厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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<<   作成日時 : 2009/10/29 12:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 10 / トラックバック 1 / コメント 4

最近金融の話題にかなり乏しい、というかなんとなく全体的に金融機関に無気力感が蔓延しているのでワタクシもその影響をもろに受けていて、マーケットを見ていてもなんとなく乗らないのですね。それよりも政治のほうが100倍面白いし。

先日ある著名ジャーナリストのお話を拝聴する機会があり、なるほど、と思ったのは、「自民党は民主党に突っ込みどころが多いのでまたいつでも政権党になれると思って慢心しているのではないか?」という指摘です。確かに米軍基地問題では閣内不一致といわれても仕方ない状況だし、一部の大臣はほとんど無能力化されている。国債増発しないと言っていたのに、予算編成やらせてみたらどうも計算ができてなかった(というか計算の基礎についてまったく無知だった)ようだし、全体としてみればK金融担当大臣が不思議に有能に見えてくるのですから・・・。それで、あちこち突っ込めるから次の参議院では単独過半数を阻止できると思っているかもしれません。

しかし、世論調査を見る限りまだ国民の期待は民主党の側に残っています。人々は長期にわたって存続した自民党政治を変更するという大きな決断をしたのです。この状況では行動ファイナンス的には当面「認知的不協和」が起こりやすいと思います。認知的不協和とは単純に言えば人々が自分の間違いになんとなく気づいた居心地の悪い心理状況であり、それにもかかわらず人は間違いを認めたがらないため、正当化の理由を見つけようとする事などによってその不協和の状況を解消しようとしてしまう傾向があるという事です。たとえば、ある株を買った直後に暴落した。そのとき(本当は短期的な利益を目指していたのに)「これは長期投資だから」と自分を納得させる、といったケースです。(そしてその結果損切りが遅れて損失が拡大する・・・)。たぶん、決断が大きければ大きいほど、その決断にこだわりを持つというのは直感的にも納得できるでしょう。
ワタクシは必ずしも民主党を選んだ事を間違いだといっているのではなく、いいたいのは仮に人々がその選択を後悔したとしても当面の間は「認知的不協和」を解消するために支持を続けようとするだろうという事です。ついこの間の選挙で自分が選択した結果が間違っていたなんて、こんなに早くは認めたくないだろうと思いますから。
だから、民主党への高い支持は原則的に長く続くだろうと思います。

原則的に、と書いたのは、やはりそれが不可能なくらいの問題点が表に出た場合どうなるかがよくわからないからです。だから、本来野党として政権奪回を目指すのであれば、漫然と多くの論点を攻撃していては、財政赤字の問題などのように反対にケツまくられるのが落ちです。(それにしても与野党のトップの国会論戦で財政赤字の大きさそのものより「それが誰のせいか」という泥仕合になるのを見ると本当に情けなくなりますが)。お話を伺ったジャーナリストの方は、自民党は1つの重要なテーマで徹底的に攻めるべきだとおっしゃってました。それが何かはあえて書きませんが、新聞を見る限りこの点谷垣さんはなんだか(弱みでもあるのでしょうか)攻撃がまったくなってないように思えます。この突っ込みの弱さがかえってなにかウラがありそうで不気味でもありますけれど。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
「認知的不協和」うむ、納得です。
自分の株の損切り経験に照らし合わせても、
よーく分かります(T_T)
しかし、株は自分が思い立った時にポジを解消できますが、
選挙はそんな都合よくないですからねえ・・・
39歳無職
2009/10/30 08:45
39歳無職さん、どうもです。そうですね、自分のコントロールのもとにあるかどうかは大きな違いかもしれません。
厭債害債
2009/11/05 05:56
認知的不協和なんて言い過ぎ。あなたは自民党復権がありうるのだと思っているのですか?
自民党に突っ込みどころ満載なんてどういう認識しているの? この国の体質をメチャクチャにしたのは自民党政治のナレの果てであることくらい、庶民は分かっているのですよ。
通りすがり
2009/11/11 19:14
通りすがりさん、コメントありがとうございます。本エントリーから自民党復権まで読み取られるという豊かな想像力にまずは敬意を払います(そんなことどこにも書いた覚えはないのですが)。おっしゃる通り、自民党政権に対しNOを突き付けたのが国民であることは自明のことです。だからこそ政権交代をさせたわけで、本文にもあるようにそのことをどうこう言っているのではありません。本文で指摘したのは、政権交代させたのち、仮に(最近見られるような)ごたごたが顕在化して、自民党なら当然「首相を変えろ」とか言われる事態であっても、しばらくの間は国民は「認知的不協和」の解消のため、そういうことを声高にいえないのではないか、という仮説です。
突っ込みどころ満載という認識については、それがないという認識の方が不思議でなりません。
厭債害債
2009/11/11 23:42

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