厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 世界の不均衡に早急な解決策はない

<<   作成日時 : 2007/01/22 12:23   >>

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IMFラト専務理事の発言がロイターで伝えられました。
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-01-22T120327Z_01_TK5130580_RTRIDST_0_JAAESJEA785.XML&rpc=165

[東京 22日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は22日、日銀が将来的に金利を引き上げる際には、インフレ圧力が見られないことや、消費の弱さを考慮すべきだとの考えを示した。
 同専務理事は、日本経済は拡大が持続する見込みで、デフレ圧力は過去のものとなったとしながらも、インフレ圧力がないことを考えれば、日銀は利上げに慎重に対処すべきだ、と指摘した。
 同専務理事は、記者団に対し「今年は景気拡大が続くだろうが、個人消費のモメンタムはまだ高まっていない。その点からすれば、現時点で日本経済にインフレ圧力は見られない」と語った。
 そのうえで「金融政策を正常化する上では、個人消費の勢いを高める必要性と、インフレ圧力の乏しさを考慮しなければならない」と指摘した。
 また、投資家はキャリートレードについて永遠に続くと考えるべきではない、と述べた。
 人民元については、一段の柔軟化は中国の利益にかなう、との考えをあらためて示した。

© Reuters 2007. All Rights Reserved



先週には尾身財務大臣の「現在の為替はファンダメンタルズを反映している」発言があり、要するに次のG7では為替問題は大きなテーマになりづらいということだろうと思います。

しかしながら、一方でアジア諸国からは不穏な動きも見られます。中国が不動産の売却益に対する課税を強化(ウォールストリートジャーナル18日付)、一方で人民銀行が4600億元相当(って7兆円以上・・・?)の手形オペによる資金吸収を行ったとのニュースもありました。タイや韓国からは、それぞれの国内の特殊事情もあるようですが自国通貨高への怨嗟の声も聞こえ始めました。野村證券が26日に設定予定の中国A株ファンドは300億即日完売だそうで、昨年70-100%のパフォーマンスを示したことが「警戒感」ではなく「買い安心感」につながっているところが恐ろしいです。

コモでティーでも不穏なマーケットになってます。一般的には原油市場は50ドルで底打ちという意見が大半ですが、根拠は100ドル説と同じくらい希薄です。銅のマーケットはそれこそ「触れなば落ちん」風情でなんともなまめかしい。

まあ考えすぎだと思いますが、日銀の利上げ回避、上記為替アンタッチャブル発言もそういうリスクを前提にしているということなのかもしれません・・・って、そうですか、やっぱり考えすぎですか・・・すみません。

その一方では、やはり今回の円安は「日本売り」というか日本人自身が資産を外国にシフトしているという面が強いわけです。要するに将来の展望が開けない国から逃げ出している、と。外債外株ファンドを買っている本人はそういう意識はないのでしょうが、結果としては将来の日本のお金がどんどんなくなっていってます。その証拠に、日本の国債のイールドカーブが超長期だけ妙に立ってますね・・・これも考えすぎですか、そうですか。失礼しました。

追記 IMFのラト氏は別のところでFRBやECBの利上げの「必要性」についても言及しており要するにIMFとしては当面日本と欧米の金利差拡大を望んでいる、ということになります。もしそれが本当なら、彼が円キャリートレードにいくら否定的なコメントをしているとはいえ、結果的には巻き戻しはまだ先になるのだろうと思います。IMFが「米国の手先」であることを考えると興味深い結果で、自動車業界からの為替問題アピールを無視したこととあわせ、もはや米政権にとって「円安」は問題ではなくむしろ資金供給を支えてくれる歓迎すべき事象と見られている可能性があります。

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