厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 英国首相は顔が命

<<   作成日時 : 2010/05/13 17:46   >>

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英国では総選挙の結果保守党が第一党に返り咲きましたが、単独過半数は取れなかったため、紆余曲折の結果第三党の自由民主党との連立を樹立して政権運営にあたることになりました。今朝ほどニュースで両党首の合同記者会見(天気がよかったので外でやったみたいですね)を見てましたが、やはり両名の若さは際立っています。保守党のキャメロン党首は1966年生まれの43歳、自由民主党のクレッグ党首も1967年1月生まれのやはり43歳ですから、ワタクシよりx歳も若いのですね・・・・

お二人ともまあバランスよくというかイギリスの典型的なエリート教育を受けたお坊ちゃまだそうです。キャメロン氏はイートンからオックスフォード、クレッグ氏もプライベートスクールからケンブリッジでした。ウィキペディアで経歴など見る限りは、クレッグ氏の方がちょっとやんちゃっぽい感じですが、今朝見た記者会見でも、やはり若さって言うんでしょうか、そういう感じのあふれた砕けた感じの会見に仕上がっていましたね。

ワタクシの周りの多少英国に関係のあった人々の意見で共通しているのは「イギリスの首相は顔がよくなければなれない」というものです。階級とかエリートとか言うものがまだ多少なりとも幅を利かせる社会では、こうした若い国家のトップが登場することは十分ありえる話で、そういえば労働党のトニー・ブレアさんなどは首相になってから子どもまで作っちゃってその「若さ」をより印象付けてくれましたけれど、若さも手伝って皆さん「ハンサム」に(相対的に)見えます。もちろん顔と言う点では割と最近の傾向かも知れず、ちょっと前はジョン・メージャーとか、チャーチルとか、最近ではブラウンとかまあアレな感じの例はいっぱいあるわけで、たぶんに飲み屋の与太話の域を出ないのですけれどね。かのサッチャーさんはどうかと言う点については女性ということもありコメントは控えますが、まあ女性と言うだけで一般的に点数は50%増しということではないかと思いますね。

日本の政治の感覚からすればキャメロン氏が議員2期(今度で3期目)の首相というのは経験としてなかなか想像しがたい(日本の場合解散も多いしね)し、クレッグ氏にいたっては英国下院としては2005年にはじめて選ばれたばかり。もちろんその前に欧州議会議員などの要職を務めていたとはいえ、日本の連立党首と比べるとまだまだ経験が少ない感じですけれど、それでも英国では「エリート」は何でもできると言う感覚がまだ残っているのでしょうか。しかしながら、これらの若いリーダーが今後直面しなければならない課題は大きいといわれます。
両党は財政再建の点では割と意見が近く、まあ現状おかれている問題認識すなわち市場が「Hung Parliament」による意思決定不在を恐れている、という点からは結びつきやすかったと言えるのですが、一方で防衛問題などでは大きく意見が異なると言われています。聞いた話ですと、保守党のマニフェストには老朽化した今のトライデント型核ミサイルを新型に更新して核抑止力を充実させることが挙げられているようですが、自由民主党はこれに反対しているようです。市場からみてちょっとややこしいなぁと思うのは、ユーロへの対応の仕方の違いです。保守党はユーロなど知らん、という立場なのに対し自由民主党は「参加」すべきだと言っています。EUそのものとのかかわりも保守党と自由民主党との間には英国の主権をどこまで維持するのかと言う点で大きな隔たりがあると言われます。そもそも比較的近いと言われる財政問題への取り組みでも、保守党が2010年から待ったなしの聖域なき歳出削減を主張しているのに対し自由民主党は削減は2011年からでええやんとか当面は景気刺激も大事だよね、とかやや腰が引けているといった感じです。
また、選挙制度についても根本的なところで意見の相違があります。

日本の民主党とその連立パートナーほどはひどくないにしても、この辺の調整がうまくできなければ、日本と同じような迷走をしてしまう危険があります。市場が恐れているのはまさにそのせいで肝心な財政再建ができない場合、高収益のヘッジファンドや銀行家に対して厳しい態度をとろうとしている英国からそうした産業が逃げ出したあとの成長不足、そして税収不足にどうやって対応していくのかということです。記者会見でお二人がとっても砕けた感じで仲のよさを演出していたのはまさにこうした懸念が人々の間にあることを十分意識したパフォーマンスでしょうね。

それでもまだ若くてハンサムだからとりあえずは人々の期待とか希望を盛り上げることができるんでしょうかね。政治も金融市場もある意味信頼と信用とそしてイメージで成り立ってますから、「顔」って結構大事だなあと思います。顔でカバーできない場合は信用をなくすような振る舞いを極力控えるのが吉ですよね。いや誰のこととは言ってませんが・・・
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