厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS ハンガリーのキャリートレード?

<<   作成日時 : 2006/11/24 00:04   >>

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しばらく記事をアップしなかったのは、ちょっとヨーロッパに旅立ってしまったからでした。
今回はちょっとまとまった休みが取れたので、ウィーンとブダペスト観光に行った。別にオーストリア・ハンガリー二重帝国にそれほど興味があったわけではないけれど(あ、一応世界史はちゃんと履修してますから)、行って見たらそれなりに有意義な旅になった。

この二カ国は以前どこかで「円キャリートレード」が行われているという記事を読んで、「ほんまかいな」という疑問があった。それも実は確かめてみたいことだった。ウィーンは休日だったので何もできなかったが、ブダペストでは市中の銀行に突撃インタビューを試み、二重通貨ローンの存在を確認したが、円建てまでは確認できなかった。
MKB Bankという銀行でプライベートバンキングの担当者から直接聞いたのだが、この国ではまだ「円建て」というのは聞いたことがないという。念のため別の銀行でも聞いたが同じ答えだった。しかし、ちゃんとユーロ建てやスイスフラン建てというのは顧客用資料として存在している。ちなみに5年物使途自由ローンだとハンガリーフォリント建てだと13.75%だがユーロだと6.30%である。スイスフラン建てはあまり長期のものはやってないようで、資料も1年変動ものまでしかなかった。1年変動物だとフォリント建てが14.25%、ユーロ建てが6.15%、スイスフランが4.4%といった具合。まあこれだけ差があれば、見も知らぬ円まで行くこともない。感覚的には投資家としての日本人がいきなりフォリント建て債券をやるかどうか、と考えればわかると思う。

まあ全部調べたわけではないので、断言は避けるが、少なくとも円キャリーの一部としての海外円建てローンの実態は多少誇張されている可能性はあるだろう。

それにしても、すでに経済圏としてはほとんどユーロ化しているハンガリー。物価もぜんぜん安いと思わなかった。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大変貴重な偵察情報、有難う御座います。やはり実態はあまり過大視しないほうがいいのかもしれません。ところで、スイスフランが4%台なら円金利は3%台になるんでしょうか。邦銀欧州支店が宣伝打ったら人気化するのではないか、と思ったりしました。海外戦略を強化するみずほグループとかやったらどうかなと妄想。
本石町日記
2006/11/24 14:04
本石町さんコメントありがとうございます。たしかに、相対的なレベル感としては、日本国内よりも多少高くても借りる人がいてもおかしくないかもしれませんので超過収益が見込まれるかもしれませんが、やはり、まだ欧州内の名の通った通貨で取り組むほうが受けがいいのだと思います。
なお、余談ですが、ブダペストの市内では相当多くの両替屋が商売していて、これがまた競争が激しいらしく、かなり狭いビッドオファーで円対フォリントの両替をダイレクトにやってくれます。これをみたら円も意外に認知されているかもしれないとも思いますけれど。
厭債外債
2006/11/24 19:04

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