東京大学がソーシャルボンド発行

東京大学の発行したソーシャルボンドについて学長がコメントを出しています。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/public-info/for_investors.html
なるほど、これまでは「プロジェクトファイナンス型」の債券発行(プロジェクトの収益をもとに償還)するルールだったのが「コーポレートファイナンス型」ができるような法改正が行われたことに基づく発行だったのですね。

もともと東京大学あるいは大学全般というのは長期的な社会的メリットを生み出す存在だと思っていたので、わざわざソーシャルボンドという位置づけをする意味が良くわからなかったのですが、これまでの法制がそれを妨げるものだったということですね。でも、やっぱり「真に自立する経営体をめざす」というほうが目的としてはまっとう(だいたい40年とか正直言ってバイアンドホールドできるのは一定のALM主体しかない)だとおもうので、これまでの法規制がおかしくてようやく自立できるようになったからと言ってそれをソーシャルボンドと言えるのかどうかということなんで、もともとこれまでもIBRDなどの国際機関のソーシャルボンドとか本当に意味わからないということは散々書いてきたのですが、これまでできなかったことができるようになったという点では新規性はあるんですが、やっぱりそれをなぜソーシャルボンドという枠組みに入れる必要があるのか、まだ十分に理解できていません。

さらにいえば、こうしたものに対する「投資表明」という行為は一体どういう意味を持つのか良くわかりません。ワシらは意識高いんだぞーって言いたいのかな、でもそれ以上のどういう意味があるのかな、とか。もちろんそれぞれの主体には何らかの目標みたいなものがあって、こうすることに意味があるのかもしれないですが、外部の人から見たら、ふーん、それで?という感想しかないです。

あ、念のために申し添えると、この債券自体をけなしているわけではないです。一般担保付と言う立派な仕組みも備えてますし・・・。ワタクシが担当でも買うかもしれませんね。

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