厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS 人民元ドルペッグ一旦終了?

<<   作成日時 : 2010/06/20 07:34   >>

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http://www.pbc.gov.cn/english/detail.asp?col=6400&id=1488

(仮訳)
人民元為替レート制度の更なる改革を行い人民元為替レートの柔軟性を高める件

最近の内外における経済状況と金融市場の展開、そして中国の対外収支の状況にかんがみ、中国人民銀行は人民元為替レート制度の改革を進めそして人民元為替レートの柔軟性を高めていくことを決定した。

2005年7月21日から、中国は、通貨バスケットを参照しつつ市場の需要と供給に基づいた管理変動相場性を採用した。その時以来、人民元為替レート制度の改革は着実に進展しており、期待された結果をもたらしプラスの効果を発揮している。

今般の世界的な金融危機が最悪期を迎えていたとき、多くの主権国家通貨は対米ドルで程度の差はあれ下落した。人民元為替レートが安定していたことはこうした危機の影響を弱めるのに大いなる役割を果たし、アジアや世界の回復に多大なる貢献をし、かつ偉大なる中国が世界の不均衡是正に向けて行っている努力を描き出したのであった。

世界経済は徐々に回復しつつある。中国経済の回復並びに上昇は経済の安定度が増すにつれて一層強固なものとなっている。ここにおいて更に人民元為替レート制度の改革を進め人民元為替レートの柔軟性を高めることが望ましいと考える。

人民元為替レート制度の改革を更に進めていくに当たっては、今後とも通貨バスケットを参照しつつ市場の需要と供給を反映していくことに重点が置かれる。

中国の対外貿易は着実に一層の均衡に近付いている。GDPに対する経常黒字の割合は、2009年にかなりの減少を見せた後、2010年の初めからも減り続けている。対外収支が次第に均衡に近付く中、人民元為替レートが大幅に上昇すべき根拠は存在しない。中国人民銀行は市場に資源再配分機能という基本的役割を発揮させ、更なる均衡した対外収支を目指し、人民元為替レートを基本的には適合性がありかつ均衡的な水準に維持し、そしてマクロ経済的および金融的な安定を中国にもたらすであろう。
2010年6月19日0:00

(仮訳おわり)

公式見解通りだとすると、まあ危機が収束しつつあるのでこれまでのような頑固な危機対応モードの為替から多少ゆるめてやる、ってことですかね。チャイナウォッチャーからはこのところ「そろそろかも」みたいな声が聞こえ始めていたのですが、そろそろG20だしいつまでもアメリカに不義理も重ねてられないということでしょうか。昨年末のように一時的に貿易赤字とかの状況ならばともかく、最近のように大きく黒字を伸ばしている状況ではなかなかいいわけはしづらくなっていますね。

「対外収支が次第に均衡に近付く中、人民元為替レートが大幅に上昇すべき根拠は存在しない。」というくだりは前回の2005年の時のような一時的な切り上げを否定したものとみられますが、実際最近はユーロ安でむしろドルペッグしている人民元がお困りだという声も聞こえたりしており、案外本音なのかもしれません。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
「中国共産党はカ確固たる信念のもとに、市場経済の均衡に向けて努力し、人民に富をもたらすであろう。」
ってかっこいいですよ。日本の次期政権には、これくらいの信念と思い込みを持ってマスコミを黙らせ、日本人民を指導してほしいものです。
かる
2010/06/20 20:37
かるさんどうもです。最近どうも民主主義と経済発展との相性の問題がとみにクローズアップされますね。
厭債害債
2010/06/20 21:17
ありがとうございます。我々は経済政策論を市場か計画かでまずはその有意性を議論してましたが、政治という決定過程を外部経済という言葉で所与の用件としていました。しかしやはり経済政策の最適化論においては、政治の決定過程は大きな要因です。
最たるものは郵政民営化の議論なのですが。
かる
2010/06/21 23:46
かるさんどうもです。おっしゃる通り郵政民営化はまさに政治の決定がいかに大きいかという実例でしょうね
厭債害債
2010/06/28 01:08

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