トランプ政権、航空会社に新たな規制?

http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_R20C17A3000000/

携帯電話より大きな電子機器というとタブレットやパソコンは入りますね。あるいみ最近のコンピュータが入った家電機器はすべてダメ、ということでしょうね。
この記事を読んで、あくまで内容が正しければですが、ある意味トランプ大統領ってとってもSimpleな人なんだなぁと思った次第です。
1. 矛盾を苦にしない。
2. 平等とかバランスとか気にしない。
3. 自国の産業優先(保護主義)という点では一貫している。
(単にアホであると言っているように聞こえるかもしれませんがその通りです)

もちろん「世界中の航空会社」とは言っていないみたいで、多分ですがイスラム系の国などの航空会社が対象となるのでしょうが、どうやって域外の外国航空会社にだけ規制を強制できるのか(「米国法の域外適用」という古くて新しい問題)があります。もちろん、米国到着地で手荷物検査をして万が一電子機器の携帯を認めていない航空会社の乗客が持っていたらその航空会社を乗り入れ禁止にするという荒業もありますが。
それ以外に航空会社のアライアンスの問題(たとえば天候などで他社便に振り替える場合など、アライアンス内相互間では割と融通を効かせる仕組みだが、米国とそれ以外で航空会社を分けたらややこしいことがいっぱい起こりそう)とかどう折り合いをつけるのかという問題もあります。

そもそも、規制の根本にある「合理性」で大きな疑問が付きます。ご存じのように、国際線の飛行機に乗る際手荷物検査はありますが、どこの空港でも「米国の航空会社」とそれ以外という分け方でチェックはしていません。したがって「テロ防止」全般には無策です。経由地もありますし、平気で売店でタブレットとか売ってます。そもそもテロリストはアメリカの航空会社を狙う確率が高いので、本当に規制するならそっちの方でしょう。こんな意味のない規制がまともに通るとは思いませんが、これを通すようではアメリカも終わりかなと。

実務的にも米国の航空会社「だけ」規制するならまだ、その便だけゲートでその航空会社の係員が特別にチェックするというやり方もあるでしょうが、その逆は米国以外の世界中の航空会社が米国向け飛行機の世界中の出発地で特別に検査することを義務付けることになるわけで、そんなことできるわけない、というのが実感です。

おそらく狙いとして理解できるのは「米国優先」と「形を変えたイスラム国家からの移民の排除」。これが万が一施行され実行に移すことが出来たとしたら、ビジネスマンは米国の飛行機以外はあまり乗ろうとしないでしょうから、形の上では極めて大きな競争上のアドバンテージを得ることになるとも思えますが、かえって上で書いたようにテロリストがアメリカの飛行機を選んでくるケースも考えられるので、それこそアメリカの航空会社のレベルで一定の国民の搭乗拒否とかまで行っちゃうのかな?とか。どちらにしても理解に苦しむ内容ではありますね。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック