状が出せない
これが本命か?
モノとカネを止めてしまえばと悪巧み。

必ずブーメランが自身を襲うことになると予想します。

やはり拉致被害者を本気で取り戻す気は無いことが
またもや証明された形か・・

(こんなことを書くと荒れるかな?? もしも荒れたらサクッと削除して下さい。
あっ私は在日でもないし外国人でも無い。
ちなみに祖父、父は陸軍で叔父は海軍でしたワ
でもアレか、陸軍でもアレか・・まっいーか・・笑)
長文、失礼しました。
消極的自民党支持者
2019年08月07日 23:26
最近は政治をフォロー出来てないですが、安倍政権が歴史修正主義とは全く思わないです。安倍政権の全てが白いわけではないかもしれませんが、過去の行いが黒よりのグレーな韓国に比べれば純白に見えます。
2019年09月07日 11:43
感情論にうまく巻込めれたら思うツボ、商業メディアウハウハの構図
安上がりに支配できる仕組みでしょう。
支配される側のダメージがあまりないのもポイント。