厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

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zoom RSS ホワイトカラーエグゼンプション再説

<<   作成日時 : 2015/01/08 21:56   >>

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000002-asahi-ent

もともとホワイトカラーエグゼンプションは当たり前すぎる話ですが、収入で線を引くというのはまあわかりやすい話。但しあまり厳密にできるのか(会社の給与体系はそれなりに複雑だし、フリンジベネフィットとか考えなくていいのかとか(従業員の厚生に影響することですから)、年収だと賞与とかで変動するけど仕事は変動しないからある年エグゼンプトで翌年エグゼンプトでないみたいなことはありうるのかとかいろいろ考える必要はあるでしょうね。

実はずっと前にこのことでエントリーを上げたことがあります。
http://ensaigaisai.at.webry.info/200701/article_7.html

当時から議論があって、上記のエントリーを見る限り、どうも日本のホワイトカラーエグゼンプションは一定の年収以下のひとについては一切認めない(つまり必ず残業料を払う)みたいな議論になっていたのですが、今の案はどうなっているのかまた調べてみたいと思います。前のエントリーにも書いた通り、「絶対残業代を払うべき」とする年収は少なくとも400万とかもっと低いところであるべきというのが私の意見で、職種などによってはどっちでもいいという中間的なゾーンを認めるべきだと思っています。

記事を見て驚いたのは、いまだに「新制度は働きすぎを助長する」なんてたわけたことを言っている人がいることです。1000万円以上もらっていて「働きすぎ」もなにもあったものではありません。本当に心配しなければならないのは、低所得で生活のために無理やり過酷な長時間労働を強いられる人です。もっといえば、自分たちもそうですが、1000万円以上もらっているなら時間なんて初めから無視して働いているでしょう。朝は7時ごろ出社して帰宅は(さまざまな事情で)日付が変わることなんてざら。酒を飲むことだって場合によっては仕事の一部です。仮に早く帰ってもバカなお笑い番組を見る暇があれば仕事の本でも読んでいる人のほうが圧倒的に多いのだと思います。たぶんその結果が「高度な職業能力」につながるのではないでしょうか?

この記事を書かれた方やあるいはこういう「新制度は働きすぎを助長する」なんてことをまだ言っている人は、極端な外資系の姿に翻弄されているか、本当に高い目的意識で働いたことがない人なのではないかなぁ?
(ちょっと色合いは違うけれど、実際に組織で働いたことがない人が書いたのではと感じてしまうのがこういう論調
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4144?page=3

ハードワークって、本当は楽しいことです。本来労働は喜びであったはず。問題はそれが自分のやりたいことやかなえたい姿に重なり合わない場合「苦役」になりうるだけであり、その場合は給料が下がっても仕事を変えるとかいろいろ選択肢はあるでしょう。特に若い人の場合は。

「残業代ゼロ」といういい方もおそらくミスリードです。
年収1000万といえば普通の会社でいえば管理職に近い姿かと思います。管理職は多くの場合就業規則の適用がない(建前として経営側)のでもともと残業という概念もありません。一定のレベルに達した労働者の成果や報酬が「時間」ではない基準で測られるという極めて当然の話をしようとしているだけだと思います。そして今でもそれは事実として行われています。むしろ年収を基準にすれば、なんちゃって管理職や脱法的な残業料不払いを防ぐことができるのではないか、と思います。会社にとっても、一部の社員がだらだらと居残って残業代をせしめる事態に一定の歯止めをかける理由ができます。(もちろん残業(時間外労働)は上司の命令によってやるものですが、普通の事務系のオフィスでは、わりとその辺の管理が緩いのではないかと思います)。

記事が示す事実よりもこの「残業代ゼロ」とか「働きすぎの助長」といった言葉によってもたらされるバイアスの根の深さにちょっとびっくりした次第です。

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