厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 中国の金融引き締め

<<   作成日時 : 2007/07/06 11:40   >>

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中国の外貨準備投資会社がブラックストーンをはじめとして2000億ドル規模での積極投資を始めるのはすでに色々報じられているとおりであるが、この2000億ドルは外貨準備を管理する「国家外貨管理局」から政府が買う形をとる。こうして買った2000億ドルを政府は外貨準備投資会社への出資金とするわけである。
注意したいのは、政府はこの2000億ドルを買うための資金調達の目的で、国内市場で1.55兆元の特別国債を発行する予定であることだ。
これまではドル買い元売りの為替介入のさい不胎化を行わずに元を市場に放置していたため巨額の外貨準備とともに元の過剰流動性がここまでつみあがったわけで、今回の施策は見方を変えれば時間差での不胎化を実行しようとしているともいえるが、これだけの巨額の引き締めがさりげなく(もないか)行われようとしていることに注意したい。なにせ円換算で(1元=10円として)15兆円以上の流動性が市場から消えるのだ。
報道によると今後1−2ヶ月ぐらいの間に新会社が設立されて実行に移されるということだが、実は中国政府の外貨準備投資会社への出資は4000億ドルに倍増される可能性があり、中国国内の引き締め効果もさることながら、外貨準備の通貨構成の緩やかなシフトとあわせ米国債への影響がやはり気になるところである。

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コメント(2件)

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外貨構成は確かに気になりますね。ドル比重が小さくなると、為替・トレジャリーへの影響が懸念されます。まあ、大胆な比重変化は影響大(というか米ドル・米債のクラッシュ?)ですので、あまり動かさないとは思いますが。
本石町日記
2007/07/06 21:52
本石町さん、コメントありがとうございます。中国だけではなくほかの国でも米国イジメともいえるシフトが徐々に始まっていると思われます。ご高承のとおりロシアなどは結構露骨にいろいろやってますし。政治的にもつよい意味がありそうな気がします。
厭債害債
2007/07/07 20:58

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