厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS お金を儲けるということ

<<   作成日時 : 2008/06/25 19:43   >>

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これから書くことは、あくまでアバウトな話(突っ込んだ分析をしていない)なので、決して鵜呑みにしないであくまで感想として理解していただきたいのだが・・・

地上げに絡んで暴力団関係者との付き合いが問題になった会社が昨日民事再生法の適用を申請し倒産した。
ある証券会社から、早速「この会社の債券おもちなら買い取りまっせ」というご連絡をいただいたのだが・・・(ちなみに、持ってない。「残念」ながら・・・)。額面100に対して20とか30とかそういう値段だったかな?bidは。

ちょっと興味を引いたのでざっと3月末のBS調べてみたら、ココ精算しても結構債権者には支払われそうな感じ。確かに本業も苦しくはなっていただろうが、今回の直接の引き金は法令遵守態勢の不備(反社会的勢力とのつきあい)で取引関係者がいっせいに引いた事による典型的な資金繰り倒産と見られる。現預金が昨年300億以上あったのが今年はわずか10数億に減っており、負債の残高も大幅に減っているのは、文字通り借り換えが出来ず現金を使って債務を返し続けたからに他ならないだろう。いまや、こういうところに融資を出すだけでいろいろ言われかねない金融機関としては対応としてやむをえない。

まあ注記まで細かく見ていないのであくまで直感的なのだが、いまある不動産在庫やそれに係った経費(流動資産のところにある)を投売りを考慮して50〜60%に見積もり、土地建物を7掛けで見積もって、一応投資は時価評価として100%ぐらいに見積もると、なんだか資産処分すると負債が全部返せそうな感じだ。そもそも、会社側としては剰余金処分案で配当をだすことにしていた(デフォルトにより撤回されたが)。あくまで黒字経営でありつぶれる予定はなかった、ということである。会社側も「債務超過ではない」といっているし。会計事務所がやみ勢力との取引を理由に資金調達が困難となっていることを挙げて決算書に「継続企業の前提に疑義あり」として意見表明をしないとした時点で命運は決したのだが、資産査定等について特に問題があるとはコメントしていない。

そういえば、上位株主にはやたら外資系投資銀行系のネームがめだつ。
倒産させて債務を返して株主にも十分おつりが来るレベルだということか?

再生手続きや清算手続きなどにかかる時間にもよるが、少なくとも債券は20%で買ったら・・・。だからこそ、倒産の翌日にこういう引き合いが来るのだろう。まあありふれたディストレスト投資といえばそれまでだし、過去の平均回収率が20%台ってのもなんとなくわかるんだけれど、なにせ日本ではあまりデフォルト事例がないからねぇ。今回の事件では社会的正義とかという議論があり通常の投資家はなかなか手が出ないだろう。そこを買いに行くということができるかどうか、お金を儲けるということの実態はこういうものかもしれない。

(ただの雑感です。何の根拠もない雑文です。どうかスルーしてください。)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
日系投資家はマスコミのバッシングリスクがありますからね。それはそれとして切り離し、純粋な投資判断で動けない状況こそが、この国の金融の限界であろうと思います。残念ながら。
本石町日記
2008/06/26 00:59
理屈では儲かるが、それには手を出さないという判断が、商売を永続的にする秘訣だということを今件や最近のニュースで感じています。
これは、目先の利益と、将来の利益のどちらを取るのかという選択問題を孕んでいます。
(そこそこ)お金を儲けるというのは、道義的社会的な責任(承認)が必要であって、単なる目先や計算上の金儲けではないと。

ズルして儲けても、結局は破綻というのが、最近のお決まりコースとなっています。
その国の社会的なレベルがそうさせるということで、日本のレベルもそこなりつつあるのだろうと、逆にわたしは思いました。
隠れファンです。
2008/06/26 04:37
で今回は特殊事情がありますが、思うのですが信用失墜をねらって、資産価値以上に株価下落、買収というパターンのような気がしますが、でこの場合必ず報道が動くわけで。
これは割安銘柄を意図的に作るわけですよね。日本の主要銀行がそういえば、同じ目にあいましたよ。この時はk氏と一緒に監督官庁が調子に乗りやがって。で買収された銀行は、ちゃんと経営再建できてるかって、事後検証しましょう。まー残ったメガも中身は腐ってますが。

黒字倒産
2008/06/30 00:04
本石町日記さんどうもです。本件の場合は当該会社に対するバッシングは資金繰り倒産という形で実行されてしまっているので、問題は投資する側へのメディアのバッシングということになりますが、むしろ火事場泥棒的な行動への批判をおそれるということになるのでしょうか?いずれにしても評判リスクは企業にとっても大きな問題なので、行動する側はもちろん、報道する側にも慎重に対応してもらいたいものだと思っております。
厭債害債
2008/06/30 00:19
隠れファンです。さんどうもです。投資の基本はミスプライシングを見つけてその裁定利益を取りにいくことではないかと思います。これを火事場泥棒と非難するかどうかは難しいところですが、株取引というのは多かれ少なかれ他人の誤解を利用するところがあるので、これは許容されてもいいのでは、と思います。問題は、「問題企業」にかかわること自体なのですが、先のコメントでも申し上げたように、問題企業自体の社会的制裁は一応終わっていると考えるべきかな、とも思うのですが。いずれにしても評判リスクは自分らでコントロールするのが難しいので、経営判断として手を出さないというのが多くの投資家の立場でしょうか。
厭債害債
2008/06/30 00:24
黒字倒産さん、どうもです。昔はそのような事例も見受けられましたね。一定の条件がそろえば今でも可能でしょう。
厭債害債
2008/06/30 00:25

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